俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1341ページ目

「日向ぼっこ旱天に似て秋探す」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 日向ぼっこ旱天に似て秋探す

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
初心者さまでしょうかね?

「日向ぼっこ」とは冬の季語。現在の季節も、立冬を過ぎており、冬です。
『冬に秋を探す』という、コメントとはかなりかけ離れた意味になっています。

また「日向ぼっこ」という季語が、冬の寒い日に日の光で温まるために行われることなので、前提として寒い日ではない日向ぼっこというのも、言葉としてやや違和感を感じます。

秋なのに暑いという意味の季語では「秋暑し」「残暑」などがありますし、冬なのに暖かいという意味では「冬温し」などの季語があります。コメントの意味は、それらを使えばひとことで言えてしまうので、それらを使ってもっと俳句を膨らませてみるのもよいです。
ひとつひとつの日本語の意味を大事に、言葉を使っていかれるとよいかと思います。

今回はコメント通り「秋なのに暑い」として提案句を立ててみます。「旱天」という単語も、この内容では句をわかりにくくしているので、使わない方がいいとは思いますが・・・(わかって使ってらっしゃるかもしれませんが「旱」は夏の季語です)

・旱めく日差し浴びたり秋の昼

点数: 1

「日向ぼこ誘うラインの午後三時」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 日向ぼこ誘うラインの午後三時

こんばんは。

「ライン」がわかりづらかったですね。釣りをしていて、釣り糸(ライン)が眠気を誘うように動かない(あるいは揺れている)のかと思いました。
固有名詞ならば「LINE」とした方がいいと思います。このサイトでも、アルファベットは全角ならば入ります。

冒頭上五で「日向ぼこ」の映像を見せているかのような入りですが、まだ日向ぼっこを開始しておらず、誘うLINEが午後三時に来たことになってしまっているので、句と映像が若干ちぐはぐしています。

・日向ぼこ友のLINEに誘われて
  ⇒倒置法で、現在日向ぼっこ中

・十五時のLINEの誘う日向ぼこ
  ⇒まだ日向ぼっこは始まっておらず、これから日向ぼっこに行こうというお誘いなので、下五に「日向ぼこ」

こんな感じでいかがでしょうか。

点数: 2

「冬枯れや夫の薬を貰いゆく」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 冬枯れや夫の薬を貰いゆく

こんばんは。

下五「貰いゆく」が違和感でした。
往路(これから受け取りに行く)ならばまだ受け取っていないので「貰いにゆく」、帰り道なら「貰い来る」でしょうか。
「貰いゆく」ですと、ところどころで薬を受け取りながら、さらに別の目的地を目指していそうです。

さらに、「ゆく」「来る」「貰う」という自分の行動説明が必要かどうか?というところまでありますが・・・
「行く道は寂しい」とコメントにありますが、帰りは寂しくないのですかね?そこは表現するのは難しかったです。

・冬枯や夫の薬の嵩張りて
・冬枯や夫の薬の切れさうな

点数: 2

「C群にC群なりの日向ぼこ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: C群にC群なりの日向ぼこ

こんばんは。

群れなす動物の観察の句かと思いました。水鳥とか、ニホンザルとか。

「C群」には何でも入ってしまうので、このままでは映像がぼやけてしまうのではないかと思います。コメントから「C群」が人間(学生?)であるというのが本来の詠みのようですが、人間と確信できる情報が全くないのは難しいところですね。

また、発見の句で「~~に(の)~~なりの○○」という句はしばしばあります。
今回は○○の部分が「日向ぼこ」という人間の行動の季語ですので、~~の部分が人間では、あまり発見とはならないのではないかと。(ちなみに~~の部分が犬や猫でも、「日向ぼこ」では類想っぽいですね)

たとえば、季語「日向ぼっこ」のままなら、人間や擬人化の動物を避けて、
・街路樹に街路樹なりの日向ぼこ
とか?

点数: 3

「遠ざかるテールランプや虫の声」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 遠ざかるテールランプや虫の声

おはようございます。

歌の歌詞ならば無駄があってもいいのですが、俳句としてはと思うと。

◆車のテールランプが見えているということは、車の後背部を見ているので「遠ざかる」は当たり前ですねぇ・・・バックしてくるわけでもないので

◆車と「虫の声」の距離感をどう受け止めるかなのですが、
 ⇒車の音がはっきり聞こえているならば「虫の声」と喧嘩してうるさい
 ⇒「車が遠ざかって行って車の音が聞こえなくなったころに虫の声に気が付いた」という狙いだとすれば、句の時間が長すぎる
 ⇒車が最初っから遠い位置にいて、車の音は聞こえないとすると「遠ざかる」が効かない
 など感じます。借りてきた言葉だったせいかもしれませんが、リアリティが薄かったかも。

「テールランプ」「虫の声」どちら優先かで全く句が変わりそうで、それぞれ別の句にする、ということもあります。提案句はやめときます。

点数: 3

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