俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順に並んでいます

「終でなく蛍の光始めなり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 終でなく蛍の光始めなり

めいしゅうさん、いや、めいしゅうさんの奥様、こんにちは。初めまして。
奥様から卓鐘さんへのコメント拝読しました。僭越ですが、卓鐘さんより前に私から少しコメントさせてください。

奥様は、何か勘違いをなさっています。どれほどのことをご主人様からお聞きになっているかわかりませんが、すでにめいしゅうさんはご自分の非を認めていらっしゃいます。
その上でこのような恨み言のような書き込み、ご主人様が知ったらどうお思いになるでしょうか。

奥様の書き込みには、いくつもの誤解や事実誤認があります。それを私はお伝えしたいです。

まず、「ご本人様からならいざ知らず」とおっしゃっていますが、イサクさんは一人ひとりに必ずコメントを返す担当だったわけではありませんので、別にめいしゅうさんに返事をしなくてはならない義務とか責任など無いのです。
また、イサクさんは、ご主人様の言われなき中傷のせいで、すでにこの道場を去ってしまったのです。どうして返事ができましょうか。

次に、卓鐘さんを「部外者」呼ばわりなさっています。卓鐘さんは部外者などではありませんよ。れっきとした、この道場の中心人物です。仲間です。
部外者とは、構成員以外の、事情をよくわかっていない人のことを言います。
この道場はみんな仲間です。奥様は、誰かが助けを求めてきた時に、「私は部外者だから」とか放っておきますか?卓鐘さんは同じ道場の仲間だからこそ、助け舟を出したのです。私もそうです。困っている人がいたら、部外者とかではなく助けてあげようとします。まして仲間ならなおさらです。

「主人もさぞ打ちひしがれたと思います」とのことですが、先に打ちひしがれたのは、「勘違い」とか「滑稽だ」とかと揶揄されたイサクさんだと思います。
あの方ほど、この道場で長く一生懸命だった方は知りません。イサクさんは、誰に対しても必ず「様」付けで書き込みをしていました。それだけでも、イサクさんの姿勢が伺えると思います。その方が「返事をくれないから」とかで言われなく中傷されるのはおかしいです。

「主人はバカ正直」、これは悪くないことです。しかし、「権威をかさに上から目線の人間を許さない人でした」。これは誰のことですか?こんな人は誰だって嫌いですが、まさかイサクさんのことではないですよね。イサクさんはどんな人にも丁寧にご指導くださいました。
そもそもイサクさんには権威はないですから。先生ではないですし。
ここに矛盾があるのです。ご主人様は、イサクさんが全く相手にしてくれなかったとおっしゃっていながら、「権威をかさに上から目線」とか言うのだとしたら、それはおかしくないですか?なんでわかるのですか?

「そのことを人にお伝えするのがへたな人でもありました」とのこと。この道場は、コミュニケーションはもちろん大事ですが、大切なことは、「自分はバカ正直な人間です」とか「権威をかさに上から目線の人を許さない」とか、そんなことを伝える場ではありません。自分の俳句を投稿して、また、他の人の作品にコメントをして高め合う場です。
でも、繰り返しますが、ここは自分の問いかけに対して必ず答えが返ってくるシステムでもルールでもないということです。

最後に、卓鐘さんの投句「炎天や」は、この件とは全く関係ないでしょう。なぜかというと、なぜ卓鐘さんが、めいしゅうさんのための俳句を投句しなくてはならないのですか。
私は卓鐘さんではありませんが、長年のお付き合いでそのくらいはわかります。

めいしゅうさんの奥様、どうかご理解ください。そして、ご主人様にお伝えください。もうこれ以上、部外者である奥様に書き込みなどさせることなく、もう一度、ご参加くださいと。ここまでの書き込みをご覧ください。誰もただ一人として、「あなたはもう二度とこの道場へ来るな」などと言っていませんから。

私は、イサクさんに去られて、言いようのない虚しさの中でこの道場を続けています。事情を知らない初めての方が毎日のように投稿なさってます。この方々に今まではイサクさんが懇切丁寧に指導していましたが、今は力不足ですが私とかみんなで手分けして対応しています。
イサクさんがどこかでこの道場を覗いてくれて、戻ってくださることをマジ、毎朝毎晩仏壇に祈っています。私がしばらく留守にしていた時に、私の復帰を願ってくださる方がおられました。その方々には今でも感謝しています。それと同じに、私はイサクさんに戻って欲しいのです。

長くなりましたが、奥様、どうか誤解のないように。めいしゅうさんはすでにお詫びなさっています。ご事情お分かりでないかもしれませんが、どうかご理解のほどよろしくお願いします。

点数: 12

「あゝなんてきれいな夕焼け左様なら」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あゝなんてきれいな夕焼け左様なら

げばさん、こんにちは。
御句、というよりコメント拝読しました。
この道場のことをおっしゃっています?それとも世の中全般ですか?

いずれにしても、世の中は、通信手段の発達とともに、人と直接対話する機会が次第に減少してきており、特に近年のネットの普及とコロナ禍により、その動きが加速されました。
いや、ネットの発達と同時に細かなコミュニケーションは増えましたが、一方で、聞くに耐えない誹謗中傷や罵詈雑言も増加しています。
面と向かっては言えないようなこともネットなら言えるー。本来、この考え方は悪くはないのですがおかしな方向に広がると困りますよね。

話が長くなりました。ごめんなさい。
この道場の性格を理解せずに、投句に何か言われると妙に攻撃的に反論する方がたまにいます。げばさんやイサクさんのように、相手のためを思って積極的にコメントをしてきた方々は、これまでに何度もそういう対象になりましたよね。
この道場は、句会ではないですから先生がいない代わりにメンバー相互に意見を言い合います。その際に、どうしても、経験の長い方が指導的なコメントになるのは自然の流れですし、投稿者も期待していると思います。
ただ、人の意見を聞き慣れていない方などは、強く衝撃を受けることがあるようですよ。

げばさん、なんだか「さようなら」なんて、寂しい措辞を入れないでください。お気持ちはわかりますが、読み手に希望を与えてくださいよ。あらちゃんさんのおっしゃるように、「またあした」とか!

永遠の同期(笑) なおじいより

点数: 11

「梅雨明けのいずれ消えたるにはたづみ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 梅雨明けのいずれ消えたるにはたづみ

イサクさん、こんにちは。
拙句「初蝉に」にコメントおよびご提案句、有難うございました。
いつも参考にさせていただいており、励みになります。

さて御句拝読しました。初読で、嫌な予感がしてご自身のコメントを拝読。当たりました。

こんな形で去らないでください。

この道場は、先生も生徒も先輩も後輩もなくみんな平等で作品を投句し意見を出し合う、とても画期的なシステムだと思っています。

とはいえ、やはり、ある程度勉強をしたり経験を積んで、各所で入選実績のあるような方々が、始めたばかりの方々に対して指導的な立場になるのはやむを得ない、というか、始めたばかりの方々もそれを望んでここに投句しているのだと思います。

意見や感想を言われるのが嫌なら投句などしなければ、誰からも何も言われませんしね。

イサクさんは、もちろんお会いしたことはありませんが、この2年間ずっとご指導くださった。そりゃあ、たまにはカチンと来ることはありましたよ。あっても、おっしゃることが的確ですから、それをバネとして頑張ってきました。

以前、まだ始めたばかりの時、最初のお題の「泉」というお題で、季語の「き」の字もわかっていないのに自信満々でババっと投句。イサクさんから「あなたは季語というものがわかっていない。どこで勉強したのか」と言われて凹みました。しかしそれも当然、勉強なんてしたことない、ただ、そのお題の言葉を入れればいいだけと思っていたのですから。
それから勉強して、半年くらい経った頃でしょうか、「最近、なおじいさんの句が良くなってきたと思いませんか?」とか言ってくださった。あれも忘れられません。

とにかく、こんな形でやめないでください。

・梅雨なくば伸びぬ実らぬ稲穂かな

季重なりで置かせていただきます!

点数: 10

「駄句駄句を垂れ流すひと蚯蚓鳴く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 駄句駄句を垂れ流すひと蚯蚓鳴く

松健四歩さん、こんにちは。
御句およびコメント拝読しました。

まずコメントについて。チェックリストが全部当てはまるという方が複数いらっしゃって、驚きました。私はあまり当てはまりませんでした。
最初の二つは当てはまります。次ですが、私は別に褒めて欲しいとは思いません。正当な評価が欲しいだけです。自分の句を自慢したいなどと思ったこともありません。
自分の俳句知識を「伝えたがっているかどうか」は別として、私はここで先輩方にとても親切に色々と教えていただいたので、今度はそれを私がお伝えする番だとは思っています。
俳句講師ぶるほどの知識はありません。ただ、こちらは親身のアドバイスのつもりでも、受け取る側からしてみたら「先生みたい」「偉そう」と思われることはあるかもしれません。気をつけていますが。
暇潰しに利用したことはありません。これでも現役で仕事をしています。ただ、通勤の電車の中や、就寝前に寝床で拝見することはありますが、特に暇潰しとは思っていません。
交流広場とする、これは当てはまりますね。お孫さんの活躍やお身内が亡くなったり、そうしたことは一緒に喜んだり悲しんだり。そもそも俳句は日常生活を詠むことが多いですから、それを見せ合うことは自然と交流広場になりますね。
他の方々に申し訳ないですが、最も当てはまらなかったのが、最後の「我が物顔で駄句を垂れ流す人」でしょう。私の投句や提案句が駄句と言われたらそうかもしれませんが、「我が物顔で垂れ流して」はいませんでしたから。

次に御句についてです。上五「駄句駄句を」は、「だくだく」というオノマトペとかけているかと思いましたら、そうでもなさそうですね。
また、初読では、駄句を流すのはご自身で、自虐的にお詠みかと思いました。

・だくだくと駄句垂れ流す蚯蚓鳴く

と、ご自分のことをお詠みかと思いました。他の方々の句を駄句などと、そんな失礼なことはあり得ないという先入観からかもしれません。

最後に、ここでお伝えするのが適切かどうかわかりませんが、竜子さんの句についての書き込みについてです。
言葉遣い等については、もう他の方々がおっしゃっていますし、何をか言わんやだと思いますので、私は俳句のことを書こうと思います。

竜子さんのご投句は4月末ですか、私はちょうどこの頃、決算業務で一時的に不在だったのか、オンタイムで覚えていませんが、いい句だと思います。
なぜなら、「潮時を見切る漁師」とは、大変な褒め言葉だからです。潮時とは、漁に出る、漁場にとめる、漁を始める、終わる、引き上げる、これらのタイミングのことで、それを見切る、すなわち総合的に判断することは、よほどのベテランでないとできません。この句には、そうした経験を積んだ漁師への畏敬の念が表れていると思いました。コメントも、「世の中、どんなことにもタイミング(好機)というものがある」ということだと思いました。
松健さんは、もしかしたら、潮時を「引き際」のように勘違いなさったのではないでしょうか?そうであれば誤解だと思います。
もちろん、他にも色々な背景があったのかもしれませんが、それであればその時に直接お伝えになっても良かったですよ。ここはそういうところです。私も全くそのつもりではなくて投句したものを、他の方々に指摘を受けてお詫びとか訂正をしたことがあります。

長くなりましたのでこのくらいにしておきます。
松健さんは、ここが出入り自由で色々な方がいらっしゃるのがよくお分かりになったとのこと。
であれば、またお会いできるかもしれません。「蚯蚓鳴く」なんていう季語を使える方はそんなにいらっしゃいませんから。

点数: 9

「人の句は人の子である時鳥」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 人の句は人の子である時鳥

イサクさん、こんにちは。お久しぶりです!
1️⃣ 御句拝読しました。これはなかなか含みのある句で、人により、受け取り方が大きく違うでしょうね。特に「人の子」の捉え方です。子どものように大切だという読み方と、人の子のことは親に任せて放っておこう、という考え方もあるかもしれません。
しかし、少なくともこのサイトに投句された以上は、その人の技術向上を願って、できる限りのアドバイスをして差し上げるのが大切ではと思っています。
人の子だろうと誰だろうと、健やかな成長を願わない人はいないと思います。

2️⃣ 俳句生活の地選、おめでとうございます!本当はもっと早くにお伝えしたかったのですが、イサクさんもおっしゃるように前の句に書き込むのはちょっと…。
新作のご投句を待っていました!入選句、いいですねー。退官と花人の対比が素晴らしいです。

3️⃣ 「荒らしてすみませんでした」とのことですが、私はイサクさんがお詫びなさることはないと思いますよ。
当時、私は一時的に遠ざかっていたのでリアルに対峙していたわけではなく、後から追いかけて状況を把握したわけですが、そう思っています。

なんにせよ、イサクさん、また戻ってきてくださいよ。よろしくお願いします。

点数: 8

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

あろうことか時の記念日大遅刻

回答数 : 21

投稿日時:

夏山に言葉少なの夫婦かな

回答数 : 17

投稿日時:

パスワードまた間違へて五月闇

回答数 : 19

投稿日時:

断りなく消えし隣家の桜の木

回答数 : 18

投稿日時:

酔って寄る娘の店や夏の夜

回答数 : 26

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

炎昼や口一文字の採血台

作者名 水谷 回答数 : 2

投稿日時:

風に乗り蝶が羽ばたく青き空

作者名 亜樹羅 回答数 : 3

投稿日時:

木の葉持つ泥の詰まった吾子の爪

作者名 晴峯旬草 回答数 : 4

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ