「色葉舞う大雪からの風強く」の批評
回答者 なお
HIGUMAさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
感想と言えるかどうかわかりませんが、俳句はコメントとか抜きで五七五だけ読むものです。
その点で、御句の「大雪」、これは一般的には雪がたくさん降ること、すなわち「おおゆき」です。そうしますと、たくさんの雪が降ったあとで吹く風、と思う人は少なくないと思います。
それでもそれなりの俳句にはなると思いますが、作者の本意とするところではないですね。ではどうしたらいいか。
私は「大雪おろし」をお勧めします。おろしは「颪」と書いて、「その山から吹いてくる(冷たい)風」を意味します。そうです、有名な阪神タイガースの「六甲おろし」、あの「おろし」です。あと赤城おろしとか比叡おろし等も有名ですね。
大雪おろしと言えば、山は付かなくても大雪山から吹き下ろす風のこととわかってもらえます。
そこで私の提案句です。
・色葉舞ふ風は大雪おろしかな
「大雪おろし」に風の意味があるので、「風は」と置くのに若干の抵抗がありましたが、あとはお任せします。
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秋の大雪山麓で友人と一緒に考えた一句です。