「里帰りせずに宴会嫁が君」の批評
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添削した俳句: 里帰りせずに宴会嫁が君
東野 宗孝さん、こんにちは
御句拝読しました
天井裏にネズミとは、、、
うちは集合住宅のためそういうことはありませんが、夢の一軒家にも悩ましいことがあるのですね
さて本句の前に俳句の鍛錬の定石としては、多作多捨がよいとされているので、粗製乱造と言わずに色々と推敲してみるのは良いことだと思いますよ
また、ここは道場のため、そういうものを持ち出して意見を求めるのもアリかもしれませんね
ということで三句を見てみました
気になったのは二点あります
①どんでん返しとしてのオチのつけかた
宴会パターンだと上五中七で句が完結しているので下五のオチに頭がついていかない可能性があります
演奏パターンだと「第九に勝る演奏(ってなんだろう?))」や「天井の名演奏(ってどういうこと?)」という疑問符のあとに回答が来る構成なので、読者にも伝わりやすいと思います
②皮肉としての逆説
こちらは逆に演奏パターンの場合、皮肉の逆説ではなく文字通り心地よい音ととらえられてしまう可能性があります
素直に騒音被害につながる表現が良いと思います
そういう意味ではこちらは宴会パターンの方がしっくりきます
二つ合わせてひとつ
天井でどんちゃん騒ぎす嫁が君
#あと、比喩/擬人化は類想になりやすいのでオリジナリティのある例えのほうが良いとは思いますが、これは提案句が難しいのでこれは置いておきます、、
今後ともよろしくお願いします
点数: 1