俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の16ページ目

「高々と掲ぐ提灯鳥渡る」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 高々と掲ぐ提灯鳥渡る

『月』の句のコメントありがとうございます!
最近時間がなく、コメントのお返しが遅くなってしました^^;

皆さんのおかげでかっこいい人を書きたいという意欲は成功したかもと思えました。
げばげばさんもそうでしたが、なおじいさんも男がかっこいいと思う男を俳優さんなどの具体例で挙げてくれて嬉しかったです。
私の句を読んで、こんなにも考えてくれるのも嬉しいことです。

さて、本句ですが私はこの提灯を手提灯だと読みました。
提灯の力は静かな視線誘導には抜群かもしれませんね。
『高々と掲ぐ』と大げさな感じがあるのに、『提灯』が出てきた瞬間にすごく静かな動作に感じました。
また、私は『高々と掲ぐ』必然性を考えた時に、子どもの姿を思い浮かべました。
一緒にいる子に掲げてあげてるのか、その子が掲げているのか。
どちらにしてもその子は歓声を上げるでもなく、静かに目で追っている姿を思い浮かべました。

点数: 1

「月光でずぶ濡れになり密会す」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 月光でずぶ濡れになり密会す

コメント失礼します。

最初「月夜にずぶ濡れの状態で密会する二人」と読みましたが、「月光というものにずぶ濡れになる人の密会」という読みにもいきつけました。

知世さんはどんな密会してきたんだと、この句の発想がでることが羨ましいとさえ思いました。
私は、浮気とか不倫の情事を想像しましたがw

「月光というものにずぶ濡れになる」を前提としたときに以下の読みができました。

・月光にずぶ濡れになったから密会する
・月光にずぶ濡れになりながら密会する

どちらで読んだとしても、『ずぶ濡れ』の「ずぶ」で季語置き去りにしてる感がどうしても気になります^^;

・月光にずぶ濡れになったから密会する
→月光を言い訳にしてる感があるから、言い訳できる季語があればよくない?
・月光にずぶ濡れになりながら密会する
→月光のことに目もくれず感がある

「月光に濡れる密会」くらいいえば、詩は十分あると思います。
なんかドキドキしますし。その密会の中に包容力感じます。

私が詠むならという意味で、2句おいておきます。
的外れだったら、すみません。

・「月光」の描写で関係性の示唆
あえかなる月光に濡れる密会

・場所を明確にして、映像を増やす
月光に濡れて公園の密会
→ベンチとか街灯とか見えてくる

点数: 1

「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 身に入むや洋窓のレフアラの和音

『月傾く』の句のコメントありがとうございます!

月に向かって胡座かいて頬杖ついたら、誰でもなんかかっこよく見えるっしょ!っていう乗りではありますが、個人的に「月」という季語は、女性的な視点では母性を、男性的な視点では知性を与えてくれる印象があります。

さて、本句ですが、私の読みは以下のとおりです。

昔金持ちだったけど、リーマンショックかなんかの時代背景で何もかも失った。
昔住んでた自分の一戸建ての洋館の前でピアノの音を聞いて、今の時代で成功している人がいることを実感する。
そして、今と昔のについて憂いている。

「身に沁む」使いたいですよねー。
私も何度か挑戦してますが、ちょっと季語の本意を使うのは難しくて失敗してます^^;
この季語は「一瞬」とか「一人」の悲哀では使いこなすのが難しいと私は結論づけました。

そして、全然私の読みは意図通りだとは思いませんが、仮にこの読みが正しかったとしても、もうちょっとその時代背景が具体的じゃないといけないんじゃないかなって思います。
「身に沁む」に関しては、季語と他の状況・情景の因果関係がもう少し具体的な句が多かったです。
私なりの解釈だと、「身に沁む」理由が想定できるというのが季語を立てるということにつながるからだと思いました。

まぁ。これも私ならこう読んじゃうっていう話ですけど。
たとえば、具体的な曲に「身に沁む」となったら、その作曲者の背景とか曲の時代背景とかそういうものに焦点をあてて読んでしまいます。
他の例でいうと、『洋窓』に「身に沁む」となったら文明開化に憂いているみたいな?

結構、壮大じゃないと成り立つのが難しい季語だと思います。

点数: 1

「横顔のレリーフめける月の下」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 横顔のレリーフめける月の下

返信ありがとうございます!

ごめんなさいorz
ぶっちゃけ、鑑賞してないんですよね^^;
というか、コメントしたときは、読みが複数ある句を読むという心構えができてなくて。。。
コメントで読み方の件で盛り上がってたので、もし読ませたい方向があるなら~くらいの気持ちでコメントしました。

んー。
「誰かの横顔のレリーフみたいな月(下)」より「横顔をレリーフみたいにしてしまう月(下)」の方が句意としては、独創性も景も段違いに優れてると私は思います。
月の光の包容力や、レリーフみたいになってしまった横顔の持ち主への愛情を感じます。

複数読みが存在する句に対しての自分なりの結論はまだ出せませんが、私だったら、「めけり」で「誰かの横顔のレリーフみたいな月(下)」の方の読みを回避しちゃいますね。

点数: 1

「不知火やショッポの煙湿りゆく」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 不知火やショッポの煙湿りゆく

返信ありがとうございます!

私も楽しいですよw
付き合うとかではなく、こういう話は沢山したいです!

> > 「別の読みをする選択肢を外せ」という話ではなく、「読みが複数あるなら面白い方取ろうぜ」って話ですかね?
> これは、ケースバイケースと考えています。
もちろんそうだと思うんですが、私は「別の読みをする選択肢を外せ」という立場でコメントしました。
これが良いとか悪いとかではなく、認識合わせとして書いておきます。

> 余呉の鯉間近にはねし浴衣かな 百合山羽公
> これどう読みます?
これは、実景としては、「濡れた浴衣がある」と読みます。
調べてみると、『余呉』は大鯉で有名みたいですね。
なので、「すんごく濡れた浴衣がある」になる。
あと、「鯉がはねた」という事実と「濡れた浴衣」に「驚き」と「冷静」を感じますね。
「うわっ!?!?!!!・・・は?」みたいな感じですかね。

> 浴衣が主語になるわけでも目的語になるわけでも、場所を表しているわけでもなく、ただ、取り合わせの二物を連体形でつなげている。
なるほど。。。
「なぞなぞ」みたいなやり方ですね。
鯉が間近ではねた浴衣ってどんな浴衣だ?ってことで読者の想像をふくらませる技法なのかな?
やったこと無いので、今度やってみようかなと思います!

> これ議論がありますね。遠景と近景の対比と読むのが一般的ですね。
「一般的である」というところに、私は疑問を感じますね。
言葉って捉え方がまずいという一方的なものではないためです。

ただ、今回、指摘してもらって私が啓蒙されたのは、17音しかない俳句に限った話ですが、「誤読を恐れず書かざるをえないときがある」ということです。
これは結構、自分の中で衝撃的でした。

私は、読んだ句を面白くするのもしないのも読んだ側にも句を詠んだ人と等しい責任があると考えてます。
ですので、自分の詠んだ句に面白くない読みがあったとしても面白い読みもあるならば、「読者を信用して」提供するのも怖くないなと思えました。

今回、「複数の読み方が存在するのが基本悪」という考え方のもと、私は面白くなくさせる読み方してしまったなと反省しました^^;

あと、このサイトの句に関してもそうですが、正解から逆算した読み方をするのは、楽しくないのでコメント・解説は見ずに句を読むようにしてます。
ですが、それだと読みが広がらねぇなとも思いました^^;
どっかでは、このルールを撤廃する必要あるなぁ。。。

点数: 0

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