「天高し百歳生くるはいいのか悪いのか」の批評
回答者 なお
鷹司晶子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
これまた大幅な字余り句ですね。
この点については海郷さんが丁寧にアドバイスなさっていますから、そちらに譲るとします。
追加で、これも先の方々と重複しますがお伝えしたいことがございます。
他の方の句への字余りのご指摘についてです。
まず、良く読んで、本当に字余りなのかご確認ください。
・「娘」と書いて「こ」と読んだり、「夫」と書いて「つま」と読む場合もあります。
・「字余り」とは言いますが、正確には音数で数えますので、例えば「しゃちょうしつ」は七文字ですが五音です。
・次に、五七五がそれぞれ六音や八音になっても、それがリズムを崩さず、良い効果が出ていれば許容されるはずです。逆に、流れが滞ったりして、余分な一音を工夫すれば流れがきれいになる場合に字余りとして指摘されるのではと思います。
・固有名詞や熟語で詰めようがない場合にも許容されます。
鷹司さんが字余りとご指摘の鳥田政宗さんの
「初めての集団登校春の朝」
という句、おそらく「集団登校」が文字で九文字、音で八音だからだと思います。
ですがこれは「集団登校」という、児童の安全のための施策を示した一つの言葉ですので、字余りの対象ではないのではと思いました。
もちろん、
・春の朝初めて集団登校す
などという表現もあるかとは思いますが、若干ニュアンスが違ってきます。
さて、長くなりましたが掲句です。百歳まで生きることがいいか悪いかについてはちょっとおかせてください。
・天高し長寿の是非を考える
御句を五七五にまとめると、こういうことではないかと思うのです。
ただ、これでは「なんだかなぁ」という感じもしますので、これをどうしていくか、一緒に考えていきましょう。
点数: 1
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長生きして、いい時代なんだろうか?