俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削得点の高い順の46ページ目

「死神へ賄賂秋袷の小袖」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 死神へ賄賂秋袷の小袖

イサクさんこんにちは。
運動会の句へのコメント、添削ありがとうございました。

御句は円楽さんへの追悼句ですね。
ちょうど昨日YouTubeで円楽さんの死神を視聴しましたが、あの独特の穏やかで耳にやさしい口調での死神もいいもんですね。
そこまで大きく声色を変えていないのに、ちゃんと演じ分けをしているとわかるのが凄いと思いました。

プレバト俳句タイトル戦では、夏井先生への賄賂が恒例になってましたね。
円楽さんの落語家らしい粋な俳句が好きでした。
ちょうど今当サイトのお題が運動会ですが、円楽さんが運動会をお題に詠んだ「段雷に靴紐きつく秋の朝」は見事でした。

御句の感想になってませんでしたね(笑)
直接「円楽」と言わなくても「死神」「賄賂」「秋袷」という要素で円楽さんへの句だとわからせるとは恐れ入りました。
言うことないですね。さすがです。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「秋冷えや強気な私試すよう」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 秋冷えや強気な私試すよう

優子さんこんにちは。
運動会の句へのコメントありがとうございます。

優子さんの俳句は非常に繊細で、実感や自分の思いを素直に表現されますよね。
私はどちらかというと映像や情景を描写することに重きを置いておりまして、スタイルの違う優子さんの句へのコメントがなかなかできませんが、いつも拝見させてもらっております。

御句もまさに実感を表現した句ですね。
秋の冷ややかさが自分を試しているように感じるその感性がうらやましいです。

添削ではありませんが、同じ季語を使って描写してみます。

・秋冷の風しづかなる小庭かな
・秋冷の夜の風しづかなる小庭

まったく違う句になりましたね(笑)
ちょうど今窓を開けていて、秋の冷ややかな風が静かに吹いている音が聞こえてきたので詠んでみました。

御句に一つ指摘するとしたら、「あきびえ」より「しゅうれい」にした方が響きが綺麗だったかもしれませんね。

これからもよろしくお願いします。

点数: 1

「秋の灯や名付け事典のドッグイア」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 秋の灯や名付け事典のドッグイア

げばげばさんこんにちは。
いつもコメント頂いているのに返せてなくてすみません。

御句ですが、かなりしっかりできている句だと思います。
名付け辞典というところに物語がありますし、ドッグイアに目を付けたところも見事です。
これがボツなんですね。
強いて言うなら、秋の灯という季語になにかしらの本を取り合わせた句というのはよく目にするので、そこの類想感ですかね。
私としては特に直すべきところが見当たらないので、このままいただきます。

いつも勉強になります。
またよろしくお願いします。

点数: 1

「天高し百歳生くるはいいのか悪いのか」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 天高し百歳生くるはいいのか悪いのか

鷹司晶子さんこんにちは。

字余りについて。
・上五の字余りは中七下五でリズムが取り戻せるので許容されやすい。
・下五は奥行きや余情を出せるが、リズムが崩れるため要注意。
・中七は全体のリズムが崩れ、奥行きも余情も出せないので余程の理由がない限りタブー。
人によっていろんな解釈や感じ方、考え方はあるかもしれませんが、これが俳句界での字余りの認識だと思います。

御句ですが、中七が八音、下五が九音という大きな字余りでリズムが非常に崩れています。
破調や自由律というのもありますが、この句はそれとは違いますね。
ここは上五を字余りにするのが得策かと。

「百歳生きるは」を上五に置いて
・「百歳生きるは良いか悪いか天高し」
あるいは定型で
・「百年を生きる時代よ天高し」

破調や字余りの句をたまに詠む私が言うべきことではないかもしれませんが、俳句の最も美しいリズムは五七五です。
そのリズムと音数に収めるために取捨選択を徹底しなければなりません。
しかし逆に定型に収めるのがすべてだと思い込み、効果のある字余りをないがしろにしたりするのもいただけませんので、柔軟でバランスの良い考え方が大切ですね。

点数: 1

「露草に頰寄せ光る涙なり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 露草に頰寄せ光る涙なり

鷹司晶子さんこんにちは。

御句
美しい情景ですね。
個人的にこういう情景は好きです。

「なり」で断定せずに「かな」ぐらいの優しい詠嘆でいいと思います。
それか、「光る涙」ではなく「涙光る」の語順にして、「涙光りけり」なんかもいかがでしょうか。
漢字が多いので、ひらがなをもう少し入れた方が柔らかくなって良いかもしれませんね。

・つゆ草に頬寄せひかる涙かな
・つゆ草に頬寄せ涙ひかりけり

季語をひらがなにするのはあまり推奨されませんが、「露」という漢字に硬い印象があったのでひらがなにしました。

点数: 1

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