俳句添削道場(投句と批評)

げばげばさんの添削最新の投稿順の1044ページ目

「秋時雨長柄の傘をたたみけり」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 秋時雨長柄の傘をたたみけり

こんにちは。いつも温かいコメントありがとうございます💫

わたしの焼却炉についていろいろ考えてくださりうれしいです。わたしにも正解は見つかりません。
最近俳句連作もはじめバタバタと勤しんでいます。ときに道場も見に来ます!

さて、御句。長柄が眼目ですよね。人物を想像したくなります。やはり時雨と傘の近さが気になります。傘をたたむと書けば雨が降っていたことがわかるのに、雨の情報が必要か、です。
秋暮れて長柄の傘をたたみけり

でも秋時雨だったのかなあ、と読者は想像します。

なら、雨の情報は傘に任せて、季語は別のものにしたくなります。何がよいですかなえ。植物でしょうか。

点数: 1

「冬北斗盆地に闇をあふれしむ」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 冬北斗盆地に闇をあふれしむ

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。格調高いですね、できている句ではないでしょうか。冬北斗、はひしゃくをもって闇をあふれさせるのでしょうか。北斗が光る故に、盆地にしんしんと闇が広がる様子を、あふれしむ、で言い得ていると私は思いました。わたしの一意見。みなさんのご意見もご参考くださいませ。

点数: 1

「窓際に揺らぐ猫の背秋の昼」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 窓際に揺らぐ猫の背秋の昼

こんにちは。
はじめまして、げばげばです。

まだ始めたばかりなんですね。ようこそ俳句の沼へ。たのしいですよ。
俳句始めたばかりで、こんな景の見える、破綻していない句を詠めるなんてすばらしいですね!ばんばん詠んでいきましょう。

みなさんのおっしゃることもとても参考になりますね。
揺れる、とか、揺らぐ、という言葉は、わりと俳句で使いたくなる人が多い動詞なんです。自分の思う景が詠めるようになったら、次は人が詠まないところを狙っていく、という意見でしょうかね。たしかに一理あります。
フルポン村上さんが、YouTubeでおっしゃってました。大喜利で夏休みが出て、夏休み宿題多い大変だ、みたいな大喜利やらないじゃないですか?みんな人が思いつかないのになるほど共感できるかもというところをついてくる。そのプチ発見こそが魅力なんだと思います。

また、語順入れ替えの提案もありましたね。句ができた!と思ったら、順番を入れ替えてみたり、季語の場所をかえてみたり、そういう推敲をしていると、もっとよくなったということがよくあります。そういう提案がたくさん出てました。勉強になりますね。
この句はこの句で揺らいでいる猫ちゃんの影に感動したのだから佳い句として置いておいた上で、いろいれチャレンジしてみるとよいと思います。

手始めに、揺らぐを替えてみたり、猫の背を、猫の尾、とか、猫耳、とか、さらに細部に寄ってみたり、窓際を、出窓にしたり、カーテンにしたり、洋窓にしたり、裏窓にしたり、格子戸にしたり。景を具体的にするだけでも、オリジナリティは足せます。そして、ぴたっと来る句ができた!となると、どっぶりハマっていくことでしょう。

点数: 1

「色鳥や俳句ポストに名前あり」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 色鳥や俳句ポストに名前あり

こんにちは。
げばげばと申します。

お褒めいただいてありがとうございます。むずがゆいです。
発想の勉強ってなかなか難しいところです。何か本を読んで発想の仕方を学ぶということでもなく、日ごろの生活のなかで何か気にとまることを書き留めておくということに近いです。プチの発見でもいいので、あ、なんかいいなあと思うことを書き留めておく感じです。今日入選をいただいた句でいうと、
「かなしびのちぎれて秋の雲と雲/げばげば」
これって、かなしいなあと思って空見てたら、秋の雲がちぎれて秋の雲と雲になったのをみてほっこりした」というだけの景です。
でも、雲がちぎれて雲と雲になった、という事実を少しずらして、かなしみがちぎれて雲と雲になったんだよ、というだけで、詩が少し生まれるような気がしませんか。
とてつもない発想をするというよりは、
・いいなあと思う景を書き留めておいて
・それをどう表現するか
かもしれません。

そういう意味では、勉強をするなら俳句の型や構造というものを勉強するのはとても役立つと思います。
とくに、関係ないものをぶつけて詩を生む取り合わせの二物衝撃タイプの構造は、関係のあるものをつながないという意味では、勉強しておくと役立ちそうですね。
胸骨=鳥籠、と銀河、は関係ないけど、どこかで少し触れ合っていないか、その触れ合っている部分をたのしむ、という感じです。

いろいろ試して試行錯誤です。私も初学のころはもちろん今もずっと試行錯誤です。そこがおもしろいです。

点数: 1

「行く秋やねこにフェンスのすきまあり」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 行く秋やねこにフェンスのすきまあり

こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。

御句。フェンス来た!!!出会ったころはフェンスばかり詠んでるフェンスのひとでしたから、なおじいさんが喜ぶのもわかります😉懐かしいなあ。

初読、フェンスに猫のすきまがあったのかと思ったら、猫に、なんですね。猫がいるくらいの隙間があった、ということかな。
隙間、が、通れるくらいの抜け穴をさすのか、猫がいられるくらいのスペースを表すのかでも景は少し変わってきますね。

あえて置いてる「あり」も気になりますね。私が「あり」で詠んだら、「あり」は必要な「あり」?省けない?ゆるくない?って聞いてくれそうだし。

最初は
行く秋のフェンスに猫のすきまかな

こういう景かなとおもったけど違うのかな。違うんだよなあ、きっと
すきまにスポットあててるはずだし。でも猫にフェンスのすきまがあります。となると、叙述のかたちが少し気になるから、

行く秋をフェンスの隙間なる猫は

こんな形は?いや、猫にスポットがあたるなあ。

やっぱり
行く秋のフェンスに猫のすきまかな

こういう句意ではないのかなあ。いろいろ考えたけどたどりつけてませぬ。

点数: 1

げばげばさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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あゝなんてきれいな夕焼け左様なら

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投稿日時:

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