俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1491ページ目

「冬ぬくし鳥声めける信号機」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬ぬくし鳥声めける信号機

感じさん、こんにちは。
御句拝読しました。
某句選ですね(笑)。私もボツ句を皆さんに見ていただきました。自分の気がつかない点のご指摘があり、とても勉強になりました。
私のこの後のコメントは何の役にも立たないかもしれませんけど、置かせていただきます。

私が気になりましたのは、「鳥声めける」という措辞です。これは、鳥の声のようだ、という意味だと思いますが、あれって、ようだというより鳥の声そのものではないですか?横断歩道のカッコー、カッコーとか、ピヨ、ピヨ、とかいうあれですよね?
もちろん本物の声ではないですが、そのものずばりという気がしました。そこで、

・冬ぬくし信号機より鳥の声
・鳥の声聞きて横断冬ぬくし

とかのほうがいいかと思いました。

でも、そうか、こうすると季重なりになりますか・・・?横断歩道の近くの木にとまっている本物の鳥とか?鳥の声は季語ではないけど春っぽいですからね。
やはり、〜のようだと比喩にした方が?
それなら「めける」より「めく」のほうを推します!

・冬ぬくし鳥の声めく信号機

あっ、待って!これでどうでしょう!?

・冬ぬくし鳥声まねる信号機

よろしくお願いします!

点数: 1

「路地裏のゴム跳び少女ふゆやすみ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 路地裏のゴム跳び少女ふゆやすみ

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。毎回、いい雰囲気の光景を切り取りますねー。

ゴム跳びは、もはや全く見かけないでしょう。そもそも、子どもが路上で遊ぶところに遭遇しませんよね。
いや別に、だから俳句に向かないとかではないですよ。また、ゴム跳び少女は九文字ですが七音ですから字余りではないですよ。

ここからは、私の個人的な好みの話で申し訳ありません。
私は五輪真弓さんのファンで、御句の「少女」を見た時にピンときました。ゴム跳びを「なわとび」にさせてもらえませんか?

・路地裏の少女なわとび冬休み

勝手に変えてごめんなさい。
よろしくお願いします。また聞かせてください!

点数: 1

「寒林や枝から枝へ島柄長」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒林や枝から枝へ島柄長

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。いいですねー、シマエナガ。可愛すぎる!大好きですよ。って、実物は見たことないですが。

御句、二点お伝えさせてください。
一点目、「寒林」の季語およびシマエナガに対して「枝から枝へ」の中七が近過ぎではと思いました。私は近いの好きですが、もしかしたら「枝から枝へ」の措辞は、島柄長をご存知ない方へのあらちゃんさんの心遣いかなとも思いました。

また、島柄長ですが、読みにくいのと、季語ではないので、シマエナガと表記してもいいのではと思いましたのが二点目です。

そこで、

・寒林や妖精のごとシマエナガ
・寒林や我が目うたがうシマエナガ

二句目は、妖精を見た?という自分の目を疑うということですが、ベタでしょうか。
よろしくお願いします。

点数: 1

「里帰りせずに宴会嫁が君」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 里帰りせずに宴会嫁が君

東野宗孝さん、こんにちは。
御句拝読しました。俳句を始めてから、それなりに季語を勉強してきたつもりでしたが、「嫁が君」が正月三が日限定の季語で、ネズミのことだとは知りませんでした。危うく大恥をかくところでした。有難うございました。

知ったうえで、前から知っていたかのようにコメントします(笑)。

まず、「里帰りせずに宴会」ですと、東野家のネズミは東野家が故郷ですから里帰りしていますよ(笑)。
ですから、このフレーズで行くなら、

・里帰りの子らを迎へて嫁が君

「里帰り」という言葉には微妙な点があるのですが、ここではそれには触れません。

次に、「第九にも勝る演奏」ですが、第九には年末の風物詩という響きがあり、もうすぐ歳時記に載るのではとまで言われています。そのため、三が日とは相容れないような…。

天井で名演奏よ、も、気まぐれさんがおっしゃるように、褒めてしまっているので、背景をよくわかっていれば皮肉と取れますが、そうでないと訳わからなくなります。

・天井のありがたみ知る嫁が君
・屋根裏に集ひて静か嫁が君

一句目は、板一枚離れていてよかったという意味、二句目は願望です。

ところで、私も子どもの頃の家は古くて、毎晩、天井裏ですごい音がしていました。親に聞くと、こともなげに「ネズミだよ」と。「ネズミは、寝ず見というくらいで、寝ないで見張り番をしてくれているんだ。ネズミが居なくなったら、何か災害が起きるんだよ。ヤツらは真っ先に逃げるからね」と言われました。

その点から行きますと、ネズミがいるのは悪くはないですが、齧られるのは嫌ですね!

点数: 1

「里帰りせずに宴会嫁が君」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 里帰りせずに宴会嫁が君

東野宗孝さん、こんにちは。
再訪です。
先ほど、ネズミの故郷は東野家だから里帰りしている云々と申しました。
訂正させてください。
俳句は一人称という原則を忘れて、ネズミが主人公と勘違いしてしまいました。
正月に里帰りしないで三が日に家で宴会をしているのは作者ですよね。だから、天井の嫁が君が気になるのですよね。
このままいただきます。

点数: 1

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