俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削最新の投稿順の935ページ目

「長い夜に句種溢れて思いが重い」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 長い夜に句種溢れて思いが重い

よした 山月さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
なお、厳しくしてくださいとのことですので、そのつもりでコメントさせていただきましたます。

よしたさん、そろそろ五七五の定型をお願いしますよ。「思いが重い」なんてダジャレを言っている場合じゃないですよ。
私も人のことを偉そうに言えるほどの作句経験があるわけではないので、知らない語句が多々あるのはもちろんですが、「説明的」「散文的」「時間経過を詠んでいる」「三段切れ」「季重なり」…。これらは未だに指摘をいただいております。まだまだです。
しかし、最低のルールである五七五は、さすがに守っています。これはサッカーで言えば手を使ってはいけない、ラグビー で言えば前に投げてはいけないという最低のルールです。多少の字余りは大丈夫ですが、とにかく定型はリスペクトしましょう。

もちろん、そうした縛りに窮屈さを感じて、自由な読みを目指す方々もおられます。私の義母も俳人でその一派でした。
ただ私は、こう思うのです。「なんで落語は着物を着て正座をしてやらなくてはいけないんだ。オレは洋服を着て立って話す」という人がいたとします。それは面白いと思いますし、おやりになったらいいと思います。しかしそれはもはや落語ではない。漫談です。落語をやろうと思うのであれば、落語の伝統を守り、大切に受け継いで欲しいと思うのです。

と、ごめんなさい。よしたさんのご投句の下五が、ちょっと字余りだっただけで、余計なことを長々とおしゃべりしてしまいました。「厳しくしてください」というのは、こんな話をしてくれということではないですね。失礼しましたm(_ _)m。

提案句です。

・句の種も思ひも溢れ長き夜

これは提案句ですから皆さん添削なさいませんが、どのように思われるか正直わかりません。しかしとりあえず、五七五は守りました(笑)。

点数: 1

「色葉舞う大雪からの風強く」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 色葉舞う大雪からの風強く

HIGUMAさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
感想と言えるかどうかわかりませんが、俳句はコメントとか抜きで五七五だけ読むものです。
その点で、御句の「大雪」、これは一般的には雪がたくさん降ること、すなわち「おおゆき」です。そうしますと、たくさんの雪が降ったあとで吹く風、と思う人は少なくないと思います。
それでもそれなりの俳句にはなると思いますが、作者の本意とするところではないですね。ではどうしたらいいか。

私は「大雪おろし」をお勧めします。おろしは「颪」と書いて、「その山から吹いてくる(冷たい)風」を意味します。そうです、有名な阪神タイガースの「六甲おろし」、あの「おろし」です。あと赤城おろしとか比叡おろし等も有名ですね。

大雪おろしと言えば、山は付かなくても大雪山から吹き下ろす風のこととわかってもらえます。
そこで私の提案句です。

・色葉舞ふ風は大雪おろしかな

「大雪おろし」に風の意味があるので、「風は」と置くのに若干の抵抗がありましたが、あとはお任せします。

点数: 0

「山粧う羽衣舞い降る天人峡」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 山粧う羽衣舞い降る天人峡

オルカさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。御句、気になっていながら日が過ぎてしまい、遅くなりました。申し訳ありません。

御句、とてもきれいな、秋らしい景色が浮かびます。天人峡は存じませんでしたが、羽衣の滝とかあるのですね。行ってみたいです。

ただ、御句の場合、そんなにきれいな天人峡、ただでさえ素晴らしい景色を、「山粧う」などという季語と合わせなくてもよろしいのに。
「山粧う」は、ご存知と思いますがとても力のある季語で、誤解を恐れずに言いますと、他の十二音はどうでも、それなりの俳句になると思います。
「山粧う」で全山美しい紅葉、その中で羽衣が舞い降りたような天人峡、といえば、一幅の絵屏風のようですが、同時にうるさくもあります。変な例えですが、ビーフステーキと鰻を一緒に食べるような…。

また、天人峡という固有名詞で場所を特定するのは、具体性が増して画像がクリアになるという効果がある反面、イメージが固定化されてしまい広がりが乏しくなるという場合もあります。
そこで私は、二つご提案したいと思います。
A案:力のある季語「山粧う」は外してしまう。

・秋高し羽衣舞ひ降る天人峡

B案:「山粧う」は使いたい場合

・羽衣の舞ひ降る渓や山粧ふ

点数: 1

「紅葉月言の葉並ぶ資料室」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 紅葉月言の葉並ぶ資料室

よした 山月さん、こんにちは。御句の感想を置かせていただきます。

御句、はっきり申し上げて何がなんだかよくわからないですね。
まず、紅葉月ってなんでしょう?「紅葉」で秋の季語でいいですか?
「言の葉」は以前も出てきましたが、俳句のネタですね。紅葉のきれいな月には、俳句のネタになるようなことがたくさん資料室のように散りばめられているという句ですかね。
それであれば、もっと単純に素直に詠みませんか?

よしたさんはとてもいいものをお持ちですが、思いに言葉が着いてきていません。一度立ち止まって、自分が伝えたいことは何かを考えてください。語彙不足とか、経験不足とかは関係ないですよ。よしたさんの周りでも、月は出るし風は吹くし枯葉は舞うでしょう。霧はどうかわかりませんが(笑)。早い者勝ちとか時間勝負ではありませんから。

点数: 1

「お点前の塵打ちのおと今朝の冬」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: お点前の塵打ちのおと今朝の冬

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。

御句、茶道のことはまるでわかりませんので、コメントできません。ただ、それほどに立冬を境に変わることとかあるのですね。勉強になりました。

点数: 1

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