俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の3ページ目

「春風や工事現場の話し声」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 春風や工事現場の話し声

初めまして。もんこさんの俳句を拝読しました。

良い句ですね。建築現場の活気が感じられます。
以下に気になる点を挙げます。

1:「話し声」が具体的ではない
打ち合わせの声なのか、指示の声なのか、ただの喋り声なのか
2:季語「春風」と下五「話し声」の乖離
春の風は時として強風になりますが、それでも聞こえる様な話し声だと騒音レベルの喋り声になってしまいます。

建築工事の進捗はどんな様子でしょうか?
それに合わせて季語を変えると更に良くなりそうです。

進捗に合わせて、以下の様な添削が考えられます。

①工事が着工間も無く→春兆す建築員の「よし、やるか」
②工事が丁度半ば頃 →春半ば建築員の合図声
③工事が竣工の間近 →夏近し建築員の「異常無し」

いかがでしょうか?

新しい句を楽しみにしております。

点数: 0

作るミルクセーキ彼女いかにして

回答者 みつかづ

添削した俳句: 覚えたよミルクセーキの作り方

初めまして。翔子さんの俳句を拝読しました。

ステキで感動的な句ですよね。
知り合いの栄養士さんから作り方を教わったミルクセーキ。
上五の「覚えたよ」で、教わってから長い年月を経た今もなお、私はあなたから教わった事を覚えていますよ、あなたは私の事覚えていますか?との 翔子さんの思いを暗示させます。

ただ、あなたが句を通じて一番仰りたい事は、「彼女は今、何をしているのだろう」と、彼女の身を案じている事ではないでしょうか。

そうであれば、切れ目の位置なんかに捕らわれず真っ直ぐ書いて良いのではないかと思います。
「作り方を覚えた」事を「作る」と凝縮して、「彼女は今、どの様に過ごしているのだろう」との思いを文語ですがそのまま書いてみました。
句跨りで添削例を挙げましたので、よろしければご参考ください。

翔子さんの新たな句、楽しみです。この句と出会えて嬉しいです。

点数: 0

「みつかづさんへ」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: みつかづさんへ

>ケントさん

「良きコメントや添削を」と仰ってくださり、ありがとうございます。
お節介だなんてとんでもない。
「IT俳句会」へ投稿した作品もこちらへ少しずつ転記して参りますので、
ご指導ご鞭撻、よろしくお願い致します。

感想も自由にお書きいただけますと幸いです。

点数: 1

「方言が変わる高速道の春」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 方言が変わる高速道の春

初めまして。秋雄さんの俳句を拝読しました。

コメントなさってる皆さんは「春」にこだわっておられますが、作者である秋雄さんは季節を春にこだわっておいででしょうか?

そうでなければ、季語を含めた経済効率の良い言い回しがあり、以下の様にできますがいかがでしょう?

帰省の途ラジオの訛り様々に

新幹線や航空機の中でラジオを聞いている人は少ないでしょうから、読者は「カーラジオではないか」と想像できるでしょうし、下五を「様々に」と着地させる事で、「帰省の途(道すがら)は高速道路ではないか」と読者は想像できると思います。

三段切れにはなりますが、句全体を通じたテーマが1つですし、「訛り」の後の助詞「は」が省略されていると想像できますので問題ありません。

点数: 0

「教室が最終最後初花や」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 教室が最終最後初花や

句を拝読致しました。

「教室が最終最後」というのは、たった1つの季語で言えてしまいます。
「卒業」です。卒業するのですから、教室の窓から見える初花を見るのも最後の日ですよね。
そこで、敢えて季重なりに挑んでみませんか? 以下に添削例を書きますね。
句跨りも使っているので高度な技術ですが。

卒業の教室初花も最後

「卒業」と「初花」のどちらも仲春の季語です。
この場合、どちらの季語も強さは同程度ですが、「学校を卒業するので教室に入るのも初花を見るのも最後になる」ので、季語同士が邪魔し合わず相乗効果を発揮するので問題ありません。読者には、「作者の感動は「卒業」にある」と伝わりますし、季語「卒業」と「初花も最後」から、センチメンタルな気持ちは読者に十分に伝わると思います。

「季語の力」と読者を信じてみましょう。

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みつかづさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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母も吾も出る庭冬の揚花火

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十月や文字ビッシリのカレンダー

回答数 : 4

投稿日時:

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