「その角を蔦にからめてなく鹿か」の批評
回答者 なお
添削した俳句: その角を蔦にからめてなく鹿か
大西正人さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。いい風情と思われます。
季重なりの件は他の方から出ていると思いますので省略しますが、私が気になりましたのは末尾の「か」です。
これは、「鹿の声だろうか?」という意味でしょうか?
俳句は色々な考え方があり、押し付けるつもりはないのですが、私が始めた時に、先輩から、「俳句はその時の情景を詠むので、目の前のことを描写するのだ。〜だろうか?と、作者にもわからないことを読み手に聞かれても当惑するばかり」と言われました。
それからしますと、鹿の声らしきものは作者以外誰にも聞こえていないので、作者が自分の判断で決めてもいいと思います。
季重なりはちょっと無視して提案しますが、
・角の先蔦に絡めて鹿の鳴く
・蔦からむ角を振りつつ鹿の鳴く
これは推敲前ですので、よろしくお願いします。
点数: 1