「バス停のダイヤグラム変わる四月」の批評
回答者 かぬまっこ
尊敬するハオニー様今晩は。破調ですが17音ですね。当たり前のこと言っていてその中に人それぞれの思いのある句のように思います。
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添削のお礼として、かぬまっこさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 ハオニー 投稿日
回答者 かぬまっこ
尊敬するハオニー様今晩は。破調ですが17音ですね。当たり前のこと言っていてその中に人それぞれの思いのある句のように思います。
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回答者 森田拓也
ハオニーさん
こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
ハオニーさんは理系ご出身なのに、
とても抒情的な俳句を詠まれることが素敵です。
いつも、ハオニーさんの僕の句の添削アドバイスで、
僕の俳句芸術の世界観や感性が磨かれます。
どうもありがとうございます。
俳句の破調もすごくかっこいいですね。
五七五ではない摩訶不思議なリズム感で俳句の可能性の広さを
感じます。
ちょうど昨日、『覚えておきたい極めつけの名句1000』(角川ソフィア文庫)という本の中のコラムの「字余り・字足らず」の項を読んでいましたら、
破調についても書かれてました。
ちょっと引用させて下さいね。もし既読であればどうもすいません。
以下、p106よりの引用になります。
*
字余り・字足らずは、あくまでも定型を基本とするとらえ方であり、破調のひとつといえる。したがって、自由律ではその概念自体が成り立たない。
字余りがどこまで許容されるかについては、高浜虚子の
凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり
あたりを限界と考えればよい。その理由は、構造上、五・七・五を四分の四拍子四小節と見て、一小節が八分音符八個(四拍に相当)分、つまり全体で二四音くらいまでなら定型の範囲に収まると考えられるからである。一音を八分音符一つに置き換えてみると分かりやすいのである。
字足らずは
兎も片耳垂るる大暑かな
芥川龍之介
などの例があるが、リズムが悪く、音楽的な効果は期待できない。逆にその不安定な感覚を生かす意図があれば、敢えて字足らずにすることもある。
*
最後に書いておられる不安定な感覚を生かす意図があれば破調にすることもある、
という意見に僕は大賛成なんですけどね。
僕はまだ、俳句歴5日なので、2、3年はひたすら五・七・五の定型で俳句の基本を体得しようと思ってるんですけどね。
点数: 3
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回答者 三日酔いの防人
ハオニー様、こんばんは。いつも的確な御添削、誠にありがとうございます。
ダイヤグラムに着目した点は非常に面白いと思います。
破調の句は難しいですね。上手くはまった時の快感はたまらないですね。
良い破調かと思います。四月という季語も良いです。新生活が始まる様を客観的に描けております。工夫できるとすれば、上五ですね。私はストーリーを描きたいですので、『バスが行く』や『友送り』とします。
点数: 2
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回答者 腹井壮
ハオニーさん、こんばんわ。
いつもお世話になります。
句切れの位置をなるべく分かりやすくした添削です。
「変わり」と「四月」の間の切れに読者は何を想像するのかはわかりかねます。
ただ原句に比べて口に出した時のテンポは良くなった気がします。
ところで自分は五七五の定形を守る事から始めて上五や下五の字余りを覚え、句跨ぎ等の技術を必要に応じて使っています。
ですから破調の句はあまりムリして詠もうとはしないですね。
そもそもそんなに器用ではありませんから。
点数: 1
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回答者 かぬまっこ
ハオニーさん、私の「炭」の句に添削ありがとうございます。うまく返信できず6回目の挑戦です。トホホ…。添削はできませんが、五・七・五のリズムで詠んでみました。
点数: 1
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回答者 ミカエール
こんばんは♪
先程は、ご丁寧な添削に非常に参考になるコメントを下さり、本当にありがとうございました。
プリントアウトして貼っておきます!
こちらの句、拝見しました。
上五は、きっとフレキシブルなんでしょうね。
以降の破調ですが、私はとても心地よいリズムと音階だと思いました。
日本語は平坦ですが、この句を声に出して詠み、気付いたことがあります。
「ダイヤグラム」で少し音階が下行し、「変わる」で上行、「4月」でまた下行。
この破調の部分だけですが、タッカのリズムな気がします。
上五の平坦なリズムと音階との対比も面白いと思いました。
文系の単語にはない「ダイヤグラム」、これが時刻表(字数も合いませんが…。)にならないのが、またお洒落だと思いました。
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
なぜ四月なのか、と疑問に思われたかもしれません
これは私が俳句を始めて半年くらいの時の句です
そのときの私は、四月の穏やかな自然と、慌しい人間を対比して描けるような句を求めていました
成果が得られなくて諦めかけたとき、バス停で時刻表を張り替えている人を見ました
いいテーマだと思い一句つくったものです
「変わる」の位置の関係で「ダイヤグラム変わる」と「変わる四月」と2通りの読み方があります
このあたりは間違いなく狙ってやったのだと、今の私でもそう思えます
このときの私の句は「破調」が主流でした
「俳句は五七五」という素人の間違った捉え方が嫌いで、一生懸命五七五の型を崩したり、「誰かと同じじゃつまらない」と技量を上げてできることを増やしたりしていました
この句への添削が考えつかなくても、的外れな意見だと思っても、仮にこの句が低評価だとしても、自分以外の意見が欲しいです
たとえば、「破調」はとっつきにくくて難しい
という意見も、難しいところを越えてしまった人にとっては新鮮な意見となります(私が「破調」の難しいところを乗り越えた確証はないのですが)
お待ちしております