俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

イスラムのタイルに零る素馨かな

作者 知世  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「素馨」より「ジャスミン」使いたかったのに文字数の関係でやむなく。
まだまだ暑いですがそろそろ夏の季語で俳句作るの何だか気が引けますね。
これもまた旅行の句なのですが…題材は沢山あるものの、理解が乏しい分上辺だけな表現になりがちだったり共通認識がないものを伝えるの難しかったりします。

最新の添削

コーランの詠唱響く素馨かな

回答者 卓鐘

ジャスミンでなく素馨にしたのは、良い判断と思いました。ジャスミンとイスラムではつき過ぎますので。

ただ、イスラムのタイルと素馨では、視覚的に煩い気がしました。イスラムのタイルはとても素敵な不思議な感覚がありますが、なんとも派手(派手さの中に気品がある)なので、白い花が一輪落ちても色彩が埋もれてしまいます。また、タイルそのものに、素馨が彩られたりするので。
(僕もイスラム文化はとても好きで、この句の情景も好きなのですが。)

素馨の気品を十分に主役にするため、取り合わせは、視覚以外のものを持ってくるのが良いと思いました。

ちなみに、特殊な状況を句にするには、「前書き」を置くという奥の手があります。XXXのYYYY礼拝堂にて。など。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「イスラムのタイルに零る素馨かな」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。知世様、いつもお世話になってます。

御句、初読は、「読めない〜」これが第一印象でした。
鑑賞まで行かずコメント拝読。ふりがな(読み)があるかと期待しましたがわからず調べました。なるほど、「イスラムのタイルにこぼるそけいかな」これでよろしいでしょうか?
読めてホッとしましたが、あとは御句に流れる、というか感じられる異国情緒を味わわせていただきました。
提案句は次のものを置かせていただきます。
イスラムの床にジャスミン零れ落つ

でも「タイル」、重要ですよね…。

点数: 1

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

「イスラムのタイルに零る素馨かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも深いコメントありがとうございます。

アリバイの句、ありがとうございます!
西瓜を食べる状況とピタッと合わせたいと思いつつ、ドラマか分からん、リアル事件?とミスリードしてしまいました。知世さんの句は、F越E一郎さんとK平Nぎささんのドラマでしょうか(*'▽')とても好きで観てました。

御句、素馨は私もググるところからスタートでしたが、茉莉花とはまた違うのですかねー。これはドバイとかバリとかですか?イスラムのリゾートホテルのタイル床に散りばめられた花たちをイメージしました。または、宮本輝さんの「愉楽の園」に出てくるバンコクの裕福な政治家紳士なんかも思い出したりして、エキゾチックな空気が醸し出ていました(*'▽')
文法的に「零るる」が正しそうなので、
イスラムの床に零るる素馨かな
ですかね。

イスラムの床を茉莉花零れをり

茉莉花使ってみるバージョンです。

というかいろんなとこ行ってますねー(*'▽')うらやましい!

点数: 1

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「イスラムのタイルに零る素馨かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。今度はアジアですか・・・

「イスラムのタイル」が「イスラム式タイル」「イスラムの民族模様のタイル」など複数の捉え方ができて、海外だとはわかりにくいかもしれません。
海外と明確に出したいなら国の名前を出しても良いかも(俳句としては空間を切り取ってもよいので、海外と明確にする必要はないかも)

「素馨」での歳時記への記載はないかも?明確に「ジャスミン・茉莉花」のことであれば同じ季語として良いのかな。

この句で個人的に気になるのは、「花がどこに咲いているかわからない」という点です。
そのまま読めば「ジャスミンの花びらがタイルに零れる」という句意になりそうですが、ジャスミンはどのような状態で咲いているのですかね?句のイメージは屋根が屋内というか屋根のある空間なのですが、鉢植えでしょうか?そこがピンときませんでした。

点数: 1

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

「イスラムのタイルに零る素馨かな」の批評

回答者 74

句の評価:
★★★★★

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
ローギアを良いと言って貰えてホッとしています。ただ、峠道を登りきって見た星月夜というのは描写が難しかったですね…どう足掻いても登ってる(登る前)か、ただ峠にいる所にしか出来なかったです^^;
今回の旅シリーズはボリューム少なめゆっくり投句になりますが、知世さんの刺激に繋がれば幸いです。知世さんの海外旅行シリーズも見知らぬ土地への好奇心が刺激されて毎回楽しく鑑賞しています!

御句拝読しました。
美しい光景なのだと思いますが、具体的な想像がちょっと難しかったです。
イスラムのタイル…アラベスクは魅力的な芸術ですよね。詳細を知らなかったので調べると、文化背景が大いに関係ある芸術なんですね(偶像崇拝禁止だから)
スペイン、フランスときてイスラムですね。国名かもっと具体的なそのタイルを見たモスクの名前など出してもよいかもしれません。
零る、とあるので床かなと思うのですが、アラベスクは基本的には壁に使われるタイルなのですよね?あの入口にもびっしり幾何学模様の美しいタイルを用いる建築の外観であれば「零れるようにジャスミンがかかってる」光景でしょうか…植物モチーフの文様もあるということで、そのジャスミン(素馨)かもしれませんよね。

ここまで書きましたが、げばげばさんのコメント見てホテルだったらどうしよう想像が全然違う!と気付きました。
イスラム建築風の建物であること、タイルに零れるジャスミンがあること、その詠嘆。詠嘆を省いて語順を弄って、
アラベスクめくに零るる茉莉花を
具体性が更に失われました!orz
きっと素敵な光景なんですよねー見たいし想像も及ばせたいのに力及ばずです…

点数: 1

添削のお礼として、74さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

呼び鈴で遊ぶ子ら散り日短

作者名 ちゃあき 回答数 : 4

投稿日時:

冬の月可愛い耳へかぐや姫

作者名 こま爺 回答数 : 6

投稿日時:

口紅の赤あざやかやサイダー瓶

作者名 感じ 回答数 : 5

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『イスラムのタイルに零る素馨かな』 作者: 知世
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ