俳句添削道場(投句と批評)

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小式部のあか緋とせし地主神

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: しきぶの実色づき初むる地主神

紫式部、晩秋の季語ですね。
実紫、紫式部の実、小式部、白式部など。
しきぶの実色づき初むる地主神
しきぶの実は式部の実とした方が、良いと思いました。
実の色づく様子を詠っておりますので、色を入れても良いかと思います。また地主神との関係性も詠いたいですね。
手直しの句は、地主神が、紫式部の実を色づけたのだと詠いたいました。
日本語は美しいもので、同じ音でも微妙な色の違いが表現できます。参考にしてください。

点数: 1

求婚の僕の目の端に扇風機

回答者 雨々

添削した俳句: プロポーズノーしか言えず扇風機

他にもご指摘があったとおり よくあるタイプの句だと思いました。
あまりにも見たままなのですね、だから川柳っぽいのかもしれません。

なので ここでは添削ではなく 同じシチュエーションで俳句っぽく作ってみました。

プロポーズをしている僕の目の端に首を振っている扇風機が映った、
これはフラれるかなー、汗
…これを 敢えて首を振るという動詞を使いませんでした。

俳句って、川柳よりも読み手に想像力を働かせて楽しんで貰うというテクニックもあるとおもうんです。
もちろん 見た通り、写生の句というのが一番というのが定説のがようですが
川柳は 笑いや揶揄、皮肉、自虐などを かなりつまびらかに言うところが面白いのかな、と個人的には考えています。

点数: 4

ノーとしか言えぬ空気や扇風機

回答者 ハオニー

添削した俳句: プロポーズノーしか言えず扇風機

扇風機のイメージで締めくくるというのは、季語である扇風機のイメージを使おうとした意図は見えます
ただ、扇風機が横に首を振る様子を、何かにつけてノーという意思表示の俳句はけっこう見ますね
上手い手直しの句ばかりなので、私はわざと「空気」とかいってユーモアに走ります
これぞ私っ!(

動詞の数を減らせば俳句になる、という意見ですが...
俳句は動詞1つがかっこいい、多くて2つ
これが失敗しづらい方法です
動詞3つ4つ使うとせわしなさが一句の中に出来てしまい、何を伝えたいのかよく分からなくなります
俳句は物に思いや状況を託すため、不要な動詞で説明するのはNGです

それが、俳句と川柳の差ではないかと思います
ちなみに私、読み手が川柳だと言えばそれは川柳だという、俳人らしからぬ弱腰の姿勢です
反面教師にしていただけるとありがたいです

点数: 2

首振りの扇風機止め誓う愛

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: プロポーズノーしか言えず扇風機

恵寿様今晩は。私の持論ですが、俳句はまず季語ありきだと思います。その季語をダイレクに詠むのか、付かず離れずの距離で詠むのか、取り合わせて詠むのか、いずれにしても季語を感じさせることが重要だと思います。解りづらく取り留めのないはなしですみません。

点数: 2

起きたのと季寄せ冬さす扇風機

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 扇風機季寄せ一気に冬と為す

新米様今晩は。面白い着眼点ですね。扇風機と季寄せで『き』が続くところが少しテンポが悪くなってしまうかもしれません。目を離した隙に、冬まで捲れてしまった。強風の設定だったのかもしれませんね。手直しの句は、季寄せが冬まで捲れた経緯について詠った句です。参考になればと思います。

点数: 0

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