俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1372ページ目

「ご立派な蜘蛛の巣軽く引きちぎる」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ご立派な蜘蛛の巣軽く引きちぎる

こんばんは。

「ご立派」「軽く」に対比的なものを置いたのかもしれませんが、そこに作為がちらほら・・
「引きちぎる」は動作の描写になっていますが、「軽く」は作者(作中の行為者)の主観・感想になっていますよね。
言い訳によくある「軽く触っただけなのに壊れた」「軽くたたいただけなのに大げさに痛がるなよ」というのと同じ「軽く」に見えました。この「軽く」は客観ではないので・・

・ご立派な蜘蛛の巣である引きちぎる

点数: 2

「黒塀の陰に紫陽花隠れをり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 黒塀の陰に紫陽花隠れをり

こんにちは。

風景はわかる句だと思います。

散文説明、という話は他の方からも出ています。

◆「影」と「隠れる」は両方入れてしまうと説明感が出ますね。どちらか省略したいと思いました。
◆紫陽花は「作者には見えている(存在を知っている)」のですが「隠れている」。
ここに矛盾というか物語の展開があるのですが、「先に紫陽花を見てから、ああ隠れているように見えるなあと思った」のか、「影に隠れている紫陽花を見つけたときの感動」なのか。後者なら語順を変えた方がいいかもです。
◆紫陽花は「どっしりとした結構大きな花」ですので、どのように「黒塀に隠れていた」と映像表現するか。ここが腕の見せ所ではないかと思います。

・黒塀の影や紫陽花とは丸し
・紫陽花や黒塀に隠るるごとく

点数: 1

「蝸牛伸びて縮んで一寸半」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 蝸牛伸びて縮んで一寸半

こんばんは。

横から話に入ります。
私も「伸びて縮んで」が移動だとは思いませんでした。この句は体長のことを言っているのだと思いました。
4.5cm。やや小さめのかたつむりですね。

以前、蝸牛の句を作るために観察を繰り返していました。
種類によるかもしれませんが、かたつむりは移動に「伸びたり縮んだり」を必要としない種類が多いと思います。
腹部(貼りついている部分)の蠕動運動で移動しますので、ほぼそのままの形で動いていきます。
なので「伸びて縮んで」では移動のことだと思えなかった、というのが私の感想でした。
↓参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=0eEANx2Ggs0

葉っぱから葉っぱへ渡るときなど、必要なとき「伸びて」いるのは観察したことがありますが、これはちょっと特殊な移動。

「尺取り虫」なら「伸びて縮んで」で確実に移動してますね。

ということで、もし「伸びて縮んで」を繰り返して移動しているかたつむりの動画があれば見てみたいなあ・・と思う次第でした。

一物と取り合わせについては、慈雨様と同じ認識です。

点数: 4

「知らぬこと知らぬと言わぬ夏の木偶」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 知らぬこと知らぬと言わぬ夏の木偶

この「木偶」、私のことですよね?
感想もつらつら書いたつもりでおりますが、
俳句で喧嘩するわけにはいかないので、二度とこのサイトに来ないようにします。ごめんなさい。

一応、あなたの読み方が他の方にも正しいと思われると困るので、私の句について補足。
(自句自解は嫌いですがやむをえず)
私の句の「右」は胴体のことではありません。ではどこでしょう?想像するか、もういちど観察してください。わたしは観察するまでは「右をつけば右がしぼむ」と思いこんでいましたが、観察した結果、左もしぼみました。

再度申し上げますが、二度とこのサイトには来ません。ごめんなさい。

点数: 2

「炎天や現場に響くファンの音」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 炎天や現場に響くファンの音

こんばんは。
なおじいさん、某所水曜おめでとうございます。それを言うためだけに来ました。

それからいろいろありがとうございます。私は悪くないなんてことはないと思います。このサイトではできる限り、句に対して自分なりに真摯にコメントするようにしているので、不愉快に思われる方も多いでしょう。投げっぱなしにはしないよう注意しているつもりですが、マウントをとられたくないと感じる方は過去にもいっぱいいたようですし、ある程度は仕方ないかと。

とはいえ「添削を依頼していない句を勝手に出され、勝手に評され、それに対する俳人の選評すら評する。それを全世界にオープンしているインターネットの場で書きこむ」というのはかなり・・とは思いました。
あの句自体はネットで公表されている句でしたので、ご自身のサイトで、ご自身の名前を出して、ご自身の責任でそういう評をするのはまだ許容の範囲内だとは思いますが。

で、ついで(?)に句にコメントして去ります。

コメントから連想ゲームっぽさを意図しているようでこの形なのだと思います。
「現場」は工事現場を想像させやすい言葉ですので、「ファン」は空調服みたいなものを想像しやすい句だとは思います。

とはいえ「現場」という言葉で終わらせるのは、受け手に対してやや乱暴な感じを受けます。具体性があった方が映像が立ち上がりやすいのではないかと思いました。
「扇風機」が季語ですので、「暑いときに涼しくなるためのファン」にも季語感が伴いますので、季重なり的な散漫さに注意ですね。直接見ていないから季語感は薄い、としたくて「響く」「音」を両方使っているのかな?

たとえば「響く」を省略してみます。

・炎天や工事現場にファンの音
・炎天や誘導員にファンの音

点数: 6

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