俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の23ページ目

十月のウッドデッキに網焼きす

回答者 ハオニー

添削した俳句: 神無月ウッドデッキで洟垂らす

気になる点は2つあります
ひとつは、神無月という季語が適切かどうかということです
十月ではダメで、神無月じゃなきゃいけないという理由があまり感じられません

もうひとつは、バーベキューの光景を句にしたかったのでは?という根本的な疑問です
なぜウッドデッキで洟垂らしているのか全く分からないため、花粉症やハウスダストなどのアレルギーの人か?としか推測できません

バーベキューは夏の季語としてあるため、「網焼き」という言葉で季語2つを回避します
十月のウッドデッキに網焼きす

季語は六月でも八月でもいい感じはありますが、十月ならではのものが感じられるでしょう

点数: 1

片側は夕日に焼けた赤とんぼ

回答者 ハオニー

添削した俳句: 赤蜻蛉夕焼けまけぬ日焼けあと

お初にお目にかかります、ハオニーです
イメージの近い言葉が並んだ句はバランスを考えるのが難しいのですよね

ポイントをおさえていきます
まず、季語が秋の季語「赤蜻蛉」と夏の季語「夕焼け」があります
今回は赤蜻蛉の句をつくりたかったようですし、必要なのは夕方という時間情報のようです 「夕焼け」は外しましょう

そして、まけぬが曲者です
負けぬ、巻けぬ、蒔けぬ、と可能性がいろいろあります
「負けぬ」だと仮定しても、夕焼けという季語よりもすごいものを出さないといけません この言葉は諦めましょう

ここからは私の考えを試してみた結果です
日焼けあとを思わせる表現を入れつつ、赤蜻蛉をもっと細かく描いていきます
赤蜻蛉は綺麗に日に焼けたかのようですが、よく見るとどの赤蜻蛉も全部均一な赤色をしているわけではない、という描写をしてみました
片側は夕日に焼けた赤とんぼ

点数: 2

春夕焼たゆたう雲はピンク色

回答者 ハオニー

添削した俳句: 夕暮れ時雲の火照りもピンク色

空を茜色と表現するとありきたりですが…
ピンクとは明るく、あまり鮮やかではない色ですので、春の光景かなと思いました

言わなくてはならないことがあります
この句には季語がありません
無季の句として覚悟決めた句ではなく、うっかり入れ忘れたタイプの句です

この句を春の句と仮定して、私なりの考えを試してみた結果です
「春夕焼(はるゆやけ)」という季語を使います

春夕焼たゆたう雲はピンク色
これで春の夕焼けが、浮かれて漂うかのような雲や人たちの様子を見守っている
という雰囲気が出たと思います

点数: 2

警官の影を踏みゆくハロウィンぞ

回答者 ハオニー

添削した俳句: ハロウィーンの街の影蹤く警察官

気になるのは「影蹤く(かげつく)」です
影の後をつけていくという意味だと思うのですが、何の影を警察官は追いかけているのか解釈がいくらでもあります
挙動不審な空き巣なのか、一緒にパトロールしていた相棒なのか、ハロウィンの行列を後ろから護衛しているのか...

仮にハロウィンの行列を護衛していると考えても、それよりは「ハロウィンの行列の警備をしていた警察官の影を行列にいた人たちが踏み越えていった」とした方が警察官がしっかり警備している感じがします

警察官ではなく警備員ではないか?
という疑問はありますが、私はその光景を見ていないのでここは深く追求しません

私なりに考えてみました
影の主は警察官、ハロウィンの行列がその影を踏んで行進していく所を描写します

警官の影を踏みゆくハロウィンぞ
警察官→警官は音数調整です
「ぞ」でハロウィンを強調し、何が警察官の影を踏んでいったのか...
という謎を解くための情報に見えるようにしました

点数: 1

「庭そうじ掃いた背後に枯葉落つ」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 庭そうじ掃いた背後に枯葉落つ

やっぱり、俳句の説明で「うんざりします」って書いているだけあって、うんざりした句になっていますね

「庭そうじ」は説明の言葉です
「掃いた」とありますから、掃除したのは分かります
「枯葉落つ」というのは、要は「落葉」のことです
わざわざ重複表現をして、うんざりした感じを意図的に出しているというのなら、相当考えられた句だと思います

しかしこれは違うようですから、風流さを追求していきましょう
重複表現をそぎ落として、作者に向かって落葉がたくさん降ってきている様子を描いてみます

庭掃除の我の背中へ落葉落葉
庭を掃く我の背中へ落葉落葉

わざと落葉を重ねることでたくさんの落葉を想像として描くことができるのです
「庭を掃く」だとうんざり感がまだ少し残っている気がしますが、「庭掃除の」だと作者の動きが見えづらい気がしますね

点数: 1

ハオニーさんの俳句添削依頼

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