俳句添削道場(投句と批評)

森田拓也さんの添削最新の投稿順の2ページ目

「豚汁の湯気や札幌雪祭」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 豚汁の湯気や札幌雪祭

腹胃壮さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。

僕の句へのアドバイス、「読書と月」「城と月」の
腹胃壮さんご考案の句を楽しくありがたく読ませていただいています。
カフカの城を朝まで夢中で読み耽る爽やかな心境、
そして、なんと!「騎馬の像」が出てくるなんて超かっこいいです!

たぶん、僕の素人考えですが「札幌雪祭」が十分季語になるような、
そんな気がしました。
すごく、心も体もポカポカする句ですね。
腹胃壮さんのお心の温かさも感じます。
「湯気や」というご表現は魅力的ですね。
湯気という一語で、心も体も温めてくれる豚汁の旨さを
ご表現されるなんて素敵です。

点数: 2

「バス停のダイヤグラム変わる四月」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: バス停のダイヤグラム変わる四月

ハオニーさん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。

ハオニーさんは理系ご出身なのに、
とても抒情的な俳句を詠まれることが素敵です。
いつも、ハオニーさんの僕の句の添削アドバイスで、
僕の俳句芸術の世界観や感性が磨かれます。
どうもありがとうございます。

俳句の破調もすごくかっこいいですね。
五七五ではない摩訶不思議なリズム感で俳句の可能性の広さを
感じます。

ちょうど昨日、『覚えておきたい極めつけの名句1000』(角川ソフィア文庫)という本の中のコラムの「字余り・字足らず」の項を読んでいましたら、
破調についても書かれてました。
ちょっと引用させて下さいね。もし既読であればどうもすいません。
以下、p106よりの引用になります。

 *

 字余り・字足らずは、あくまでも定型を基本とするとらえ方であり、破調のひとつといえる。したがって、自由律ではその概念自体が成り立たない。
 字余りがどこまで許容されるかについては、高浜虚子の
凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり
あたりを限界と考えればよい。その理由は、構造上、五・七・五を四分の四拍子四小節と見て、一小節が八分音符八個(四拍に相当)分、つまり全体で二四音くらいまでなら定型の範囲に収まると考えられるからである。一音を八分音符一つに置き換えてみると分かりやすいのである。
 字足らずは
兎も片耳垂るる大暑かな 
        芥川龍之介
などの例があるが、リズムが悪く、音楽的な効果は期待できない。逆にその不安定な感覚を生かす意図があれば、敢えて字足らずにすることもある。

 *

最後に書いておられる不安定な感覚を生かす意図があれば破調にすることもある、
という意見に僕は大賛成なんですけどね。
僕はまだ、俳句歴5日なので、2、3年はひたすら五・七・五の定型で俳句の基本を体得しようと思ってるんですけどね。

点数: 3

「日向ぼこ刑事の靴も休みおり」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 日向ぼこ刑事の靴も休みおり

酔いどれ防人さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
名月という言葉に含まれた語意による俳句での使い方をアドバイスして下さり、
どうもありがとうございます。
早速、ノートに添削していただいた句を大切に書き写させていただきまして、
何度も暗唱させていただいてます。

この句は、淡くハードボイルドな感覚のかっこいい句ですね。
刑事さんが俳句に出てくるというご表現が、とても新鮮な感覚ですね。
「日向ぼこ」という可愛いお言葉、靴が休むというユニークなご発想から、
大切な表現法を学ばせていただいています。

点数: 1

「南国の娘嫁ぐや息白し」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 南国の娘嫁ぐや息白し

腹胃壮さん

おはようございます。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。

「ピカソ忌」が春の季語であることを教えていただいて、
安心しております。
ひやひや怯えてました、間違えたかな?って思って。
「ピカソ忌」ってユニークで魅力的な季語ですよね。
お気に入りの春の季語にしようと思います。
どうもありがとうございます。

この句には北国関係のお言葉が含まれていないのに、
「南国の」「嫁ぐ」「息白し」というご表現が
自然に北国の寒さを表現する効果になっていますね。
すごいなって思います。

素人の僕の意見なのですが、中七が浅い切れの「嫁ぎぬ」より、
初案の「嫁ぐや」の方が僕は好きです。
「嫁ぎぬ」ですと、何となく「ぎぬ」という言葉が、
否定感を感じさせるような気弱い感じがしたんです。
だから、僕は「嫁ぐや」のままが好きです。

点数: 0

「三日月や身を浄めたる刀鍛冶」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 三日月や身を浄めたる刀鍛冶

腹胃壮さん

おはようございます。
とても硬質で鋭い句ですね。
かっこいいですね。
少しでも近づきますと、一刀両断にされてしまいそうな句ですね。
「三日月」はよく芸術表現として、三日月にぶら下がるとか、
三日月が突き刺さるとか、使われる気がします。
月の表現といいますと、稲垣足穂さんの『一千一秒物語』とかが巧みで好きです。
でもでも、この句では刀と三日月の反り具合を重ねられた表現だとのことで、
とてもユニークで新鮮だと思いました。
「刀鍛冶」という強く硬質な表現を、「三日月や」というご表現が、
柔らかく優しい句の雰囲気にしていますね。

点数: 1

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