「うららかや100円玉のかがようて」の批評
イサクさん、こんにちは。
拙句「名の由来」に何度もコメント有難うございました。この句は、実は何年もの間に複数の句選に応募し続けて、ボツ続きのものでした。
そんな句は他にいくらでもありますが、この句は自分では悪くない出来と思っているのに、どこが良くないのだろうと思い、それをお聞きしたくて投句しました。
こんなことはコメントに書けませんが、ただ、そんなわけで、私には若干の自信がありました。
ただ、イサクさんの一連のコメントを拝読して、どこがいけないのか、わかったような気がします。
・「昭和の日」という名前の由来を知らないことを言っているのだがあ、そうではなく、昭和という時代を知らないと取られる可能性。
・作者は、ある年代以降は、誰でも昭和の日の名前の由来を知らないように思い込んでいると取られる可能性。
・昭和の日の名前の由来を知らないことが、単に時の流れを言っているだけなのに、挨拶もできない、電話の取り方も知らないということと同じように、礼儀知らずとか未熟者とか、要するにネガティブな風に感じていると取られる可能性…。
私の意図は、例えば、ある人が一軒の居酒屋に入って、「すみません、ビールください!」と言ったところ、「ご注文はスマホでお願いします。」とか言われて聞いてもらえず、QRコードを示されたような。
そして、
・注文はスマホの時代春の宵
とかなんとか詠んだようなものです。
別に世の中の全ての居酒屋がそうなったと言っているわけでもなく、「こんなの許さない!」と上から目線で言ってるわけでもない。人手不足とか効率化が必要ということもわかっている。ただ、「ああ、そういう時代になったのかぁ…」という感慨を伝えたかった、そんな感じです。
ご丁寧な解説に感謝します。とても勉強になりました。今後ともよろしくお願いします。