俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の320ページ目

「転勤の官舎の庭はクローバー」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 転勤の官舎の庭はクローバー

るる様、おはようございます。
佳い句ですねぇー(←語彙力ゼロ)。コメントにある通り、庭一面にクローバーが咲いている様子が浮かびます。

特に「庭は」が秀逸だと思いました。
ある解説書に以下の句が紹介されていました。
・住吉にすみなす空は花火かな/阿波野青畝
「空に・の・を・へ・も」等でも成り立つが、「空は」とすることで、空そのものが花火であるかのような印象になる、と。
るる様のこの句の狙いも同じだと思いますし、庭中のクローバーの表現に成功していると感じました。

「転勤」「ハルジオン」は手元の歳時記には記載がありませんでした。
転勤は春に多いとは思いますが、入学や入社と比べると通年行われているから、かな?
ハルジオンはどうなんでしょうね…可能性として、
①開花時期が4月~6月頃と、春・夏に跨っている。
②比較的新しく日本に入ってきた(大正時代)ため、まだ季語として定着していない。
ーーといったことがあるのかもしれませんね。

御句、このままいただきます。
またよろしくお願いします!

点数: 2

「蒲公英や種に遊ばれ吾子コケる」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 蒲公英や種に遊ばれ吾子コケる

万年雑草さま、おはようございます。
何とも可愛らしい、ほっこりする光景ですね。
「コケる」という俗っぽい表現が、いい意味で俳句らしくなくて(笑)面白いです。

「蒲公英や」と切ると視点が切り替わる印象なので、「蒲公英の」とした方がスッキリするかと思いました。

「蒲公英」「吾子」といった格調高い表現と、「コケる」という言葉にギャップがあるので、「たんぽぽ」「子」とした方が合うかもしれません。
…と言いつつ、敢えてそのギャップを徹底的に生かしてみても面白いかも。

・ 蒲公英の種追ふ吾子のコケにけり

またよろしくお願いいたします。

点数: 3

「筍煮迷い箸善し崎陽軒」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 筍煮迷い箸善し崎陽軒

神戸雄大様、初めまして。よろしくお願いいたします。
新幹線でのシウマイ弁当は王道ですね!シウマイ以外のおかずも魅力、強く共感します(笑)。

三段切れとか、いくつか気になったことがあるのですが、季語のことに絞ってコメントさせてください。
勘違いでしたらすみません、シウマイ弁当の筍煮って、一年中入っていませんか?
そういうものは季節感に乏しく、季語としての力が弱いとされます。

さらに「迷い箸」ということは、「シウマイから食べようか、唐揚げにしようか、鮪の照り焼にしようか…」という心境ですよね。敢えてその中で「筍煮」をピックアップする必然性に乏しい印象です。
なお様もコメントされていますが、やはり俳句の主役は季語ですから、季語を通して季節の移ろいを感じられる句をめざしたいところです。

「筍煮」を使うなら、申し訳ないですが「迷い箸」「崎陽軒」は諦めた方がいいかもしれません。
句意を変えてしまいますが、「お弁当に筍が入っていた!もうそんな季節かぁ」というような内容なら、俳句として成立しそうです。
・弁当に筍煮あり列車旅

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「うつむきし花盗人や避けズボン」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: うつむきし花盗人や避けズボン

小沼天道さま、こんばんは。
花盗人ですか。なかなか難しい季語へのチャレンジですね。
花盗人がうつむいていた、ということは作者が盗人を問い詰めたようなシーンでしょうか。

「避けズボン」という日本語を初めて見ました。ネットで調べてもわからず…どういう意味ですかね?
また、コメントによるとこれは比喩的な表現のようですが、比喩だとはわからず、実際に花盗人が「避けズボン」なるものを着用しているように見えます。
この辺の意味をもう少しわかりやすくしてほしいな…と思いました。

「避けズボン」の意味が掴み切れなかったので提案句は出せず、感想だけですみません。
またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「新緑に夫婦寄り添い吉備の路」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 新緑に夫婦寄り添い吉備の路

錦織正訓さま、こんばんは。
まさ様…ですよね?俳号を変えられたのですね。
何だか突然、句の雰囲気やコメントの言葉遣いまで変わってびっくりしています。

風流な映像の浮かんでくる、とても良い句です。
強いて言うなら、上五を「新緑や」で切ると、締まりのある句になると思いました。

・新緑や夫婦寄り添ひ吉備の路
・新緑や君とゆつくり吉備の路

楽しんで来てください!

点数: 1

慈雨さんの俳句添削依頼

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