「転勤の官舎の庭はクローバー」の批評
回答者 慈雨
添削した俳句: 転勤の官舎の庭はクローバー
るる様、おはようございます。
佳い句ですねぇー(←語彙力ゼロ)。コメントにある通り、庭一面にクローバーが咲いている様子が浮かびます。
特に「庭は」が秀逸だと思いました。
ある解説書に以下の句が紹介されていました。
・住吉にすみなす空は花火かな/阿波野青畝
「空に・の・を・へ・も」等でも成り立つが、「空は」とすることで、空そのものが花火であるかのような印象になる、と。
るる様のこの句の狙いも同じだと思いますし、庭中のクローバーの表現に成功していると感じました。
「転勤」「ハルジオン」は手元の歳時記には記載がありませんでした。
転勤は春に多いとは思いますが、入学や入社と比べると通年行われているから、かな?
ハルジオンはどうなんでしょうね…可能性として、
①開花時期が4月~6月頃と、春・夏に跨っている。
②比較的新しく日本に入ってきた(大正時代)ため、まだ季語として定着していない。
ーーといったことがあるのかもしれませんね。
御句、このままいただきます。
またよろしくお願いします!
点数: 2