俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順に並んでいます

「暗闇に透ける柳の仏めき」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 暗闇に透ける柳の仏めき

こま爺さんこんにちは。
猫の背の句へのコメントありがとうございました。
お返事が遅れて申し訳ありません。

御句
柳のやや不気味な感じが上手く表現されていると思います。
「透ける」という言葉が少し引っかかりました。

こういうのはどうでしょう。
・『暗闇に仏のごとくある柳』
・『暗闇の柳ほとけの如く也』

またよろしくお願いします。

点数: 1

「車窓より眺む通学路の柳」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 車窓より眺む通学路の柳

なおじいさんこんにちは。
拙句へのコメントありがとうございます。
「ぎしり」は知りませんでした。
俳句ならではの略し方がいくつもあるので、おもしろいですよね。

御句
なるほど、ユーミンの「卒業写真」を元に詠まれたのですね。
「より」という言葉に「眺む」のニュアンスは入っているので、あえて言う必要があるかどうかですね。
私は通学路が過去のものであるというニュアンスを入れたいと思ったので、今回は省かせていただきます。
・『車窓の柳ありし日の通学路』
ただこれだと「柳ありし」と繋がっていると誤解されるかもしれないので
・『車窓の柳やあの日の通学路』
こんな感じでいかがでしょうか。

またよろしくお願いします。

点数: 2

「誰を待つ柳の下の乙女かな」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 誰を待つ柳の下の乙女かな

竜子さんこんにちは。
拙句へのコメントありがとうございます。

御句
既に指摘がある通り「誰を待つ」は俳句としてはあまり言わない方がいいと思います。
詠嘆の「かな」もあまり効果的には感じませんでした。
乙女がどんな様子なのかを描写した方がいいと思います。

・『所在なく柳に寄りかかる乙女』
詠んでみたはいいものの、柳という季語が立っていない感じがするので
・『所在なく乙女もたれる柳かな』
これなら季語が立ちますし、「かな」も比較的効いているかと思います。
ただ、ちょっと説明的かもしれません。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「青蘆を刈つて畝間に敷いて夏」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 青蘆を刈つて畝間に敷いて夏

負乗さんこんにちは。
立夏の句へのコメントありがとうございました。

畑仕事ですか。いいですね。
母が実家の庭に所狭しと花を植えたり、野菜を作ったりしているので、その光景が重なります。

さて、御句
まず季重なりについてですが、あまり季重なりを気にしていなかった明治頃の俳句のようで、これはこれで風情があってアリなんじゃないかと思いました。
気になったのは、「刈つて~敷いて」という流れが散文的に感じる点です。
「刈つて」は省いてもいいと思います。

・『青蘆を畝間に敷いて夏に入る』

またよろしくお願いします。

点数: 2

「紫陽花よ雨で輝き増しにけり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 紫陽花よ雨で輝き増しにけり

東野宗孝さんこんにちは。

御句
まず「紫陽花」と「雨」の取り合わせは類想のど真ん中ということを指摘しておきます。
どう発想を飛ばしていくかは、これからの経験で培っていくものなので、この件についてはここまでにしときます。

御句の内容について3つほど気になった点がありました。
・まずは「よ」という詠嘆です。決して悪くはないと思いますが、雨に塗れると大抵のものは輝くので、「他の花と違って紫陽花こそは」というニュアンスを出すために「は」という助詞を使うのも一つだと思います。
・二つ目は「で」という助詞です。この助詞は非常に散文的になりやすく、要注意な助詞です。東野さんが言いたいことは「雨によって」ということだと思うので、「に」という助詞が適切だと思います。
・三つ目は「増す」という言葉です。これは描写の言葉というよりかは説明の言葉に思えます。同じような意味で「一層」という言葉を使えば描写になるかと思います。

以上の点を抑えて添削してみます。
・『紫陽花は雨にいっそう輝けり』

ちなみに「輝けり」の「けり」は俳句等で詠嘆に使う「けり」ではなく、動詞「輝く」の已然形、もしくは命令形である「輝け」に完了・存続の意味を持つ助動詞「り」が修飾したものです。
既にご存じでしたらすみません。

またよろしくお願いします。

点数: 0

つちや郷里さんの俳句添削依頼

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