「藍浴衣箪笥に君もしまひけり」の批評
回答者 小西晴菜
添削した俳句: 藍浴衣箪笥に君もしまひけり
げばげば様。拙句「朝顔の」「白桃や」に丁寧なアドバイスをありがとうございます。
テレビ番組で上野選手が「福島で初戦を戦う意味を深く受け止めている」と発言されたのを聞いてから、五輪とソフトボールと福島と桃が、ごちゃ混ぜで頭に残っていました。で、試合を見て、やったー!とばかりに投句しましたが、げばげば様のご指摘通り、中七をより具体的にすれば、もっと世界が広がりますね。
さて、御句ですが、猟奇、監禁の評もありましたが、私はむしろ下五「しまひけり」が気になりました。大好きな君を横取りされないように保管したいなら、願望の「しまいたし」だろうから、夏の素敵な思い出は浴衣と一緒に残したいけど、「君」本体(失礼⁈)はもう要らない、お終い、っていう女性の本音かも。いや、それとも、敢えて封印して断ち切らねばならない禁断の関係⁈、などと大いに妄想を楽しませていただきました。
さらに数日後、「一方通行」の句を拝見した時には、ドラマの続きのような気がして、えー、いったい「夏の果て」に何があったのー!いったい何の覚悟なのー?と妄想が拡大というか、暴走しました。
点数: 1