俳句添削道場(投句と批評)

74さんの添削最新の投稿順の8ページ目

「抱き止めし子の癇癪や残る蝉」の批評

回答者 74

添削した俳句: 抱き止めし子の癇癪や残る蝉

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
笹谷峠の星月夜は本当に美しかったです。峠を登りきったらパッと視界が開けてすすきの原のような所から遠くの町あかりが下に黒い海で縁取られ、満天の星空が広がるという得難い体験でした。
視界が開けた感じを如何に描写するか悩みの種でした。明確に描写するのも一手ですね。ありがとうございます。

御句拝読しました。
うちの子も最近癇癪のボルテージが上がってきて、いよいよイヤイヤ期に突入かなとなっているので共感します。いつからずっと泣いて怒るのかと戦々恐々してます…^^;
抱っこして、共感の言葉をなんとなく言いながら子どものクールダウンを待つしかないんですよね。そこにまだ鳴いているけど夏の盛りよりは弱々しい蝉…は、皆さんの仰るように蝉の声との取り合わせが「残る蝉」だとちょっと句意を現しきれてないかもしれません。段々弱々しく鳴いて最後には…という蝉の短命さも思うと、元気に鳴いてる蝉が聞こえたと取り合わせたい個人的な感傷ですが。
蝉の鳴き声がBGMだったとのことで、私は具体的に聞こえた種類を下五に置くのも良いのではないかなと思いました。お子さんと張り合う程にけたたましく鳴くのはミンミンゼミでしょうか。ツクツクボウシだとちょっと滑稽感が出ますね。アブラゼミだと五文字でちょうどいいですね。取り合わせとしての一例ということで、ご参考までに。
皆さんの提案の中ではなおじいさんに一票です。クールダウン中なんだろうなと思わせる上五中七になっていますね。蝉の声が聞こえてることもよく伝わると思います。
癇癪と蝉の声が近いというのは実景で俳句は成立するけど、句会などでの評価は低くなるという観点かなと思っています。まずは伝えたいことを描写しきれるようにですよねー私も未熟ですので今後もよろしくお願いします。

点数: 2

「西瓜食ふ若者五人無人駅」の批評

回答者 74

添削した俳句: 西瓜食ふ若者五人無人駅

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。気付けていなかった問題点を指摘されて勉強になります。
イサクさんがお待ちしてくださるとは!?と驚いています。夏の旅と違いゆっくり投句でボリュームも少なめですが、よろしくお願いします。
走り屋などの印象は全く想像してませんでした。なるほど確かに…あの道を駆け抜けられるテクがあれば楽しいのかもしれませんが、意図と違うので注意が要りますねφ(..)メモ
笹谷峠の固有名詞使いたいけど尾根がなーと調べたら、峠はそもそも尾根だし正に詠みたい瞬間のことだ!と採用しました。でも峠道の印象が強いんですよね…
ゆっくり慎重に運転するのをローギアと表現しましたが実際はAT車のドライブモードでそろそろ運転です、それで登って峠に到達した視界に満天の星空が!としたかったので、欲張って作ってしまいましたね。

御句拝読しました。
無人駅が最寄り駅だったので、辛うじてあるベンチやホームに跨る連絡通路の階段などに座って貰った西瓜かこっそり盗った西瓜を食べてる所…と想像しました。待合室はあるんですが、物を食べる気分にならないというか夏になるとカブトムシやら虫が気軽にエンカウントするんですよね。
西瓜をわざわざ無人駅で?という疑問がついてまわりそうですね。ボランティアなどで無人駅付近で作業した若者が友達同士かバラバラの個人かはさておき、その場で差し入れに貰った西瓜(切り分け済み)を食べてると想像するのが私には納得できます。
でも想像の余地があって無人駅と西瓜の組み合わせがお盆の頃の晩夏な雰囲気で良いですね。季語としては初秋ですけど西瓜のイメージが真夏なんですよね。
読むときの気分に応じて若者五人の表情が変わりそうですね。あっちーなとか思いながら黙々と食べてたり、ワイワイ話しながら食べて種飛ばしたり、もしかしたらこの後お別れな流れで黙り食べてはぽつぽつ話してたり…西瓜・若者五人・無人駅の組み合わせが最高にマッチしてますね。楽しく鑑賞しました。

点数: 1

「隣人のアリバイは無し西瓜食ぶ」の批評

回答者 74

添削した俳句: 隣人のアリバイは無し西瓜食ぶ

こんばんは。いつもコメントありがとうございます!
待望される程のものを出せるか分かりませんが、またゆるりと秋の旅シリーズにお付き合いください(笑)げばげばさんのトマト②③もお待ちしてます!
げばげばさんの提案は有名な「国境の長いトンネルを…」からの発想ですね。笹谷峠は辛うじて舗装されているような道でして、軽自動車で良かったーとか思いながらトンネルのような木々の間を走りました。
開けた視界であるとしたかったんですよね本当に、でも峠道を読んでる人も登りながら尾根へ着いて満天の星空を見てほしいと欲張って作ってしまいました。これがまた難しい…皆さんのご意見で見直しできるこのサイトがありがたいです。

御句拝読しました。
一読して、うちの畑の西瓜がひとつ足りない…まさか隣の田中さん(仮)が!?という現実の事件を想像してしまいました。秋沙美 洋さんと同じですね。
西瓜を食べてる所から始めたいですね。イサクさんも言及された「玉葱や結局あの人…」の句をそのまま参考にできるかと思います。「西瓜食ぶ」「西瓜食ひ」「西瓜食み」色々なスタートはお好みですね。中七下五はドラマを見ている人の実況のような台詞より、登場人物の怪しい台詞を上手く使えたら良いのではないかな?と感じます。感じるだけで難しかったな…という提案を起きます。
西瓜食ぶ隣人徐々に出番減り
二時間もののサスペンスは怪しい登場人物がチラッと出たあと話にも上がらなくなってから急浮上っていうのが定番ですよね。見ながら推理させる手段なのだと思いますが、たまに全く想像の余地のない所から犯人登場してた気がします。
西瓜を食べながらドラマを見てるその日常を詠む発想が私にはなく、西瓜の美味しいと思うポイントみたいなトマトの二番煎じを考えると思います。お題が西瓜でこうも色々出るのは個性の現れですよね。興味深いです。

点数: 1

「イスラムのタイルに零る素馨かな」の批評

回答者 74

添削した俳句: イスラムのタイルに零る素馨かな

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
ローギアを良いと言って貰えてホッとしています。ただ、峠道を登りきって見た星月夜というのは描写が難しかったですね…どう足掻いても登ってる(登る前)か、ただ峠にいる所にしか出来なかったです^^;
今回の旅シリーズはボリューム少なめゆっくり投句になりますが、知世さんの刺激に繋がれば幸いです。知世さんの海外旅行シリーズも見知らぬ土地への好奇心が刺激されて毎回楽しく鑑賞しています!

御句拝読しました。
美しい光景なのだと思いますが、具体的な想像がちょっと難しかったです。
イスラムのタイル…アラベスクは魅力的な芸術ですよね。詳細を知らなかったので調べると、文化背景が大いに関係ある芸術なんですね(偶像崇拝禁止だから)
スペイン、フランスときてイスラムですね。国名かもっと具体的なそのタイルを見たモスクの名前など出してもよいかもしれません。
零る、とあるので床かなと思うのですが、アラベスクは基本的には壁に使われるタイルなのですよね?あの入口にもびっしり幾何学模様の美しいタイルを用いる建築の外観であれば「零れるようにジャスミンがかかってる」光景でしょうか…植物モチーフの文様もあるということで、そのジャスミン(素馨)かもしれませんよね。

ここまで書きましたが、げばげばさんのコメント見てホテルだったらどうしよう想像が全然違う!と気付きました。
イスラム建築風の建物であること、タイルに零れるジャスミンがあること、その詠嘆。詠嘆を省いて語順を弄って、
アラベスクめくに零るる茉莉花を
具体性が更に失われました!orz
きっと素敵な光景なんですよねー見たいし想像も及ばせたいのに力及ばずです…

点数: 1

「苺摘ゴンドラ取れし観覧車」の批評

回答者 74

添削した俳句: 苺摘ゴンドラ取れし観覧車

こんにちは。長谷機械児さん、コメントありがとうございます。
山間の打上花火の句は、単にお題が打上花火だったのでデートのことを思い出して詠んだのです。山あいの打上花火の何とも良い響きの音はそう書いたら伝わるだろう、という「見た場所」の描写でした。海や川の花火もまた良いものですが、そのときは山あいの地域で見たというそれだけです。
投句前は揚花火などの言葉を知らず、またあまり詳細に思い出して描写するのも気恥ずかしく…という仕上がりになりました(笑)
提案句はデート感が強いですね!浮かれてる気持ちに沿うように花火が次々と上がっていそうです。

御句拝読しました。
一読した時点では事故のニュースか何かかとヒヤヒヤしますね。単純に、「ゴンドラ取れし」を「ゴンドラ外し(す)」としたら解体か点検中と伝わりませんかね?
苺摘みというとビニールハウスでのあの体験かつ食べ放題な苺摘みのことと思うのですが、その状況と観覧車の解体の取り合わせは視覚的には無理があるような気がします。苺を摘める所から観覧車が見える実景だったらすみません。
中七下五が観覧車の解体(を見学している)場面として変えられないと思うので、上五の季語を取り合わせやすい時候・天候などから選びたいです。見ているそばの植物もいいのかもしれません。ただ、それは想像の句では難しいかもしれません…
無人駅・観覧車などのチャレンジ面白いですね。今後もよろしくお願いします。

点数: 1

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