俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1370ページ目

「眺めてる遠い山から千の風」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 眺めてる遠い山から千の風

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

まずは、お気持ちの俳句として、このままの形でお残し下さい。
以下、想いよりも技術的な話に偏ります。

無季でも良い題材なのですが、季語がないのはやはり弱点となります。
この句の場合、
中七は映像を作っているところなので、大きく変えてしまうと句意が変わってしまいます。下五「千の風」は作者であるひらり様の狙っている言葉ですね。

上五の「眺めてる」は、省略しても句の意味はあまり変わりません。作者が眺めているから「山」が見えているわけですからね。
ここを他の言葉に変えても句の意味は大きくは変わらなさそうなので、ここを季語に置き換えることをお勧めします。

ここで「山」の季語や「風」の季語を使うと、中七下五の「山」「風」とぶつかってしまいます。とはいえ、突飛な季語はやはり句意に合いません。山や風といっしょに存在していそうな別の季語を探してみてください。

たとえば
・夏雲や遠き嶺より千の風

いかがでしょう?

点数: 3

「老鶯や螢袋を写す庭」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 老鶯や螢袋を写す庭

こんにちは。

老鶯と螢袋を句の中で絶対に使う!と決めた時点で季重なりは確定。季重なり回避にはなりません。
あとは、季重なりをいかに「俳句として成立させるか」です。

季重なりを成立させる方法というのはいくつかあるのですが、
ちゃあき様のこの句とコメントから察するに、「老鶯」「螢袋」どちらも実景で、両方に感動の焦点があります。
強弱とか比喩とか考えずに【並列】にするのが最も良いかなあ・・と思います。幸いどちらも夏の季語で、季節感には違和感が出にくいので。

・老鶯の来たりて庭の螢袋

ただ確実に季重なりの指摘は受けますし、感動の焦点がどっちにあるかは受け手は悩みます。

私ならそれぞれで一句詠みますけどね・・
・老鶯の庭を写生の真昼かな
・鳥来たる螢袋の庭へまた

点数: 5

「スーパーが今日は来る日かホトトギス」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: スーパーが今日は来る日かホトトギス

こんにちは。

◆本来漢字・ひらがなの季語をカタカナ書きするのは避けるのをお勧めします。
 とくに動植物の季語は。
 理由は「理科の分類評みたいに感じて情緒がない」ということになっているからです(あえて伝聞調にします)。
 「ホトトギス」なら「時鳥」など漢字表記がいくつか、あとは漢字表記を避けたい場合はひらがなで「ほととぎす」を使う方をお勧めします。
 「チューリップ」「ヒヤシンス」「ライラック」など、もともとカタカナの季語は別に構わないです。
◆「今日」「日」の情報かぶりがありますね。「日」は省略可能かと思いました

・今日は来る移動スーパー時鳥

もし目の前に来ているのであれば、「今日は」という説明も不要かもしれません。
ここから先は他の情報があれば。

点数: 1

「鴉の子大きく使い鳶を追ふ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 鴉の子大きく使い鳶を追ふ

おはようございます

「使い」の意味がわかりませんでした。

◆まず初手として、「鴉の子」という季語は巣の中にいる雛鳥の状態ですので、既に飛んでいる鴉に使うことはあまりないです。カラスがトンビを追いかけているとはどんな状況なのでしょうね?
 と思っていたらもしかしたら「鴉の子」(カラスの巣)に近づく鳶を、親が「追い払っている」のでしょうか?だとしたら「追う」もかなりわかりにくいのではないかと思います。

◆何を大きく使ったのか?コメントからはおそらく「翼」なのでしょうけれど、ちょっとひとりよがりな省略だと感じました。

◆全体では、十七音で「使う」「追う」両方の説明をするのは窮屈ではないか?という印象です。

季語「親鴉」を使ってみたり、「使う」「追う」どちらかだけに絞り込んでみるなど、検討してみてください。

・親鴉鳶の来たりて追ひにけり

点数: 0

「衣替え青色のリボンはにかんで」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 衣替え青色のリボンはにかんで

こんにちは。

こちらの句は中八(中七が八音)が気になります。
「青」は何も注釈がなければ「色」のことなので「青色」としなくてもよさそうです。

季語としては「更衣」で「ころもがえ」と読んで、こちらが一般的な季語です。このサイトのお題は毎年「衣替え」で出てきて、間違いというわけではないのですが、気にする方は気にしますので一応。

・更衣リボンの青のはにかみて

で、前の句もそうでしたが、
俳句のリズム五七五をわざと崩してらっしゃるのか、いまいち理解できていないのか、気にはなっています。

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

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