俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1163ページ目

「別れ人足跡遠き霜の夜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 別れ人足跡遠き霜の夜

気まぐれ亭さん、こんにちは。
御句拝読しました。
とてもムードがよく、しんみりした光景ですね。霜の夜と合っています。

ただ、「別れ人」という言葉が二つの点で気になりました。

一つは「別れ人」って言うかな?という点、二つ目は、見た目ですが、「別れ人足」と読めてしまう点です。揚げ足とるつもりなど決してないのですが、これらを解消するのに次のようなのはいかがかと思いました。

・去る人の足跡遠き霜の夜

でもちょっと普通っぽい。ですから「別れ人」も、独特で面白いかもしれませんよ。私、中島みゆきさんの「わかれうた」が出た時は、そのタイトルに衝撃を受けましたもの。

ですので、別れ人を生かすとしたら、

・別れ人遠き足跡霜の夜

とか、字余りですが、

・別れ人の足跡遠く霜の夜

なども考えられると思いました。
よろしくお願いします。

点数: 2

「寒桜試験日のバス能登を発ち」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒桜試験日のバス能登を発ち

慈雨さん、こんにちは。御句拝読しました。
この時期にあの災害は、さぞやお辛いでしょうね。本当に応援したくなります。

御句、まず三段切れは、私はないと思いました。おっしゃるように、単なる助詞の省略ですから、中七と下五は意味的につながっていると思います。

私が気になりましたのは、季語の寒桜が上五にあり、逆に切れが目立たず、「寒桜試験日」のように読めることです。
五音の季語を上五に置くことはそう珍しくはないのですが、ともすると、上五と中七の切れが目立たなくなりつながってしまうこと(狙いの時もある)と、中七下五と進むうちに、あれ?季語なんだったっけ?と存在感が薄れてしまうことがあります。四音だと「や」を入れてうまく強調できますけどね。

その点で、五音の季語は下五に置くことが多いです。

そんなことを考えながら、次のようなのもありかと置かせていただきます。

・能登のバス入学試験の子らを乗せ

季語を「入学試験」にしてしまいましたが、「寒桜」のままでいくとしましたら、

・試験日のバスに能登の子寒桜

逆境に負けず頑張ってほしいです!

点数: 2

「雪深し明石の上の夢浅し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪深し明石の上の夢浅し

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は源氏物語に詳しくないので、内容をどうこうアドバイスできませんが一点だけ。

初読では「明石」が何かわかりませんでした。庭の石?兵庫県の明石市?テーマが雪なので、庭石や都市の「上」に降り積もることとは繋がるので、そうかと思いました。

そしてコメントを拝読。なるほど、源氏物語の「明石の上」のことでしたか。失礼しました。

私は源氏物語に詳しくないので、見かけの点だけお伝えします。
「明石の上」を「明石の君」とかにすると、少しは源氏物語を想像しやすくなるかもしれません。

・夢浅き明石の君や雪深し

点数: 3

「寒桜試験日のバス能登を発ち」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒桜試験日のバス能登を発ち

慈雨さん、こんにちは。
再訪です。
再訪の理由は三つ、一つ目は、気まぐれさんのコメントおよびご提案句があまりに的確で、まずそれをお伝えしようと。これはとても参考になります。

二つ目は、拙句「心臓」へのコメントのお礼です。慈雨さんの鑑賞、すごい!①も②もご推察の通りです。拙句では、自分が生きているかまで不安になり、胸に手を当てて心臓が動いているのを確かめる、そんな風景を詠みたいと思いました。

三つ目は御句の「子」の問題。
例えば私の一番上の子は、すでに不惑を越えていますが、これを吾子とか言っていいのか、いつも迷います。子であることは間違いないのですが、状況に応じて娘とか息子とかと使い分けています。
今回は一般の生徒ですよね。高3なら私にとっては立派な「子」であり、孫みたいなものですが(笑)、慈雨さんはまだそんなお年ではないですね。

まあ、状況次第ということで(笑)。
よろしくお願いします!

点数: 2

「初場所や和服姿の賑やかし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初場所や和服姿の賑やかし

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
初場所、始まりましたね。確かに初場所は和服姿のお客さんが多くて華やかですね。

私も「賑やかし」が少し気になりました。というのは、年寄りの心配と思って聞いてくださればいいのですが、「賑やかし」には良くない意味があるのです。
ですので、そちらに取る人もいるのではないかと危惧してしまいました。

これを解消するには、語尾の一文字を置き換えれば済みます。

・初場所や和服姿の賑やかに

初場所、優勝争いが最後までもつれるといいですね!

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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