「朝寒に波跳弾す神割崎」の批評
回答者 知世
いつもお世話になっております。
「われから」面白いですよね。どういった経緯で歌に詠まれるようになったのか。
語源としては「割れた殻」脆い甲殻類で海藻干している最中に粉々になってしまうようです。
浜遊びかそれとも食卓の椀にでも紛れていたのか貴族が下男に「これはなんというものだ」「こちら割れ殻という虫にございます」「おお「我から」とはいとをかし〜」なんてやりとりがあったのかしらと勝手に妄想しております。
現代の我々はまるっきり想像に頼るしかないのですが、それが却って半ファンタジーな面白さを生んでますよね。
「トポロジー」もまるっきり妄想の句で、ドーナツを眺めて、これとコーヒーカップが同じって?幾何学って何なの…?とぼんやりしてそのまま思考が宇宙まで飛んでいってしまうイメージです。
自分でも何言ってるのか分かりませんが、数学いっこもわからん、という句なのでむしろ文系の人に共感してもらえ…どうでしょうね。
さてこちらの句他の方の句に紛れて見落としておりました。
随分時間が経ってのコメントで今更感ありますがごめんなさい。
動画と併せて鑑賞させていただきました。
これ本当にパルクールみたいですね〜すごい。
とはいえ私がこの神割岬を訪れたとしてきっと波や巌の迫力に感心しても跳ね返る波まで気づかなかったかも。
ここに注目する目がまず素晴らしいと思います。
「三角跳び」がとても面白いのでぜひ使用したいですが実景を知らない人に理解してもらうのは難易度高いですね。
「跳弾」ならある程度光景を思い描きやすい、読み手に親切な表現であると思います。
いっそ「神割岬」の五文字を削って…と思いましたがまた良い地名ですね〜…。
もう季語を削ってしまえ、という卓鐘様の提案分かります。
74様の句以上の句が思い浮かばないので提案は無しでこのまま鑑賞させていただきます!
点数: 1
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秋の旅行②
岸壁を走る波が三角飛び(パルクールとかで見る壁走り等)のようにして迫るのが印象的で、思わず動画を撮りました。跳弾だと散弾銃っぽい雰囲気なんですよね…三角飛びだと地名と合わせ難い。
神割崎…かみわりざき。二月中旬十月中旬頃に、岩を真っ二つにしたような神割崎の隙間から日の出が見れる。この旅ではなんとなく行先として決定したため時期外れでした。しかし私以外にも時期外れ観光してる人は僅かに居ました。早朝の方が活動時間としては正常ですものね。
季語…秋の波とするかその関連を調べてもどうも野分の頃以外は穏やかな様子が本意らしく、詠みたい光景に合致しないと断念して朝寒を選びました。
跳弾…比喩で使っていいものか、比喩が適当か。適当ではないと感じつつも他の言い様が思い浮かばず選択しました。
皆さんのご意見よろしくお願いします。
ここは観光用の駐車場整備もされていましたから、皆さんも是非実景を見に行ってみてください。岩の間の狭い隙間から迫り来る波は迫力があって良いです。あまり足場の中の海よりに立つとたぶん攫われかけますが。