俳句添削道場(投句と批評)

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抱き止めし子の癇癪や残る蝉

作者 はや  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

怒り狂い泣き叫ぶ子どもを膝に乗せて、クールダウンさせているときのことです。BGMはひたすら鳴き続ける蝉の声。
「残る蝉」を使ってみましたが、使い方合ってるのかな、「秋の蝉」がいいのかな…と気になってます。

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「抱き止めし子の癇癪や残る蝉」の批評

回答者 74

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
笹谷峠の星月夜は本当に美しかったです。峠を登りきったらパッと視界が開けてすすきの原のような所から遠くの町あかりが下に黒い海で縁取られ、満天の星空が広がるという得難い体験でした。
視界が開けた感じを如何に描写するか悩みの種でした。明確に描写するのも一手ですね。ありがとうございます。

御句拝読しました。
うちの子も最近癇癪のボルテージが上がってきて、いよいよイヤイヤ期に突入かなとなっているので共感します。いつからずっと泣いて怒るのかと戦々恐々してます…^^;
抱っこして、共感の言葉をなんとなく言いながら子どものクールダウンを待つしかないんですよね。そこにまだ鳴いているけど夏の盛りよりは弱々しい蝉…は、皆さんの仰るように蝉の声との取り合わせが「残る蝉」だとちょっと句意を現しきれてないかもしれません。段々弱々しく鳴いて最後には…という蝉の短命さも思うと、元気に鳴いてる蝉が聞こえたと取り合わせたい個人的な感傷ですが。
蝉の鳴き声がBGMだったとのことで、私は具体的に聞こえた種類を下五に置くのも良いのではないかなと思いました。お子さんと張り合う程にけたたましく鳴くのはミンミンゼミでしょうか。ツクツクボウシだとちょっと滑稽感が出ますね。アブラゼミだと五文字でちょうどいいですね。取り合わせとしての一例ということで、ご参考までに。
皆さんの提案の中ではなおじいさんに一票です。クールダウン中なんだろうなと思わせる上五中七になっていますね。蝉の声が聞こえてることもよく伝わると思います。
癇癪と蝉の声が近いというのは実景で俳句は成立するけど、句会などでの評価は低くなるという観点かなと思っています。まずは伝えたいことを描写しきれるようにですよねー私も未熟ですので今後もよろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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癇癪の子を抱き止めて蝉の声

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。

御句、癇癪持ちのお子様は大変なこととお察しします。蝉の声、BGMになったでしょうか?

提案句を考えるにあたって、「残る蝉」という措辞は、今一つ意味が掴めないところへ持ってきて、誤解を招く恐れもあるので普通に「蝉の声」としました。
俳句としては、卓鐘さんの提案句、とてもいいのではないかと思います。
ただ、それでは悔しいので(笑)、私は、癇癪の大変さを残して考えてみました。
中七の「抱き止めて」。これは原句をそのままいただいたものですが、「癇癪の子を抱きしめていたら、癇癪が止まったのでほっと一息ついた。そしたら蝉の声が聞こえるようになった」と読んでくだされば幸甚です。

点数: 3

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癇癪の子を抱く腕や秋の蝉

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

「残る蝉」「秋の蝉」、どちらにしても「癇癪を起しさわぐ子」と近くて少し損をしているかも・・・騒がしい、という意味で比喩みたいにとられてしまうかも。
提案句ではそのまま使いますが、季語はもう少し探してみてもいいですね。

上五中七の語順で「癇癪」を説明するような流れになっているので、語順を変えつつ。
「秋の蝉」とのとりあわせの相手が「癇癪」になっているのも、変えてもいいかもしれません。

点数: 1

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「抱き止めし子の癇癪や残る蝉」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
小さい子供がいるのでとても共感を覚える句でした。
「残る蝉」のアンニュイさがシチュエーションに良く似合うと思います。
そして地面に落ちた蝉のビビビと暴れる様が癇癪の子供と重なるような。
「抱き止めし」という語からも元気なお子さんと優しいお母さんの姿が伝わってきますね。
良い句だなと思います。

点数: 1

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抱き止めし子の泣き止めば秋の蝉

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

癇癪と蝉との取り合わせは、どちらも騒がしい音なのでお互いが生きてこないように思います。癇癪によって、セミの声がかなり聞こえづらかったです。

癇癪が治まった瞬間を描写するとセミが生きてくるかと。「残る蝉」の「残る」が別の意味を持ち始めるとさわるので、「秋の蝉」と提案句はおきました。残るが別の意味(提案句では、今までうるさかったけど、蝉の音は残っているなど)を持たない時は、風情のある季語だと思います。

点数: 1

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「抱き止めし子の癇癪や残る蝉」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、母子の句ですねー。
1点は、卓鐘さんの指摘通りでしたね。
「秋蝉」は夏蝉よりも少し弱弱しいイメージがあるのですが、その声が聞こえてこなかったですね。癇癪と蝉が近すぎるので、季語を替えることをすすめようかと思うと、卓鐘さんの提案。癇癪が止んだ時に蝉の声が聞こえたという流れ、さすがでした。

癇癪の子の泣き止みて秋の蝉

こう置いてみましたが、お母さんが登場しなくなってしまったかな。「癇癪」と「泣き止む」が意味重複かな、となると、卓鐘さんの提案句に一票です(*'▽')

しかし、素敵な句がどんどん飛び出してきますね。次の句もいつも楽しみにしています!

点数: 1

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「抱き止めし子の癇癪や残る蝉」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

「たぬきの糸車」懐かしい〜!
久々に読みたくなりました。ありがとうございます。

子供の癇癪を宥めていて無になるのよく分かります。
皆様のコメントを読むと「蝉の声が子供の声でかき消される」とあり、成る程と思う一方で
「違うんだよ、子供のウギャ〜!を聞いてるとふと無になって、そこに蝉の声だけが響いてくるような、そんな瞬間があるんだよ」と言いたくなってしまいました。
俳句ですから、多くの人にそれが伝わっていないのであれば推敲の余地ありなのかもしれませんが…。
それだけ言いたくなって、再登場失礼いたしましたm(_ _)m

点数: 1

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