俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1326ページ目

「追憶の声のやうなる秋風鈴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴

おはようございます。

なおじい様と負乗様のやりとりが楽しそうなので参加です。

「追憶の声」が具体的な映像ではなく、受け手に負担がかかるところで、さらに「のような」という比喩にしているので、ふわっとしすぎるのではないかなあ?
と、なおじい様は言いたいのかと。
違ってたらすみません。

なので、たとえば「秋風鈴の音は追憶の声だ」と断定してしまいましょうか。

・秋風鈴鳴る追憶の声として

あるいは、距離を少し離して二物にします。

・追憶の声はやさしき秋風鈴

どうでしょ?

点数: 3

「秋風とおもちゃに胸ときめかせ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋風とおもちゃに胸ときめかせ

こんばんは。はじめまして。
俳句の世界へようこそ。
基本からいきましょう。

ひとつめです。
俳句の「五七五」というのは、音数(発音の数)で数えます。
つまり「五音、七音、五音」ということになります。

御句の「おもちゃ」は【お】【も】【ちゃ】という風に、三音になります。
つまり、中七で七音必要なところに【お】【も】【ちゃ】【に】【む】【ね】の六音しかありません。

この句の場合は「秋風とおもちゃに胸【を】ときめかせ」という風に、省略した助詞【を】をつかうことで解決できます。

ふたつめです。
句の意味自体が、実はよくわかりませんでした。

特に、上五「秋風と」の助詞「と」。この「と」がいまいちわかりませんでした。
「と」は「○○と○○」という風に、二つの言葉を並列につなげます。
ここをどんな意味で使っているでしょうか?

考えてみて、二つの可能性を思いつきました。
「【秋風と誰か(自分かも?)】が、おもちゃに胸をときめかせている」場合。
この意味で捉えた場合、「秋風がおもちゃに胸をときめかせている」という擬人化です。詩的ではありますが、「誰か」が省略されている意味がよくわかりません。

「【秋風とおもちゃ】に、誰か(自分かも?)が胸をときめされている」場合。
こちらの方が素直な受け取りですが、「おもちゃ」とともに「秋風」が並んでしまって、なぜ「秋風」なのかがよくわかりませんでした。
「誰か」が省略されている意味がよくわからないのも同じです。

「おもちゃに胸をときめかせ」が「秋風」とどんな関りがあるのか?と思うと、脇役の「おもちゃ」はちょっと置いておいた方がいいかと思いました。
例えば、季語である「秋風」をもう少し主役にして、胸をときめかせてみましょうか。

・秋風に胸ときめきてゐたりけり
・秋風や胸のときめくことのあり

点数: 2

「追憶の声のやうなる秋風鈴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴

おかえさま再訪です。
リアルはいいかげんな人なので怖がらないでー

私のコメントの真意が伝わっていない気がして、自分で少しだけフォローしておきます。

さまざまの事思ひ出す桜かな/松尾 芭蕉

良い句ですよねー。
私のコメントは、この句とは相反しないと思っています。提案のふたつの句には「追憶」を残したように、そこは反対はしていません。

芭蕉の句の良いところはたくさんあると思うのですが、そのうちのひとつは「思い出す」と言い切っている、ということではないかと。
(他にも切れ字「かな」の効果とか連体形「思い出す」とかいろいろありますが割愛です)

仮に芭蕉の句が「思ひ出すことのやうなる桜かな」だったら・・・

ここまでにしておきます。

点数: 4

「病室の派手な色紙笹飾り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 病室の派手な色紙笹飾り

出~遅れた~

おめでとうございます!
いまだN俳掲載なしのイサクです!
私にも掲載のコツを教えてください!

点数: 1

「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 疎開地と祖父の語りし花野かな

こんばんは。

推敲句というより、視点・表現を変えた別の句ですね。

「疎開地」が強いかなあ・・・「この花野はむかし疎開地だった」を説明しようとしている気がします。
その「疎開地」がなくなって「花野」になってしまったのか、昔から「花野」があったのか、どちらだろう?
と、こういう鑑賞になってきます。

げば様提案の取り合わせは上手すぎますが、取り合わせにすれば「季語」と「季語以外」を対等にしやすく季語を生かしやすいですし、理屈でつながらないので「今は目の前の花野を見ていますよ」、という詩になってます。

というわけで、敢えて別方向へ提案してみます。

・花野風祖父の疎開の里いまも

点数: 1

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