「すすき梅雨米寿の母の髪をすき」の批評
回答者 幸福来々
添削した俳句: すすき梅雨米寿の母の髪をすき
コメント失礼します!
お母さんの髪を想像させようとする強い意志を感じられます。
「秋の長雨」のことを『すすき梅雨』というのは初めて知りました。
『すすき梅雨』の『すすき』からお母さんの髪の感じを。
『梅雨』からお母さんの歴史を、そしてこれからをという感じですかね。
その髪をすいている作者のお母さんに対する尊敬や哀れみも感じ取れました。
切れがない『すき』を選んだことによる効果としては、お母さんの髪をすいて、ごはんを作って、体を起こしてあげてみたいな感じで、作者がお母さんに対して色々してるのだなという想像しやすくなります。
もしくは、「お母さんの髪をすいたから何かを感じた」となりますが、こちらに関しては俳句の中にヒントが結構ないと伝わらないので、かなり難しいと思います。
ただ、『すすき』と『米寿』の『米』を響き合わせたいという意図があるかもしれませんが、『すすき梅雨』と『母の髪をすき』を取り合わせば、お母さんがご高齢であることは想像つきやすいと思います。
こうしたかったらこんなのどうですか?という意味で句を残しておきます。
・お母さんを弱々しくする髪の描写を入れる
すすき梅雨梳きたる母の髪細し
・髪の描写を読者に託す(昨日のプレバトの横尾さんの句の添削ででてきた余韻の残し方)
すすき梅雨梳きたる母の白髪は
点数: 2