「息白く肩のはばたく行きの道」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
同時投句のもう一句と比較して、こちらはツッコミどころが多いです。
◆「肩のはばたく」の「はばたく」という比喩が、言葉は悪いですが非常にダサく感じました。
上下している、という意味で使っているのでしょうか?
◆「行きの道」という表現が非常に野暮ったく感じます。
少なくとも「行きか帰りか」というのは句の中で重要な情報には見えません。
五音にするためだけに「行きの」と入れたようにも感じます。
◆「息白く」と連用形で使っていますが、連用形とは「用言にかかる」ものです。さて、どこにかかっていますか?
「はばたく」にかかる?
「行きの」が名詞用法ですがここにかかる?
それとも連用形で一旦切れる?
ここがわかりませんでした。
など、この句はいろいろかっこよくない箇所が多い句になってしまっているように感じます。
「はばたく」「行きの」などを諦めて、「歩く・走る・行く」などの情報を入れたり、もっと具体的な状況を入れた方が、句の映像が鮮明になると思いました。
・息白し肩はずませて走る道
・息白しいまにも遅刻しそうな子
点数: 0
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全力疾走