「ひまわりや轢けば少しは涼めるか」の批評
回答者 イサク
おはようございます。はじめまして。
「涼む」を季語とご存じということは、勉強してらっしゃいますね。
「厳しく」ということでそれなりのコメントをしてまいります。
二句同時投句で、こちらの句の方が面白い句材だったので、こちらにコメントします。(もう一つの句は冬の句で、季節感がコメントしづらいというのもありました。)
◆御句の場合「轢けば」が何を轢いたか明確になっていません。
普通に読めば「ひまわりを轢けば」っぽいのですが、「や」で切っているため、そこは確定できません。
なので御句は
「ひまわりや、動物を轢けば少しは恐怖心で涼めるだろうか」
「ひまわりや、人を轢けば少しは刑務所で涼めるだろうか」
などの怖い想像読みのできる句です。
作者が「ひまわりを轢けば」を意図して句作したならば、素直に「ひまわりを轢けば」とした方が良いとは思いますが。
季重なりについては「涼めるか」という疑問形ですし、句の意味としても季語の「涼み・納涼」とは違いますので、「涼む」に季語感が薄いです。「ひまわり」の句として気になりません。
点数: 0
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
季重なり