俳句添削道場(投句と批評)

よしはむさんの添削得点の高い順の2ページ目

ひっそりと山裾に朱を椿の実

回答者 よしはむ

添削した俳句: 艶々と山裾赤し椿の実

はじめまして。
椿の実のことはあまり知らなかったので、Wikipediaで調べてみました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%AD
こちらに写真が載ってあります。

写真で見ると、椿の実は青々した葉っぱの下になっているので、「艶々と山裾赤し」という表現のイメージとは残念ながら合わないと思われます。
この表現ですと、山裾が椿の実で赤く染まっているような雄大なイメージが湧きます。

椿の実は、どちらかと言えば、ひっそりとなっている感じですので、このように変えてみました。

私もいくつか添削依頼を出していますので、よろしければ添削をお願いします。

点数: 3

オホーツク海霧に消える夕日かな

回答者 よしはむ

添削した俳句: オホーツク海霧に沈める夕日かな

真波さん、はじめまして。
「沈める」だと、夕日を作者が人為的に沈めているかのような違和感があるので、「消える」にしてみました。

最初は、「オホーツク海霧に沈む夕日かな」にしようかと思ったのですが、沈むという表現が陳腐なように感じられたので、霧の濃さも伝えられるように「消える」に変えてみました。

海霧は、読み方を調べてみたところ「うみぎり」「かいむ」「じり 」と読むそうです。
じりとは、北海道地方に夏に発生する濃い海霧のことで、夏の季語です。
「海霧に沈める」だと、「かいむにしずめる」で中七が字余りになってしまうかと思ったのですが、「じり」なら大丈夫ですね。

ただ、特殊な読み方なので、「かいむ」と詠ませても字余りにならないように、中七は工夫した方が良いかなと思いました。

旅先で詠まれた句だけあって、その地方独特の表現が入っており、臨場感のある良い句だと思います。

点数: 3

初雪や担々麺の赤と湯気

回答者 よしはむ

添削した俳句: 湿気寒や担々麺の赤いかに

虚俊さん、こんにちは。
寒さと担々麺の熱さ、赤さのコンストラストが上手く効いている句だと思います。
赤を強調されるのでしたら、雪の白さと対比させた方がおもしろいかなと考えて、このように変えてみました。

>切れ字にも強弱があるとのことですが果たして「や」と「いかに」は同時に使うことはできるのでしょうか。また切れに三音も使うなら他の描写に使うべきでしょうか。

俳句の詳しいルールは存じませんが、「湿気寒や担々麺の赤いかに」ですと、「いかに」が疑問形のように感じられてあまり歯切れのよい終わり方ではないように思います。
「いかに」は他の言葉に変えたほうが良いと思いました。

点数: 3

「一瞬の光の闇やはだしのゲン」の批評

回答者 よしはむ

添削した俳句: 一瞬の光の闇やはだしのゲン

腹胃壮 さん、こんにちは。
どうも私の俳句「お前邪魔押しくらまんじゅう燕の子」の添削をしていただき、ありがとうございました。

「一瞬の光の闇やはだしのゲン」は、原爆が投下された瞬間の句ですね。
広島の原爆忌が8月6日ですので、時期的にも合う句だと思います。
光の闇という表現が文学的ですね。
すべてが見えなくなるほどの光の強さを、闇と表現したのだと思います。

はだしのゲンは、昔、学校の図書館で読んだのですが、古い作品ですので、今の若い人の中には知らない人も多いと思います。読む側に教養が必要なので、そこが難点であるように感じます。
はだしのゲンに代わる表現を考えてみましたが、原爆をそのまま表現すると、説明的になるので、この句は、これでOKのようにも思えます。
あまりまとまりがありませんが、感想でした。

点数: 2

虹かかりバスを見送るあの二人

回答者 よしはむ

添削した俳句: 虹待てりバスを見送るあの二人

こんにちは。
『虹を待てり』だと、『あの二人』の動詞が2つになってしまい、『見送る』動作が弱くなってしまうように感じたので、虹かかりにしてみました。
虹はあくまで背景にして、二人の動作に着目した句です。

点数: 2

よしはむさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

対岸に朱を散らしたり彼岸花

回答数 : 3

投稿日時:

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回答数 : 4

投稿日時:

熱燗や妻の小言は聞こえない

回答数 : 1

投稿日時:

初スキー恋の告白大ジャンプ

回答数 : 1

投稿日時:

よしはむさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

焼き車海老の目元に白き塩

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要望:厳しくしてください

鏡開き亡父がドンと木槌かな

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