俳句添削道場(投句と批評)

小西晴菜さんの添削最新の投稿順の6ページ目

「燻されて焼き上がり待つ焚き火かな」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 燻されて焼き上がり待つ焚き火かな

なおじい様。
いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。拙句「避難所の焚き火」へのコメントもありがとうございます。
「避難所の焚き火」「隣人」が固まってしまって、下五字余りを気にしつつ諦めて投句した感じだったので、提案句、とても有難いです。しかも「隣人」を「ひと」と読むご提案、そんな「奥の手」もあったか!と膝を打ちました。
さて、御句ですが、他の方もご指摘のように、焼き上がりを待って何を食べるかわからないのはちょっと淋しいかも、「芋」必要と思いました。
でも、テレビで、キャンプ料理を紹介していたのを見て驚きました。近頃ちょっとしたキャンプブームとかで、焚き火で燻製を作ったり、長い金串の先にいろんな物を突き刺して焼いて食べるんですね。お芋やソーセージはもちろん、チーズ、ミニトマト、おにぎり、ゆで卵、リンゴ····子どもたちはマシュマロやバームクーヘン。お父さんは厚揚げをこんがり焼いて醤油たらして缶ビールを飲んでいました。
その様子から、
 「好物の焼き上がり待つ焚き火かな」
としてみました。

点数: 2

「見晴らしのよき街路かな落葉焚」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 見晴らしのよき街路かな落葉焚

イサク様。
いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。拙句「避難所の焚き火」にも提案句ありがとうございました。下五の字あまりを悩みつつ、諦めて投句してしまったので、こういう表現もあった、と大いに勉強させていただきました。
さて御句、落葉後の街路樹というと、寒い、寂しい、侘びしいイメージになりがちですが、「見晴らしのよき」で、風通しも良い、天気も良い、明るい情景が浮かび、下五で、ああ焚き火なんだ、と手際よく落ち葉を処理する複数の人の姿が見えてきます。
寒いけど爽やか、温かみも感じられて、とても好きな句です。

点数: 1

「白菜に見ゆ結晶はノスタルジ」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 白菜に見ゆ結晶はノスタルジ

よした山月さま。いつも楽しく拝読させていただいております。
私もまだまだ初心者で、添削·批評などできませんが、疑問に感じたことをお伝えします。
御句は、白菜を通して「懐かしさ」を表そうとしておられるのですよね。だから下五「ノスタルジ」とされたんですよね。でも、コメントを拝読すると「味の素」「祖母」「昭和」と、読み手に懐かしさを想起させる具体的な言葉が三つもあるのに、句にはひとつも使っておられません。
私なんか単純なので、「白菜や昭和の祖母の味の素」と羅列してあるだけで、「うわ〜懐かしい、おばあちゃんのお漬物が食べたいよ〜」とウルウルしてしまいます。なぜこういった語を避けられるのかな?と疑問を感じました。
的外れな指摘であれば申し訳ありません。

点数: 3

「突如言ふ婆白菜を食ひたしと」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 突如言ふ婆白菜を食ひたしと

負乗さま。いつも楽しみに拝読させていただいています。
拙句「ペボ南瓜」「白菜の玉」にコメントくださりありがとうございます。なかなか返信に至らず申し訳ありません。
買い物に関して「心意気」と言えば、給料何ヶ月分はたいて結婚指輪を買うとか、値札を見ないでブランド物を買うとか、ローン組まずに家を買うとかかも知れませんが、何事も分相応ということがあるので、私は白菜で十分楽しんでいます。
さて御句、私にも88歳の母がおりますので、情景よくわかります。別に認知症でもないのですが、急に何か思い出して、あの時のあれが食べたいとか、どこに売ってるかしら、とか。
でも「買って来ようか」と言うと、「食べてみてあまり美味しくなかったらがっかりするから要らないわ」なんて。
年をとるのはちょっと切ないなあ、などと思う日々です。
これからもどうぞよろしくお願いします。

点数: 2

「ほうき星鯛焼きの香と追う家路」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: ほうき星鯛焼きの香と追う家路

卯筒さま。いつも楽しく拝読させていただいています。
「鯛焼き」冬の季語だったんですね。まずそれだけで、なんだか嬉しいです。
御句は「家路を急ぐ」というありふれた光景でありながら、いろいろな要素が五感に訴えてくるのが魅力だと思います。
冬の夜で、顔や手は冷たいのに、鯛焼きの袋だけはほっかほか。しかも甘い香りが漂う。ひとり暮らしなら、すぐ開けて鯛焼きを頬張りながら帰るところだけれど、家で待ってる人がいるから我慢して急ぐ。ふと見上げるとほうき星!!
漫画やアニメで、走る人の足もとに数本の線を描いて、スピードを表現することがありますが、そのイメージがほうき星と重なり、ファンタジー要素も感じられて、想像の世界が広がります。
卯筒さまの「落雁」「柿羊羹」も好きですが(決してお菓子限定じゃないです。「判じ絵」「ファラオ」の猫もお気に入りです)今回の句、とても気に入りました。
これからもよろしくお願いします。

点数: 1

小西晴菜さんの俳句添削依頼

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