「猫車ききき軋むや秋の暮」の批評
回答者 知世
添削した俳句: 猫車ききき軋むや秋の暮
いつもお世話になっております。
「良夜」の句、げば様の解釈の通りでした。
自分の恋人に他のこいびとがいる、それを自分は知っていながら一緒に月を見ているという。
そんな状況でも月は綺麗で、それはきっと傍に恋人がいるからで…という。
素直に幸せな恋人同士を詠まない天邪鬼のせいで分かりづらくなったかもしれませんが、句意を読み取っていただき嬉しいです。
最近少しバタバタしており投稿もコメントもなかなかできていないのですが、げば様の句は毎日拝見しております。
特別美しいもの珍しいことではなく普通のこと、それも普段から見ているようなものにふと秋を感じるというテーマが一貫してますね。
視覚、嗅覚、聴覚に文法や取り合わせなど毎日すごい挑戦をされていて、もうただただ尊敬です。
童謡の「小さい秋」、曇りガラスや溶かしたミルクが秋って昔は全然わからなかったんですが今はよく分かり、げば様の句は何だかそれを思い出します。
きききの軋み音もまた面白いですね。
次はどんな秋の句か、楽しみにしています!
点数: 1