「招待券期限切れたり花の散る」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 招待券期限切れたり花の散る
おはようございます。
取り合わせの基本は「季語」+「季語と関係ない十二音」。
御句は、一見関係ないように見えますが
「期間が終わったもの」+「期間が終わったもの」の形になっていて、
関係ないとは言い切れない形。
そのため、取り合わせが効果を発揮しきれていないように思います。
言い換えれば「近い」形です。
ゆきえ様からもありますが、季語以外の十二音で「悲しい・寂しい」ことが伝わる場合、季語まで「悲しい・寂しい」を選んでしまうと、「十二音でわかってるのに、わざわざ季語で説明するの?」という句になりがちです。
御句の修正を「取り合わせの基本」で考えるなら、
1.十二音を寂しい・悲しいことがわからないようにするか?
2.季語を十二音から離すか?
ということになりますね。
1.の場合「期限切れ」と言わないのがまず方法として考えられますね。
・花散るや招待券にある期限
2.の方が取り合わせとしては簡単です。
・招待券期限切れをりうららけし
点数: 3