俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の6ページ目

「紫陽花はとらやの庭が似合うはず」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 紫陽花はとらやの庭が似合うはず

おかえさきさん、こんにちは。
御句拝読しました。
寅さんですね!私も好きで土曜日は毎週見ていますよ。柴又も何度か行きました。とてもいい街ですね。

御句ですが、「とらや」だけですとどうしても羊羹とかの老舗の虎屋を思い浮かべてしまうかと思います。あちらも「とらや」と表記しますし。読み手によりそれでもいいと思いますが、もし正確に葛飾柴又の団子屋だと伝えるなら、補助的なワードを入れますか。

御句で寅さんシリーズのタイトルの一つを思い出しましたので、それで一句作りました。

・寅さんの「あじさいの恋」あゝとらや

これは俳句の本筋としては、季語が季語の役目をしていないとか、「」はダメよとかあると思いますが、その辺はご勘弁ください。シリーズ第28作「男はつらいよ 寅次郎あじさいの花」のことで、マドンナはいしだあゆみさん。陶芸家の家のお手伝いさんでしたっけ?寅さんの中でも好きな作品です。

おっと、寅さんのことばかりごめんなさい!また聞かせてくださいね。

点数: 5

「車椅子母には大き夏帽子」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 車椅子母には大き夏帽子

やすさん、こんにちは。
御句拝読しました。お母様への愛情が感じられる佳句ですね。
私もこんなことがありましたよ。普通歩きからゆっくり歩き、シルバーカーそして車椅子と、よく散歩しました。母は帽子がオシャレの一つだったようで、必ず被りましたね。もちろん夏は、日除けの意味が大きかったですが。

さて御句ですが、このままいただこうと思ったのですが、ふと、もしかしたら、コメントがなかったら、「母親は車椅子だから、大きい帽子(つばの広がった、という意味)にしてあげないと暑くてまぶしいだろう」という句意に取られるかもと思いました。
それはそれで悪くないとも思いましたが、ご本人の意図通りにするにはどうしたらいいか考えました。

その結果、次のようなのが浮かびました。

・車椅子の母にチョコンと夏帽子

いやこれは違うな。被らせ易いほど大きいという意味ですが、帽子が小さいとも読める。

・車椅子の母には合わぬ夏帽子

これでは「似合わない」みたいだし、そもそも小さくて入らないみたいか?

そうだ!

・車椅子の母にはゆるき夏帽子

これでどうでしょう?
いずれも上の句は「車椅子の」としてみました。
でも騒いだ割にはあまり良くもなっていませんかね。
まあ、頑張ったんだぞ!と思ってもらえば(笑)。

お母様お大切に!

点数: 5

「手拭いの農婦草刈る花野かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 手拭いの農婦草刈る花野かな

こま爺さん、こんにちは。
再訪です。
拙句「花野ゆく」にコメント有難うございました。

私の、御句の季重なりへのコメントに対するご返信ですが「主役が明確で二つの季語が邪魔しあってなければ、季重なりも問題ないと理解しています」とのこと、確かにその通りだと思います。

それではこま爺さんは、御句がそうであるとお思いでしょうか。

ご存知と思いますが、「草刈り」は雑草取りではありません。ある目的を持って草を刈ることです。典型的なのは牛馬の牧草の確保です。
私は、手拭いの農婦が花野で機械を使って牧草を刈っているとは想像できませんでした。花野の手入れの係のような女性が、雑草を抜いている姿を想像しました。
それであれば「草取る」ですが、あの時はちょっと急いでいたのでそこまで申し上げる余裕がありませんで失礼しました。
ちなみに「草取る」も季語です。

先ほどは提案句を置かせていただきませんでしたが、例えば、

・手拭いの農婦の八重歯花野かな

ずっとうつむいて作業をしていた農婦が、何かの折に顔をあげて少し微笑んだ様子をとらえました。

ただ、もし、こま爺さんが、手拭いの農婦が草刈機をグワングワン言わせて草を刈っている景色を花野と合わせてお詠みであれば、このコメント前半の偉そうな口調をお許しください。
よろしくお願いします。

点数: 5

「どん曇り嫌な練習乗り越えて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: どん曇り嫌な練習乗り越えて

俳句好きの青年さん、こんにちは。
初めまして。
御句拝読しました。
「どん曇り」、これは方言とかですか?季語として置いています?
そこからよくわかりませんでした。

原句ですと、解説がないとなんの練習かわかりません。ご自身のコメントを拝読すると運動会の練習のようですので、今はお題が運動会であることもあり、素直に「運動会」と出してはいかがですか?

暑い中の厳しい練習を乗り越えてきたのですから、この際、晴れてようが曇っていようが関係ないでしょう。頑張って、

・練習の成果を見せろ運動会

もう、これでいきましょう!(笑)

点数: 5

「あなたにはそのほうがいい雪の夜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: あなたにはそのほうがいい雪の夜

あやめさん、こんにちは。
再訪です。
まずはお詫びします。ごめんなさい。

昨日は午後いっぱい仕事が遅くまであって、このサイト開きませんでしたので反応が遅くなりました。重ねてお詫びします。

このようなことになっているとは全く思っていませんでした。

まず、いなくなってほしいなどとは夢にも思っていませんし、そもそも言っていません。

あやめさんを追い込むつもりもなければ、ここは俺の住処だともまるで思っていません。

誰が俳句をやろうと短歌をやろうと、小説を書こうと個人の自由です。

私の意図は、俳句もいいけど、短歌もやってみたら?ということでした。

基本的には、俳句においては心の動きを詠むより、目の前の景色を詠んでそれで心情を想像してもらうほうが一般的です。ただ、短歌では、目の前の景色もいいけれど、心に思ったことをストレートに出すことが認められています。
特に現代短歌では、俵万智さんの「サラダ記念日」以来、その傾向が、強くなりました。

自慢ではないですが、私は短歌も俳句もやっておりますが、短歌のほうが多く入選させていただいています。だから余計にわかるのです。

私があやめさんにお伝えしたかったのは、例えで言うと、野球部に足の速い子がいて、監督が、「お前、足が速いから陸上やったらどうだ?」と言ったようなものかもしれません。監督としては、その子の才能をより伸ばすつもりで言ったのでも、その生徒にしてみれば、「監督から出て行けと言われた〜野球やめろと言われた〜」となるかもしれませんね。その辺の配慮が足りませんでした。申し訳ないです。

つい先日、あやめさんが私のコメントを「滑稽だ」と言ったことについて、あやめさんはユーモアがあるというおつもりだったのに、私は「バカバカしい、ふざけている」という意味かと残念に思った。すぐにあやめさんは謝ってくださった。そんなことがあったから、私はより気をつけなくてはいけないのに、言葉が足りませんでした。と言うか、余計なことを言ってしまったのかも。

長くなり申し訳ありません。
最後に、私は調子に乗って出しゃばり過ぎました。良かれと思って色々アドバイスしているつもりでしたが、だからこういう、夢にも想定しないことになるので、これからはすこし控えます。

あやめさんは変わらずに、これまで同様、いやこれまで以上に頑張って作句・投句されますよう、お祈りいたします。どうかご健康に気をつけてお過ごしください。

点数: 5

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