俳句添削道場(投句と批評)

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身に入むや洋窓のレフアラの和音

作者 げばげば  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

兼題月は十分詠んだので、通常モードに。

秋になると、こういう一つ一つが耳に残るようになる。秋のピアノの音だけでは類想感が強いので、マイナー音階で少しは、、。直球の句。

みなさんご意見よろしくお願いします。

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「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 知世

いつもコメントありがとうございます。
「月に濡れたふたり」安全地帯いいですね。
濡れた月、という表現は散見されますが、他者を濡らす月という表現もやはりあり得るのだと少しホッとしました。

こちらの句は「レフアラ」が面白いですね。
「和音」要らないかなと思ったのですがないと何のことか分からないかな〜。
「ドミソ」なら通りがよさそうですが秋の雰囲気にはやっぱり短調でしょうか。
皆様のコメントを見て具体性がない、「身に入む」と単調のメロディが近すぎるというのはあるかもしれませんね。

身に入むや洋窓より漏るるレファラ
「レファラ」なら分かりやすいかと思ったのですが、やっぱり「和音」なしでは難しいかな…。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 はや

句の評価:
★★★★★

レ・ファ・ラの和音、スケール・カデンツの練習でもしているのでしょうか。よそのお宅の洋窓から二短調のもの悲しい響きが聞こえてきたのですね。しんみりした雰囲気に包まれるかんじがします。

季語が「身に入む」なので、短調の調べは結構近いのではと思うのですがどうでしょう。
また和音=ピアノとは言えないのではないかな、とも思いました。

例えば
身に入むや隣家のトルコ行進曲
とか、曲名でピアノだと分かるようにするのはいかがでしょうか。
「エリーゼのために」だと「身に入む」が近すぎなかんじですが、「トルコ行進曲」だとしんみりした曲ではないのに何故か切ないかんじがする、それが秋かなと。曲名はもっとしっくりくるものがありそう…。

点数: 1

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「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、「身に入む」をどう読むのかわかりませんでした。調べて、読みと季語であることを知りました。そのレベルです、私は。
次に「洋窓」。意味はもちろんわかりますが、四音なので扱いにくい。
次に「レフアラ」。これまた最初はなんのことかわからなかった。挑戦的なげばさんのことだから、なんか新しい事柄の略語かと思いました。マツエクとかセクハラみたいな。そしたら「レ、ファ、ラ」なんですね。「ドミソ」みたいな。ちなみに、はやさんのコメント読む前に気がつきましたよ(笑)。

色々考えたのですが、それなりに完成度が高いので、なかなかいじれません。洋窓は残したいし、レフアラを短調とかマイナーとかでは違うし近いし、それに、ここは何か曲がしっかり流れてくるのも違いますよね。せいぜい練習曲。でも和音の練習で、ドミソ〜ドファラ〜シレソ〜ドミソとか弾いていく中で、短調の練習になった時に秋を感じるという句意(勝手に推測)は捨てがたいなぁ。

ということで、悩んだ末に提案句なしでとりあえず失礼します。

点数: 1

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「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

「Dmが秋になるともの寂しい」これしか状況がありません。「洋窓」を出してもいまいち状況がわかりづらくどんな窓を想像させたいのかも悩ましい(近所から聞こえるってのをいいたいのかなぁとは想像できるけど)のと、レフアラの和音だけでは状況が曖昧すぎてなんか抽象的。

ピアノを入れてくれるとまだ状況が具体的になるのですが、類想を恐れて、状況をさらに抽象的にしてしまった。そんな印象です。
「読者にそこは託しました。」というのを誤解した感じといいましょうか。俳句を大根の断面に例えた説明をどこかで見ました。大根の姿ではなくその断面をしっかりと見せることで全体を想像させると。この句では、その断面さえもあやふやすぎて、託されても困るという感じでした。

はやさんの提案に一つの具体化する方向性として賛成です。トルコ行進曲に秋の席料を感じるのはいいなと思いました。隣家と具体的に状況がはっきりしているのも良いと思います。

Dmと身に入むが近いのもきになりますしね。別の方向の提案をしようと思ったけど、なかなか難しい。

点数: 1

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洋窓の運指身に入むソナタかな

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

私の考えと同じようなコメントが先に他の方から出ています。
重なったら失礼します。

◆「身に入む」秋の季語の中でも、露骨に自分の心情を説明している季語のひとつだと思います。ので、季語以外の部分でそれを重ねて出そうとする必要はないのでは。
◆「身に入む」・・・「夕月夜」とは逆で映像のない季語です。「○○が身に入む」という句意で使う場合、後半の方が効くかも。
 ・洋窓のレファラの和音身に入むる
 推敲中に、↑こんな形は出てきていませんか?
◆「レファラの和音」聞いた瞬間に「あっレファラだっ」と思う人はどれだけいるのでしょう? 私はわからないと思います。ので、共感方向へ行けません。
 ・洋窓のマイナーコード身に入むる
 ならば共感できます。「レファラ」が具体性を飛び越えて説明感を感じているのかも。
◆「洋窓」・・・「ピアノ」への誘導でしょうか?ちょっと違和感を感じていますが、この句の中で唯一「視覚・場所映像」を伴う語ですので、提案句ではそのままにします
(視覚映像不要な句の可能性も・・・)。
◆はや様の提案にある「隣家」「ピアノ」「曲名」の方が、「洋窓」「レファラの和音」よりも、受け手として想像しやすいかも。
 単語の具体性と引き換えに、単語の持つ情報量を減らしてしまったのかと思われます。N先生の言う「言葉の経済効率」です。

点数: 1

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「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 幸福来々

句の評価:
★★★★★

『月傾く』の句のコメントありがとうございます!

月に向かって胡座かいて頬杖ついたら、誰でもなんかかっこよく見えるっしょ!っていう乗りではありますが、個人的に「月」という季語は、女性的な視点では母性を、男性的な視点では知性を与えてくれる印象があります。

さて、本句ですが、私の読みは以下のとおりです。

昔金持ちだったけど、リーマンショックかなんかの時代背景で何もかも失った。
昔住んでた自分の一戸建ての洋館の前でピアノの音を聞いて、今の時代で成功している人がいることを実感する。
そして、今と昔のについて憂いている。

「身に沁む」使いたいですよねー。
私も何度か挑戦してますが、ちょっと季語の本意を使うのは難しくて失敗してます^^;
この季語は「一瞬」とか「一人」の悲哀では使いこなすのが難しいと私は結論づけました。

そして、全然私の読みは意図通りだとは思いませんが、仮にこの読みが正しかったとしても、もうちょっとその時代背景が具体的じゃないといけないんじゃないかなって思います。
「身に沁む」に関しては、季語と他の状況・情景の因果関係がもう少し具体的な句が多かったです。
私なりの解釈だと、「身に沁む」理由が想定できるというのが季語を立てるということにつながるからだと思いました。

まぁ。これも私ならこう読んじゃうっていう話ですけど。
たとえば、具体的な曲に「身に沁む」となったら、その作曲者の背景とか曲の時代背景とかそういうものに焦点をあてて読んでしまいます。
他の例でいうと、『洋窓』に「身に沁む」となったら文明開化に憂いているみたいな?

結構、壮大じゃないと成り立つのが難しい季語だと思います。

点数: 1

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「身に入むや洋窓のレフアラの和音」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

げばげばさま律の風の句の添削ありがとうございます。
揺らすの3文字は非常に悩みましたが細い細い鈴緒だったので一番安易な所へ置きにいってしまいました。
さらに勉強します。
本当にありがとうございます。

点数: 1

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