「里帰りせずに宴会嫁が君」の批評
回答者 なお
東野宗孝さん、こんにちは。
再訪です。
先ほど、ネズミの故郷は東野家だから里帰りしている云々と申しました。
訂正させてください。
俳句は一人称という原則を忘れて、ネズミが主人公と勘違いしてしまいました。
正月に里帰りしないで三が日に家で宴会をしているのは作者ですよね。だから、天井の嫁が君が気になるのですよね。
このままいただきます。
点数: 1
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作者 東野 宗孝 投稿日
回答者 なお
東野宗孝さん、こんにちは。
再訪です。
先ほど、ネズミの故郷は東野家だから里帰りしている云々と申しました。
訂正させてください。
俳句は一人称という原則を忘れて、ネズミが主人公と勘違いしてしまいました。
正月に里帰りしないで三が日に家で宴会をしているのは作者ですよね。だから、天井の嫁が君が気になるのですよね。
このままいただきます。
点数: 1
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回答者 いるか
東野 宗孝さん、こんにちは
御句拝読しました
天井裏にネズミとは、、、
うちは集合住宅のためそういうことはありませんが、夢の一軒家にも悩ましいことがあるのですね
さて本句の前に俳句の鍛錬の定石としては、多作多捨がよいとされているので、粗製乱造と言わずに色々と推敲してみるのは良いことだと思いますよ
また、ここは道場のため、そういうものを持ち出して意見を求めるのもアリかもしれませんね
ということで三句を見てみました
気になったのは二点あります
①どんでん返しとしてのオチのつけかた
宴会パターンだと上五中七で句が完結しているので下五のオチに頭がついていかない可能性があります
演奏パターンだと「第九に勝る演奏(ってなんだろう?))」や「天井の名演奏(ってどういうこと?)」という疑問符のあとに回答が来る構成なので、読者にも伝わりやすいと思います
②皮肉としての逆説
こちらは逆に演奏パターンの場合、皮肉の逆説ではなく文字通り心地よい音ととらえられてしまう可能性があります
素直に騒音被害につながる表現が良いと思います
そういう意味ではこちらは宴会パターンの方がしっくりきます
二つ合わせてひとつ
天井でどんちゃん騒ぎす嫁が君
#あと、比喩/擬人化は類想になりやすいのでオリジナリティのある例えのほうが良いとは思いますが、これは提案句が難しいのでこれは置いておきます、、
今後ともよろしくお願いします
点数: 1
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回答者 なお
東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。俳句を始めてから、それなりに季語
を勉強してきたつもりでしたが、「嫁が君」が正月三が日限定の季語で、ネズミのことだとは知りませんでした。危うく大恥をかくところでした。有難うございました。
知ったうえで、前から知っていたかのようにコメントします(笑)。
まず、「里帰りせずに宴会」ですと、東野家のネズミは東野家が故郷ですから里帰りしていますよ(笑)。
ですから、このフレーズで行くなら、
・里帰りの子らを迎へて嫁が君
「里帰り」という言葉には微妙な点があるのですが、ここではそれには触れません。
次に、「第九にも勝る演奏」ですが、第九には年末の風物詩という響きがあり、もうすぐ歳時記に載るのではとまで言われています。そのため、三が日とは相容れないような…。
天井で名演奏よ、も、気まぐれさんがおっしゃるように、褒めてしまっているので、背景をよくわかっていれば皮肉と取れますが、そうでないと訳わからなくなります。
・天井のありがたみ知る嫁が君
・屋根裏に集ひて静か嫁が君
一句目は、板一枚離れていてよかったという意味、二句目は願望です。
ところで、私も子どもの頃の家は古くて、毎晩、天井裏ですごい音がしていました。親に聞くと、こともなげに「ネズミだよ」と。「ネズミは、寝ず見というくらいで、寝ないで見張り番をしてくれているんだ。ネズミが居なくなったら、何か災害が起きるんだよ。ヤツらは真っ先に逃げるからね」と言われました。
その点から行きますと、ネズミがいるのは悪くはないですが、齧られるのは嫌ですね!
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
いつも、丁寧な添削をして頂きありがとうございます。
先日から、天井でネズミがガリガリと音を立てています。
せめて、三ヶ日だけでも何処かに行って、静かにしてほしいと思いました。
他にも、粗製濫造ではありませんが、どれが良いのか絞りきれないものが沢山ありますが、その内の一部です。
・第九にも勝る演奏嫁が君
・天井で名演奏よ嫁が君