俳句添削道場(投句と批評)

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疎開地と祖父の語りし花野かな

作者 卓鐘  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

以前の俳句ポストで並選だった以下の句の推敲句。
戦争を知らぬ我らも立つ花野

うーん。まだ一歩足りない感。戦争と花野来年また結実できるよう挑戦しよう。

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 ケント

こんばんは。
戦争(反戦)と花野をテーマ。
我がふるさとには、今でも自衛隊の某演習場があります。
この演習場と花野を前から詠みたいと思っていましたが、なかなか纏まりませんでした。
卓鐘さんの句に触発されてなんとか3句詠んでみました。まだ推敲は出来ておりませんが、是非卓鐘さんの感想をお聞きしたくお邪魔しました。
是非よろしくお願いいたします。

土煙る演習場の花野かな

儚きや演習場の花野原

花野みな演習場となりにけり

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

卓鐘様、こんばんは🙂
久しぶりのコメント、ありがとうございました。

拙句ですが、さすがに季語「花野」は不適切だったかも…(しかし、お題だったので…)秋の季語「花野」は、 いま少し広々とした"平原"といった感じですかね…
しかし、都会では「街外れ」はただの"場末"ですが、田舎では、街を外れれば、すぐに田畑や空き地です。都会の方らしい"違和感"かも…😅

御句、句意は分かります。が、「疎開地と」という句の繋ぎ方に違和感が…
しばらく前から、使われるようになった、"語り部"という言葉を借用して、
「語りべの祖父の疎開地なる花野」
とか…
コメントにある、
「戦争を知らぬ我らも立つ花野」
も悪くないと思いました。
何処かで聞いたような措辞ですが😄、「我ら」が、何気に良いですね…😉

宜しくお願いします。

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

卓鐘さん、こんにちは。
拙句「ゆうちゃみ」にコメント有難うございました。でしょ?という
感じ(笑)。

さて御句拝読しました。これはすごい句。正直、句選レベルと私は思います。芭蕉の名句の「夏草や〜」を思い起こさせますね。

私はかねがね、「花野」という季語には、そこに何か一つ加えて詠みたいと思っていました(みんなそうか?)。

御句はまさにその見本です。花々が咲き乱れる美しい土地を指差して、「ここは昔は疎開地でな・・・」とつぶやく老人の姿が浮かびます。
「ここは昔は戦場でな・・・」だと、よりインパクトがあるかもしれませんが、ここではそこまで考えないことにします。

時の流れ、無常、反戦、平和・・・
卓鐘さん、有難うございます。勉強させていただきました。

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

再訪です。
なおじいさんのコメントを読んで「疎開地と」の意味が分かりました。

花々が咲き乱れる美しい土地を指差して、「ここは昔は疎開地でな・・・」とつぶやく老人の姿が浮かびます。

そういうことですか、失礼しました。
良い句と思います。

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

さっそくですが、語りしでなるほど過去のことなんだなあと読み取れるんですが、語るが少しくどい表現に思えるので、軽く祖父もその疎開地に立ったことがあるという意味で「立ちたる」で良いのではと思います。
”疎開地の祖父の立ちたる花野かな”

以上ご参考迄に。

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。

御句。推敲を始めてるんですね、いいなあ。
こんな形はいかがでしょうか?

花野花野祖父に疎開の日のありぬ

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 ケント

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
退出しても、卓鐘さんとめでかやさんの句はいつも読ませて頂いております。
掲句、戦争をテーマに季語花野を詠まれたとの事。祖父の語る疎開時の凄絶な暮らしぶりがそのすべてを物語っていると思いました。素晴らしい句と思います。
作者と祖父が二人して花野をながめている景と、祖父から話を聞いていた疎開地を作者が一人で訪ねている景と二通りに読めました。
戦争も含め、人間による自然破壊により、季語花野なる花野はもう存在しないのではと思います。ただ人の心の中に、いつも有るのかなあと思います。
ですから、なかなかリアリティな花野が頭に浮かびませんね。
私も季語花野を詠みました。

いつの世もあらそひなきの花野かな

私にはこれくらいのストレートな句しか詠めません。
どうせリアリティが無いのであれば、もっと時代を遡り詠んでみました。

戦びと幾度たをれし花野かな

戦国時代の古戦場跡の草原をイメージして。
それでは。

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

推敲句というより、視点・表現を変えた別の句ですね。

「疎開地」が強いかなあ・・・「この花野はむかし疎開地だった」を説明しようとしている気がします。
その「疎開地」がなくなって「花野」になってしまったのか、昔から「花野」があったのか、どちらだろう?
と、こういう鑑賞になってきます。

げば様提案の取り合わせは上手すぎますが、取り合わせにすれば「季語」と「季語以外」を対等にしやすく季語を生かしやすいですし、理屈でつながらないので「今は目の前の花野を見ていますよ」、という詩になってます。

というわけで、敢えて別方向へ提案してみます。

・花野風祖父の疎開の里いまも

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 優子

句の評価:
★★★★★

卓鐘様
そうですね、戦争の語りは、苦しいし、嫌ですが、ずっと語り続けてほしいです。それから、タイガーマスクと楓みるの添削ありがとうございます。返信が大分遅れて本当に失礼致しました。楓みるはあまり良くありませんね💦タイガーマスクのような俳句を作れるよう、努力してまいります。

点数: 1

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「疎開地と祖父の語りし花野かな」の批評

回答者 ちゃあき

句の評価:
★★★★★

こんにちは。卓鐘さん、拙句への御意見どうもありがとうございました。
なるほど、こういう句こそ係り結びがよけれなんですね。今まで係り結びで成功したことはありませんので、これを機にまたいつかチャレンジしてみたいと思います。
御句につきまして、卓鐘さんのおじい様が疎開した年代と僕の母親が疎開した年代が近いとすると、卓鐘さんは僕よりもうんとお若い方だったんですねえ。
同い年くらいかと・・・。失礼しました。
・此 は 祖 父 の 疎 開 地 な り し 花 野 か な
またよろしくお願いします。

点数: 1

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