「給湯の音に変わりて大嚔」の批評
回答者 ハオニー
添削した俳句: 給湯の音に変わりて大嚔
最近、俳句に関して悩まなくなってしまったハオニーです
安定したのか、伸びなくなったのか、朧気に答えは分かっています
音は「ね」ではなく「おと」と読むのが適切でしょう
「ね」だと給湯の音が心地よい、というようないい印象が強く出てきます
そうなると
給湯の音(ね)に変わりたる大嚔
と、大嚔なのにお上品な感じがして違う気がするのです
わざわざ「大」をつけているのですから
塩豆様にとって、ここまでの感想は予想済みだったかもしれません
ここからが本題です
「変わりて」は叙述っぽいので、「変わるや」の方が近いと思います
でも私なら
給湯の音(おと)と変われる大嚔
と、「変われる」と可能の助動詞を入れ、大嚔にはそれだけの力があると言い切るでしょう
確かに投稿したとして、ダメだと即決されるような一句ではありません
「あるある」というものを感じます
閃きや技術は、締切前に出てくるとは限りません
だから、そのとき持っているもので勝負するしかないのです
点数: 2