「行きし春さまざまなもの行きしかな」の批評
回答者 鳥越暁
添削した俳句: 行きし春さまざまなもの行きしかな
おはようございます
私は心情句は嫌いではありません。なにか言葉に出来ない心を詠うのも良いと思います。
御句の場合、「さまざまなもの」を読み手に委ねているのだろうと愚考しました。
ここは季語に景を持つものを持ってこられたらいかがでしょうか。
惜春のニュアンスを含み、映像のある季語。例えば【帰る雁】、【桜蕊降る】などはどうでしょうか。
生意気申し上げました。
点数: 2
回答者 鳥越暁
添削した俳句: 行きし春さまざまなもの行きしかな
おはようございます
私は心情句は嫌いではありません。なにか言葉に出来ない心を詠うのも良いと思います。
御句の場合、「さまざまなもの」を読み手に委ねているのだろうと愚考しました。
ここは季語に景を持つものを持ってこられたらいかがでしょうか。
惜春のニュアンスを含み、映像のある季語。例えば【帰る雁】、【桜蕊降る】などはどうでしょうか。
生意気申し上げました。
点数: 2
回答者 鳥越暁
添削した俳句: 叩かずに追ひ出せばよしただの蜂
こんばんは
拙句「燕の巣」へのコメント及び解釈、ありがとうございます。ふたつのご解釈、ほぼほぼ当たっております。視線的には上(燕の巣)から下(翅の落ちた地面またはそれに近い所)への移動。燕の巣(雛)と翅の欠片(昆虫の死骸の欠片)という生と死、動と静の対比を考えたものです。汲み取っていただけたようで嬉しく思います。
御句について
私が一番気になったのは「ただの」という表現でした。先程の拙句でいうと「なにかの」ということになるのかもしれませんが、私的には意図したものでした。御句の場合は、なるほどと思うのですが、詩情をあまり感じられなくなっているようです。蜂への感覚が、それほど恐れることもないし殺す程でもないし、という少し句材に対して突き放したとみえて、「なるほど」と思えてしまうのかと。
「迷い蜂」などとするのはどうでしょうか。
長々と生意気申し上げました。
点数: 1
回答者 鳥越暁
添削した俳句: くるぶしを鮮血垂るる朧かな
おはようございます。
御句について
取り合わせとして良いと思います。私的には「鮮血」が強い表現かなとも感じました。「血が滲む」くらいの方が朧感もあるのかなと。
げばげばさん、イサクさんなどに触発されて、ひさーしぶりに【暖か】で1句、【朧】で3句、出してみています。私の句では無理でしょうが(笑)
点数: 1
回答者 鳥越暁
添削した俳句: 山桜切株一つに二人かけ
こんばんは
御句、とても良いですね。
季語【山桜】の持つ普通の桜より野性味がある雰囲気とそれから続く「切株~」で自然の中であることが伺えます。「一」「二」のリズム、特に音読した時のリズムが心地よいです。ひとつの切株に腰掛ける二人とは同性とは考えられず、省略の妙を持って関係性を想像させてくれます。
そこで「山桜」へと意識は戻り、おそらくは老夫婦ではなかろうかと読みました。
秀句でしょう。
点数: 0
回答者 鳥越暁
添削した俳句: 鳥の巣とひな鳥さげて帰宅道
こんばんは
御句について
「さげて」と表現なさっているところが不自然に見えている要因ではないかと思います。言い換えて「抱え」の方がよろしいかと。
あとは基本的に季語とそれ以外を並列に表記するのは季語が薄まります。もちろん著名な俳人の句の中には敢えて並列にしているものもあることはあります。御句の場合は並列にしたことで鳥の巣の句なのかひな鳥の句なのか曖昧になっているのだろうと感じます。
点数: 0
最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。