「冬北斗盆地に闇をあふれしむ」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。格調高いですね、できている句ではないでしょうか。冬北斗、はひしゃくをもって闇をあふれさせるのでしょうか。北斗が光る故に、盆地にしんしんと闇が広がる様子を、あふれしむ、で言い得ていると私は思いました。わたしの一意見。みなさんのご意見もご参考くださいませ。
点数: 1
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作者 辻 基倫子 投稿日
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。格調高いですね、できている句ではないでしょうか。冬北斗、はひしゃくをもって闇をあふれさせるのでしょうか。北斗が光る故に、盆地にしんしんと闇が広がる様子を、あふれしむ、で言い得ていると私は思いました。わたしの一意見。みなさんのご意見もご参考くださいませ。
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回答者 ヒッチ俳句
こんにちは。
勉強させて頂きます。
御句読ませて頂きました。
北天に輝くななつ星、そしてその先の北極星までもが望める秋の夜空。作者はおそらく高台から、しい~んと静まり返るふるさとの、盆地の里を見下ろしながら立っているのであろうか。
闇に沈む里と、そして天空に輝く星達の対比を鋭く詠まれていていいと思いました。
雄大な景色を想像出来ますね。
ご本人も気にされていますが、
「闇をあふれしむ」と言う表現がやや分かり難いと思いました。
「盆地が闇に包まれている」
「深い闇が盆地を包んでいる」と言う意味かとは思うのですが。
とは言えそれに代わる、原句よりもいい表現が私ではなかなかすぐに出て来ませんが、
冬北斗盆地の闇の濃かりけり
闇深き盆地の空の星冴ゆる
2句目は、ほぼ改作になりましたね。すみませんです。
よろしくお願い致します。
点数: 1
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回答者 こま爺
今日は。
さっそくですが、闇をあふれしむは影をあふれしむかな。
影は実は薄明かりのことで、冬北斗の薄明かりで盆地がぼんやりと照されたという詩的な表現をされたということですね。
良いですね。闇を影にして
*冬北斗盆地に影を溢れしむ
点数: 0
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回答者 慈雨
辻基倫子さま、こんばんは。
御句拝読しました。おお、壮大で幻想的な佳句ですね!
作者は、盆地全体を俯瞰できるような高台にいるイメージですかね。
「闇をあふれしむ(=溢れさせる)」わけですから、冬北斗が空の闇を押しのけて輝く。空から溢れだした闇は盆地へと降り注ぎ、盆地は闇に染まる。空は明るく、盆地は闇の中ーーという映像かなと鑑賞しました。
単なる空と盆地の明暗の対比ではなく、闇をあふれさせたのだというところに気づきがあり、詩がありますね。闇を押し出す、季語「冬北斗」の力強さを感じます。
たしかに「あふれしむ」が日常的ではない言葉なので一瞬詰まりますが、私はこの詩を生かしたいなぁと思いました。
わかりやすさを重視するなら、
・冬北斗盆地へ闇を堕としけり
とも考えましたが、原句の方が詩的ですものね。
語順を少し変えて、
・冬北斗闇を盆地へあふれしむ
冬北斗→闇→盆地、とだんだん視線が上から下へ移動するイメージで考えましたが、うーん、そういう問題でもないか。。
「冬北斗が盆地に闇を溢れさせた」だと散文的なので、季語を下五にして
・盆地へと闇あふれしむ冬北斗
こちらだと視線は下から上ですね。ん-。
なんだか迷子なコメントでごめんなさい。
原句がとても素敵な句です!m(__)m
点数: 0
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ここのところ、星がきれいに見えるようになりました。北斗七星の雄大さに改めて感動したので、その気持ちを詠んだのですが、なんとなくその感動を伝えきれていない感じがします。「あふれしむ」がなんとなくイメージしにくいのでしょうか。このイマイチ感を何とかしたくて投稿します。