俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の11ページ目

ぼろぼろの扇広げて秋の蝶

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: ぼろぼろの翅広げたる秋の蝶

こんばんは。
いつもご批評下さり、ありがとうございます。

一度目の返礼では、私の勉強不足から「上の句」やら「結句」やら、専門用語で醜態を晒し。
二度目の返礼では、ご挨拶もせぬまま、淡々と感想を述べてしまった非礼を。
ようやく謝ることができました。誠に申し訳ございません。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

都心ではなかなか見かけなくなりましたね💦住む場所も追われて、数は減り…美しい「翅」は「ぼろぼろ」になってしまっても、必死に生きるその姿だけで美しい、命の〈儚さ〉〈美しさ〉を謳った句だと読みとりましたのですが、いかがでしょうか?

「ぼろぼろの」ときて「翅広げたる」と続くと座五の意外性がなくなり、勿体ないと感じました。そこで〈美しさ〉をより際立たせるため、また、「秋の蝶」が〈舞う〉ことをより連想し易くするため、「翅」を「扇」に例えてみました。

の、ですが…!

問題は「扇」(三夏)が季重なり、さらに季違いなんですよね。一応「秋の蝶」が主役なのは明らかで、「扇」は「翅」の暗喩なのでセーフだと思うのですが。どうなんでしょう💦

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 2

「杜鵑草大器で出迎へ無人駅」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 杜鵑草大器で出迎へ無人駅

おはようございます!

御句「峠越ゆ」に対しては、私の読力不足か重なり、句意を上手く掬いとれず、申し訳ございませんでした💦「峠越へ」の句でパッと情景が浮かび、あぁなるほど! と腑に落ちました。ありがとうございます!

拙句「白雪」の句にご批評くださり、ありがとうございました! 

俳句の世界で『暗喩は季語として機能しない』。初めて知りました。まだまだ学ぶことが一杯です。わくわくします!

手直し下さった句は「凍てつく手」の字面とは裏腹に、私の句意を優しく汲み取ろうとしてくださる温かさを感じます。と、いうか、手が冷たい人は、心は温かいってよく聞きますよね! 重ねて、御礼申し上げます。

恐縮ながら、御句「杜鵑草」の句に感想をのべさせていただきます。

難しい漢字にかわいい読み「ほととぎす」という季語を初めて知りました! 見た目も可愛らしくて控えめなお花ですね。

視覚的情景を優先するならば、悠様のご指摘はもっともです! 花瓶や甕の方が読み手は想像しやすいですからね。

で・す・が・!

誰に誉められるわけでもない、人知れず「無人駅」を掃除し、訪れる人に少しでも喜んでもらおうとする「老夫婦」の〈心の寛容さ〉と、滅多に降車してくれる人がいない「無人駅」でひたすらお客様を〈待ちわびて〉優しく咲き続ける「杜鵑草」の健気さが、「大器(待機)」という一語で見事重なり合うところが、この句の肝ではないでしょうか? 私はこのままでいいと思います。

「老夫婦」「杜鵑草」のみならず、彼らの気持ちを汲む詠み手の優しさまでも伝わってくる素敵な句だと思います。ほっこりしました。

実際にお掃除までして下さっているとは💦私も見習わなければ、いけませんね!

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「護送車の過ぎゆく街はしぐれけり」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 護送車の過ぎゆく街はしぐれけり

おはようございます!
休憩時間中です。
他の皆様にはあとで御礼に参ります💦

拙句「白雪」改(軍艦みたい💦)にご批評下さり、ありがとうございます!

よくぞ、突っ込んでいただきました!
私のこだわりは鳥越様がご指摘下さったように、「紅茶」と「雪」の寒暖差の対比の他に、上五中七座五のそれぞれに視覚的に「紅」「白」「銀」の色の対比を持ってきたかったということなんですね。「しろがね」と書いてしまうと「白銀」もしくは「白金」と脳内変換されてしまう可能性もありますから、美しくない💦

座五の切れ字「や」は全くもって、悠様の仰る通りです💦今の私の句力の限界でした💦折角の柔らかい雰囲気が、座五で強ばっています。鳥越様の添削句がお洒落だと思いました!

悠様のご指摘のお陰で、拙いながらも愛着のある句が出来ました! 本当に感謝しています!

今後ともご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

点数: 1

「軽ろき音の波の寄せたる末枯野」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 軽ろき音の波の寄せたる末枯野

こんにちは!
仕事上がりのおくらです。

拙句「白雪」〈あらため〉にご批評下さり、ありがとうございます!

気の強かった丼上家の一人娘が、鳥越家に嫁いだら別人のように穏やかな大和撫子に変じた感がありますね。

【温】  →  【寒】
紅茶飲む銀の匙にも白雪や

     ⏬

白雪や紅茶にまわる銀の匙
【寒】  →  【温】

ご指摘の通り、原句はやわらかなイメージがありながらも座五の「や」が、それをやや強ばらせています💦

添削句は「雪」および「砂糖」が降り落ちてからの時間的経過も自然に、かつ、温かなイメージを残して終わるので、原句よりもさらに〈やわらかさ〉が増した気がします。

小学校の先生を目指していたこともあってか、私の句はついつい、読み手に答えを分かりやすく提示してしまう傾向があると気づきました。
御句を参考に精進します。

面影を残しながらも成長した鳥越家の嫁は、大事に可愛がってあげてください。うちの娘をよろしくお願い申し上げます。(´;ω;`)

電池が切れそうです。

掲句にはあらためて、感想を述べさせていただきます!

点数: 1

「軽ろき音の波の寄せたる末枯野」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 軽ろき音の波の寄せたる末枯野

こんばんは!
帰宅後のおくらです。

申し訳ございません。
またやらかしてしまいました。
鳥越様の添削句中七は「紅茶をまわる」でございました。
言葉を扱うべきものとして恥ずべき醜態💦
心よりお詫び申し上げます。

恐縮ながら、御句「末枯野」の句に、感想を述べさせていただきます。

悠様もご指摘されていますが、御句の肝はこの「波」の選語ですね。「軽ろき音」が〈草木の葉がさらさらと擦れ合う〉聴覚描写だとするならば、「波」は眼前に広がる「末枯野」の〈草木が大きくうねる〉視覚描写です。私は〈目の前に広大に広がる一面の芒(すすき)野原が、さわさわと大きく波打っている〉情景を想像しました。

「波」の選語のさらなる利点は、「末枯野」の広さを最低限保証してくれる点ですね! 面積が狭い「末枯野」では、波打つ程の情景は拝めません。ただの一文字でここまで、情景を想起させるのは、すごいことだと思います。

この句に関して、詠み手の最大のこだわりは【「風」の一語を使わずに「風」を表現しようとした】という点だと受け止めていますが、いかがでしょうか?

句意はちゃんと伝わってきます。
よい句だと思います。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

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