俳句添削道場(投句と批評)

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秋風とおもちゃに胸ときめかせ

作者 風野サファイア  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

俳句を作ったり、作らなかったりしていて自分の実力の程を知りたくなったので、添削をお願い致します。

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「秋風とおもちゃに胸ときめかせ」の批評

回答者 こま爺

おはようございます。

俳句には切れ字というものがあるのはご存知かと思います。切れ字はほとんどが「や」「けり」「かな」のいづれかです。

さて御句ですが、「や」を考えたいと思います。秋風やとするのはいかがでしょうか。秋風やとすると読者は「秋風が吹いているんだ」と一旦思いを止め、「それでどうしたの」と余裕を持って中七以降に期待することになります。そこでおもむろに、「おもちゃに胸をときめかすんだよ」と話しを進めることになります。
”秋風やおもちゃに胸をときめせ”

切れ字について一度ご検討よろしく。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「秋風とおもちゃに胸ときめかせ」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。
俳句の世界へようこそ。
基本からいきましょう。

ひとつめです。
俳句の「五七五」というのは、音数(発音の数)で数えます。
つまり「五音、七音、五音」ということになります。

御句の「おもちゃ」は【お】【も】【ちゃ】という風に、三音になります。
つまり、中七で七音必要なところに【お】【も】【ちゃ】【に】【む】【ね】の六音しかありません。

この句の場合は「秋風とおもちゃに胸【を】ときめかせ」という風に、省略した助詞【を】をつかうことで解決できます。

ふたつめです。
句の意味自体が、実はよくわかりませんでした。

特に、上五「秋風と」の助詞「と」。この「と」がいまいちわかりませんでした。
「と」は「○○と○○」という風に、二つの言葉を並列につなげます。
ここをどんな意味で使っているでしょうか?

考えてみて、二つの可能性を思いつきました。
「【秋風と誰か(自分かも?)】が、おもちゃに胸をときめかせている」場合。
この意味で捉えた場合、「秋風がおもちゃに胸をときめかせている」という擬人化です。詩的ではありますが、「誰か」が省略されている意味がよくわかりません。

「【秋風とおもちゃ】に、誰か(自分かも?)が胸をときめされている」場合。
こちらの方が素直な受け取りですが、「おもちゃ」とともに「秋風」が並んでしまって、なぜ「秋風」なのかがよくわかりませんでした。
「誰か」が省略されている意味がよくわからないのも同じです。

「おもちゃに胸をときめかせ」が「秋風」とどんな関りがあるのか?と思うと、脇役の「おもちゃ」はちょっと置いておいた方がいいかと思いました。
例えば、季語である「秋風」をもう少し主役にして、胸をときめかせてみましょうか。

・秋風に胸ときめきてゐたりけり
・秋風や胸のときめくことのあり

点数: 2

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「秋風とおもちゃに胸ときめかせ」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

風野サファイアさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。
字足らず、というか、正確には音数足らずとのことについては、イサクさんが丁寧にご指導くださっていますよね。
私も最初は、お、も、ち、ゃ、と数えていました(笑)。でも結局、そうするとリズムが悪いので、「あ、ちゃ、でひとつだな、と思うようになりましたよ。

風野さんもこの夏の暑さはもうたくさんで、秋の風が待ち遠しいですか。それって、子どもがおもちゃを買ってもらって、あるいは買うよと約束してもらって、早く遊びたいと楽しみにしている、そんな気持ちと同じと捉えて合わせてみたのかしら?
ですが、「秋風」って、気持ちが良くて胸ときめかせというより、なんか侘び寂び感がありますよね。
そこで私の解釈からいきますと、涼しくて、ああ気持ちがいい!ウキウキ、という様子であれば、「秋めく」とか、「秋澄む」あるいは「秋涼し」などがいいのかもです。

点数: 1

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添削対象の句『秋風とおもちゃに胸ときめかせ』 作者: 風野サファイア
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