「羽田便穀雨の山河下に見ゆ」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 羽田便穀雨の山河下に見ゆ
おはようございます。
あらちゃん様、みつかづ様はわかってらっしゃるようですが、他の方向けに念のため。
【穀雨】という季語は【時候】の季語で二十四節気。
天文の季語ではないので、この句は「雨」のことは言っていません。
二十四節気【穀雨】には毎年絶対に雨が降る、そんなわけないですよね。
特にこの句は「穀雨の山河」というかたちで「穀雨という季節の山河」に注目しています。雨が降っているか降っていないかはこの句では注目していません。
(補足:二十四節気には他にも「雨水」「白露」「霜降」「小雪」など天文っぽい言葉がありますが、いずれも天文季語ではないので、天気のことは言ってません)
ということで句の話に・・・
◆下五「下に見ゆ」、特に「下に」が気になりました。「下に見る」という慣用句が頭をよぎるからでしょうか・・・?
・羽田便穀雨の山河越えゆけり
・機窓より見ゆる穀雨の山河かな
点数: 2