俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削得点の高い順の1225ページ目

「ザクザクと音を楽しむ残雪よ」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: ザクザクと音を楽しむ残雪よ

大沼裕之さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。雪や霜柱を踏んで歩くと怪獣のような気持ちになりませんか(笑)?私はそんな句を投稿したことありますよ。

御句、すでに多くの方々からアドバイスと提案句が出ていますよね。私からも蛇足のようですがお伝えします。
「残雪」は、都会の片隅に溶け残った雪の意味もあり、悪くないと思いますが、やはりどうしても、里は春になったのに遠くの山には白いものが残る、というようなイメージです。
また、下五の「残雪よ」、この「よ」が、残雪だけでは四音なので音数合わせで付けたように思えてしまいます(そうでなかったら申し訳ありません)。

そこで私は、次のような構成を考えました。

・溶け残る雪踏み歩くザクザクと

俳句は自分の動作を報告するより、光景を詠むのが基本ですが、ザクザクを生かしてみるとこうなりました。
またよろしくお願いします。

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「鳩つつく枯野奏でる散歩道」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 鳩つつく枯野奏でる散歩道

やらやらさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。可愛らしい風景をお詠みですね。

ただ御句、構造的に問題があり、その点についてはめでかやさんが先に見事に言い表していらっしゃいます。
こういうときは、その方のコメントに「いいね!」をポチッとすればいいのですが、私はすぐこのように出てきます。

コメントは何を申し上げてもめでかやさんと重なりますので、提案句だけ置かせていただきます。

・一羽二羽鳩の突っつく枯葉道
・散歩道枯葉をつつく鳩一羽

突っつくやつつくで音は十分伝わると思いますが、あえて音を入れますと、

・散歩道枯葉を鳩のコツコツと

こんなのもありかと思いますが、「枯葉をコツコツ」というのも我ながら違和感が…。

点数: 0

「春炬燵ステージにしてブギ歌う」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 春炬燵ステージにしてブギ歌う

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。

今日は厳しいかもしれませんがご容赦ください。
光景は浮かびますが、ただ、浮かびすぎます。それは御句が、類想というより説明になっているからです。
「コタツをステージにして歌を歌う」、そのままです。

それともう一つ、懸念があります。春炬燵という情緒ある季語を単にステージ代わりにして乗ってしまっている点です。これは、眉をひそめる向きもあるかもしれません。

それに、春炬燵ではなく、単に炬燵でもいいかもしれません。
ただ、この点については逆の見方もあり、「もう暖かくなったから、コタツにしがみついていなくて大丈夫!ということを言いたいんだね!?」と取ってくれる方もいらっしゃるでしょう。

色々考えていたのですが、おかえさきさんのご提案句で解消しました。
「ブギ歌うワンマンショーの春炬燵」、これはとてもいいです!
これは、いく通りもの読み方が出来ます。
1. めいさんのように、コタツの上に乗っかってブギを歌う。
2. 春炬燵にあたりながら朝ドラを楽しんでいる。
3. 春炬燵にあたりながら、そばでブギを歌っている孫を微笑ましく見ている…。

いずれにしても、スズ子はあんなところに行って、この後どうなるのか気になりますね!

点数: 0

「四温待ち薄氷の下魚舞い」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 四温待ち薄氷の下魚舞い

星勲さん、こんにちは。
御句拝読しました。まさしく、春が近い光景ですねー。

あらちゃんさんがすでにご指摘になっており、繰り返しのようで恐縮ですが、季語が二つあります。
季重なりはいけないことではないと言われていますが、一度にうなぎとステーキ食べるようなもので(笑)、私はどちらかでいいと思います。
ご自身のコメントでも、「春近く氷も薄れて」とおっしゃっていますね、氷が薄くなるということは春が近いということです。

あらちゃんさんが薄氷でご提案なさっているので、私はもう一方で置かせていただきます。

・春待つや水に魚の舞ふごとく

点数: 0

「空夜こそ雪輝きに癒される」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 空夜こそ雪輝きに癒される

みちのくさん、こんにちは。
御句拝読しました。光景は浮かびます。雪道は夜であっても、少ない光を反射して輝きますね。

御句、「空夜」は耳慣れず、こんな言い方あるのかと調べました。寂しい夜とか静かな夜とかの意味はあるようですね。しかしあまり一般的ではないような。
もちろん、一般的でなければダメということはないのですが、違和感が先に立ってしまうと句の鑑賞の妨げになるのではと危惧します。

あと、「癒される」、お気持ちはわかりますが、できればこうした心情をダイレクトに置くよりも、光景を説明して、読み手に「ああ、それは癒されるなぁ」と共感してもらえる作りのほうが俳句としては好まれるのではと思います。

・静かなる夜道の雪の輝けり

即吟ですが、こんなのもありかと思いました。

点数: 0

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