俳句添削道場(投句と批評)

北野きのこさんの添削得点の低い順の2ページ目

「渡せずにバレンタインの日の別れ」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 渡せずにバレンタインの日の別れ

かぬまっこさん、おはようございます。
ワカサギの句にコメントをありがとうございました。

腹胃壮さんもご指摘ですが「バレンタイン」に「プレゼントを渡せず」と来れば二人の仲はうまく行かなかったんだろうなぁと想像できる気がします。

「別れ」という言葉から、「告白に失敗した」のではなく「交際していた二人が別れた」のかな?という事が分かる利点はあると思うのですが。

バレンタインの日君は去りチョコは手に

字余りですが、いかがでしょう。
人物や渡すはずだったものが登場した方が映像が明確になると思いました。

「君は」と「チョコは」でそれぞれの行き先が違う事を示したかったのですが、ちょっと苦しいかなぁ。

季語の「バレンタインの日」を「バレンタイン」にする案も考えたのですが、「バレンタイン司祭」のイメージが強くなりそうな気がして躊躇しました。
流れで「バレンタインデー」の事だと理解してもらう事はできると思うのですが。

いずれにしろこのバレンタインデーの夜は荒れる事でしょうねぇ(笑)

バレンタインの日菓子を肴に一人酒

点数: 0

「アポロビル件の葱の談義かな」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: アポロビル件の葱の談義かな

連続投稿を失礼します。
私が先のコメントで述べたアポロビルと、酔いどれ防人さんの行かれたアポロビルはどうやら別物のようです。

前者はこちらで
http://www.apollo-lucias.jp/

後者は恐らく
http://www.inlifeweb.com/sp/reports/report_6518.html

私の親でも、さすがに後者に映画を観には連れて行ってくれませんでしたね(笑)
以上から私の先のコメントはかなり的外れになっています。
大変申し訳ありませんでした。

点数: 0

「放課後の校庭姉としゃぼん玉」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 放課後の校庭姉としゃぼん玉

かぬまっこさんおはようございます。

郷愁を誘われる綺麗な光景ですねぇ。
ただ「姉としゃぼん玉」との表記だと「姉と私でシャボン玉遊びをした。」とも
「私は校庭で姉を見ました。同時にシャボン玉も見ました。」とも読めると思うのです。
伝えたい光景がはっきりしないのも減点ポイントなのではないでしょうか。

放課後や姉と吹きたるシャボン玉
放課後や校庭には姉とシャボン玉

上記のポイントを直すとこんな所かなーと思うのですが、まだ報告句から脱していませんね…

放課後の校庭姉はしゃぼん玉

句意ががらっと変わってしまうので、添削にはなりませんが。
俳句ポストの入選作を見ていて、童謡「しゃぼん玉」の作詞者のお子さんが亡くなっているエピソードから着想した句など、シャボン玉の儚さを詠み込んだ句が多い印象がありました。

儚さに限らず、句の中で季語のイメージを捉えられているか、そのイメージを用いて詩を仕立てられているか、が大事なポイントなのだなぁと勉強できた気でいます。
(それが俳句の根本なのでしょうが)

そういう意味で一捻りが求められているのかなぁ。

末尾ですが俳句ポストの入選、おめでとうございます。
シャボン玉とスペーシアの取り合わせ!
提示されてみると相性バッチリですが、私では思い付かないなぁ…。
春の陽気の往来が目に浮かびます。

実は私も名字を「西野」として投稿していたんです。
かぬまっこさんと同じ欄に並べて、とても嬉しいです。
初めての人選にかなり舞い上がっています(笑)
次もお互い頑張りましょうね!!
(次回発表分には締切を逃して投稿できていないのですが)

点数: 0

「リラの花君への気持ち変わらない」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: リラの花君への気持ち変わらない

かぬまっこさんこんばんは。
花の季語の本意を理解する…花に限った話でもありませんが、中々難しいですね。
「リラの花」と聞いて私の頭に浮かぶのは、札幌ライラック祭に出かけて大通り公園で昼間から飲んだくれた思い出くらいです…(苦笑)

さて、掲句の感想を述べさせていただきます。
自分の句でもいつも迷うポイントなのですが「どこまで述べるか」が悩ましいなぁと思いました。

具体的な映像を持つ上五と、心情について述べる中七下五。
「リラの花」で映像は確保できたと判断して、心情の描写に徹するのもありなのかもしれません。
私はもう少し映像を足して、心情については読み手に想像してもらう余地を増やした方が粋かなと思いました。

また「君への気持ち」という表現ももう少し推敲したい気が…。
「この二人の間には変わらない気持ちがあるのかしら?」と読み手が思い描いてくれればより広がりを出せると思うのですが、いかがでしょう?

でも、あえてストレートに心情を述べて気持ちの強さや確かさを表すのもありな気がするし…
好みのレベルの話かも…?

変わらぬや二人見たあのリラの花

点数: 0

「ひこばえや出産時刻は明け方」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: ひこばえや出産時刻は明け方

かぬまっこさんこんにちは。
私の句へ添削を頂き、ありがとうございました。
毎度助詞は悩み所なんですよねー。
難しいです。

恥ずかしながら「ひこばえ」という季語を今回初めて知りました。
あの現象にこんな名前が付いていたとは…。
樹木が命を繋ぐ様子と、妊婦のイメージが重なって味わいのある句になっていると思います。

腹胃壮さんが既に御指摘ですが、報告句っぽさが「〜は明け方」辺りから発生している気が私もします。
「時刻」と「明け方」も意味に重複があるので推敲できそうかな。

私は「分娩」と「ひこばえ」の対比をより押し出す方向で考えてみました。

明け方のお産中庭の蘖
朝露のひこばえ産科の喧騒

点数: 0

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