俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削投稿の古い順の1351ページ目

「お隣は蜜柑を送るだけの仲」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: お隣は蜜柑を送るだけの仲

あらためましておめでとうございますー!

秀作句の鑑賞は選者先生に任せるとします(笑)

こちらの句、「送る」なので顔をあわせずにネットか何かでポチっと歳暮を贈るだけの仲なのか?と思いました。
ですが「歳暮」などではなく特定のモノ「蜜柑」。どんな環境で「蜜柑を一方的に送る」のか?自分や、自分の実家がミカン農家なのでしょうか?蜜柑に限定することの是非はあるかと思いました。
そして普通ならば相手からのお返しもあると想像するのですが、句だけを見た際に「だけ」の限定が邪魔をしています。こっちが送る【だけ】で、向こうからは何も来ない雰囲気になってしまっております。

とすると「だけ」の説明語は諦めて、季語「蜜柑」に託して受け手にもう少し広く鑑賞してもらうのはどうでしょう?

・お隣は蜜柑を送るやうな仲

点数: 2

「蒲公英の一輪咲きてもういいかい」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 蒲公英の一輪咲きてもういいかい

こんばんは。

コメント欄にある【蒲公英の一輪咲きて「もういいかい」】
こちらを正しい表記としてコメントします。

御句の形では、「もういいかい」と蒲公英が言っている、あるいは作者が蒲公英に「もういいかい」と呼びかけている、というのが普通の受け取り方だと思います。こどもたちの姿は見えません。
なぜか。
こどもたちの姿を全く描写せず、句に登場しているのが「蒲公英」と、暗黙の「作者(句の主体)」しかいないように感じるから、だと思います。かくれんぼの常套句を借りているのは理解しますが、こどもを描写しなさすぎかと。

さらに細かくいくつか。
◆十七音のうち十二音という三分の二以上を蒲公英に使っており、作者の意図として「蒲公英を強調したい」という意図は見えます。が、蒲公英に音数を使い過ぎて、結果的に詰め込み過ぎになっていると思います。
 「一輪」「咲きて」が、句意に本当に要るかどうか検討が必要です。特に「咲きて」は、下の項目の理由もあり、不要だと思いますが・・
◆句では「咲きて」としています。動詞の連用形に接続する「て」は完了の意味を持つ助詞です。この句の蒲公英は「咲きて(咲いて)」その後で「もういいかい」と問うているので、コメントの意図とちぐはぐですね。
 蒲公英が既に咲いているなら「もういいかい」ではおかしいですし、咲く前ならば「蒲公英の蕾」として描写した方がよいと思いますが、いかがでしょう?
◆下五の六音字余りは気にならない形だと思います。

本来の俳句のテクニックとしては、「蒲公英や」とすればそこに蒲公英が咲いているのは伝わります。基本形では、残り十二音をこどもの描写にあててもいいぐらいです。
・蒲公英やひとり残る子「もういいかい」
 ↑
例えばこれで、【咲いている蒲公英+かくれんぼの子】という映像は出ていると思います。

どうしても蒲公英が「もう咲いていいかい?」と聞いた、という意味に寄せたいのであれば
・蒲公英の蕾「もういいかい」の声
 ↑
例えばこのように二物にすれば、【蒲公英の蕾のそばで「もういいかい」という声が聞こえてきた。こどもたちの遊び声だが、咲こうとしている蒲公英の声だったかもしれない】という受け取りもできるかもしれません。

いかがでしょうか?

点数: 3

「カモシカのしばし見つめる木芽かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: カモシカのしばし見つめる木芽かな

こんばんは。

「見詰む」文語にありますよー。マ行下二段なので連体形「見詰むる」。
御句の場合は口語の「見つめる」で問題ないと思いますが。

それよりも、
冬の季語「羚羊(かもしか)」との季重なりが気になりました。
下五「冬木の芽」で晩冬の句にしてしまえば、御句の場合は視線の誘導で下五が強いので解決はします。意図とは違うかもですけれど。

・羚羊のしばし見つめる冬木の芽

点数: 3

「梅の花あぎとひし鯉覗きたる」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 梅の花あぎとひし鯉覗きたる

はじめまして。よろしくお願いします。

◆中七「あぎとひし」で、「~し」は過去の動作になってしまうので、現在の時勢でつないだ方がよいのではないでしょうか。
◆下五「覗きたる」ですが、このままでは『自分』が覗いているのか『鯉』が覗いているのかはっきりしません。コメントでは「鯉が見ている」ということなので、助詞を補ってみます。
◆「梅の花」を見ているということなので、上五に切れがありません。下五連体形になっていますが、言い切ってみませんか?

・梅の花あぎとふ鯉の覗きたり

いかがでしょうか?

点数: 2

「日に映ゆる河津桜や小鳥舞ふ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 日に映ゆる河津桜や小鳥舞ふ

こんにちは。

◆「小鳥」は秋の季語で、季重なりになってしまいます。
 この形では下五の「小鳥舞ふ」が強く出てしまって中七の「河津桜」が脇役に回っている上に、季節感に違和感が出てしまいます。
 単純に「鳥」でいかがでしょうか?
◆きれいなものを「映ゆる」と言ったり、「鳥」を「舞ふ」と言ったりするのは、「素人さんが使いすぎてありがちになりすぎている言葉」です。積極的に変えたいワードです。

・日のあたる河津桜や鳥の来て

いかがでしょうか。

点数: 2

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