俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1480ページ目

「君からのチョコ青色の春動く」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 君からのチョコ青色の春動く

おはようございます。

なお様からも訂正でありますが「青」は春を表す色になります。
春夏秋冬で青、朱、白、玄、
二字熟語なら青春・朱夏・白秋・玄冬ですね。
二十四節気もそうですし、中国(特に漢文)の影響を受けている季節の言葉というのは大量にありますね。

この季節の移り変わりが、人間の一生にも例えられており、
青春(子)→朱夏(成年)→白秋(壮年)→玄冬(老年)という意味も持ちます。
日本語で言う「青春」が主に十代の判断力・経済力の未熟な若者を指すのも、ここから来ています。

で、御句。
◆「青色の春」、日本語としての「青春」を意識させたいのですね。
 ちょっとクドさ・しつこさを感じますし、上記の理由で「わざわざ言われなくても春は青色やねん」とツッコミの入る言葉ではあります。
 
◆「青色の春動く」の「動く」
 やや狙いすぎを感じる気もしますが、工夫しようという意識は悪くないと思いました。

俳句としては、
俳句は遠回しに言うのはあまり上手くいかないことが多いです。
先になお様より出ていますが、「チョコ」+「春の季語」で遠回しに言うよりは、「バレンタインデー」の季語を使った方のがよいと思います。
「バレンタインデー」の季語の本意に「青春・初恋・若者はなかなか渡せない」のような意味も内包されておりますので、そこを説明する必要もないです。

点数: 3

「巣はからつぽに蜜蜂の日和かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 巣はからつぽに蜜蜂の日和かな

こんばんは。

まずコメントなしでの鑑賞から参ります。

御句、「巣はからっぽに」が【鳥の巣】のことだと思いました。
子育てを終えた空の鳥の巣がそこにあり(季語ではありません)、蜂の天敵である鳥がいないことで蜜蜂が盛んに活動しているような、蜂にとっては平穏な「蜜蜂の日和」に見える、という読みでした。
また「巣はからっぽに」という表現のため、中七で登場する蜜蜂の巣ではなかろう、とも思いました。女王バチや幼虫すらおらず、近くを出入りする監視の蜂もいないわけですから・・・

そして、コメントを読んで混乱しています。

慈雨様も「蜂の巣が自明」というようなコメントをしていますが、コメントを読んで再度句を見ても、そういう意味にはとれませんでした。
みつかづ様は「天敵の肉食蜂の巣」を例に挙げており、私とやや近い受け取りになっているようです。
「からっぽ」のニュアンスの違い、な気はしますが。

経験からの机上の想像句は私も大量に読んでいますし、そこからの入選もしています。とはいえまずはお身体を整えて、俳句とお付き合いください。

点数: 4

「逃水やこゑに反抗期の兆し」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 逃水やこゑに反抗期の兆し

こんばんは。

できている句だと思います。
ただし、逃水が近いという感覚もありそうですし、季語が動くという感覚もありそうです。
もしも作者の判断の中で「逃げ水は近づいたら逃げていくもの⇒反抗期」というイメージで作っていたとしたら、理屈で作ったマイナスは出ているかもしれません。

・逃水やこゑにかすかな反抗期

点数: 2

「夏めいて色を帯びつつ電車窓」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 夏めいて色を帯びつつ電車窓

こんにちは。
すみません、「万年雑草」様という方に覚えがないのですが、初めましてでしょうか?

御句、
◆下五の「電車窓」が窮屈に感じます。
◆逆に上五中七のリズムが緩いので、調整できそうですね。
◆この句の「色」とはなんでしょうか?
 私は「夏色」という言葉に代表されるような、雰囲気の「色」の言葉だと思いました。
 悪くはないですが、具体性にはやや欠ける気がします。

・夏めいて電車の窓に夏の色
・夏めくや車窓は色を帯びゆきぬ

点数: 1

「コーヒーとナニワイバラに歴史あり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: コーヒーとナニワイバラに歴史あり

おはようございます。

「歴史あり」が何を言いたいのか句だけではわからず、コメントを見るまでわかりませんでした。

◆下五「歴史あり」がいわゆる凡人ワードです。
 新しくないモノにはだいたい歴史があります。たとえば「マイカーとソメイヨシノに歴史あり」とか、何でもできてしまう言葉なので。
 なにかすごく意外なモノに「歴史あり」と付けて、読者を感動させたリ驚かせることができたらOKなのですが。

季語は「ナニワイバラ」でしょうか?
 「なにわいばら」という和語を全部カタカナで表記すると品種名・分類名みたい、ということで嫌われることはあります(チューリップ、ヒヤシンス、フリージアなど歳時記にカタカナで掲載されているものは除きます)
 読者への負担を軽くする意味などあり、歳時記掲載の季語にするのが無難だとは思いますが、「浪花茨」「難波茨」の表記もありかもしれません。
 なお、「茨」は、「茨」だけでは単なる植物名のため季語にならないとされており、茨の花を季語として使う場合は「花茨」「茨の花」などとするのが基本です。

・喫茶店に茨の花や今年もまた

点数: 1

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