「残り物集めて小鍋小正月」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 残り物集めて小鍋小正月
なおじいさまご無沙汰しております。
定期ROMすらしておりませんでしたが、なおじいさまからのコメントはいくつか拝見しました。ありがとうございます。
こちらにはあまり顔は出さないと思いつつも、今年もよろしくお願いします。
さて、このサイトでの通常運転(笑)
御句で気になった点はふたつ+α
◆上五中七の報告感
省略したり語順を調整して説明感を減らしたいです。この句の場合は動詞の「集めて」が説明になっていますので省略でしょう。
◆「残り物で鍋をする」+「正月をすぎた時期」の組み合わせの類想感
季語「小正月」から作ったゆえに、小正月の因果から作ってしまった句なので、因果を外したいです。季語を変えてしまう方が簡単なのですが、「小正月」からのチャレンジですよね?
◆+αとして、「寄せ鍋」の意味で使う「鍋」に季語感があるのですが、この句では季重なりとまでは言いません。
ということで、俳句の技法「切れ」とか、説明の動詞を減らすとか、行為としての「鍋」ではなくモノとしての「鍋」の映像とか、いろいろ考えてみました。
・小正月残り物みな鍋の中
点数: 6